家族葬とは?家族葬のメリットデメリットを一挙公開

最新編集日:2022年03月14日

家族葬とは?家族葬のメリットデメリットを一挙公開

「家族葬」
インターネットなどで安価な値段で紹介されていることから、漠然と「うちもいざとなったら家族葬で」と思っていませんか?
しかし、その内容をきちんと知らないと、想像していた葬儀とは全く違うモノになり、後悔することに。
たった一回の葬儀で後悔することのないよう、ここでは家族葬とは何か、メリットやデメリット、注意点を紹介します。

家族葬とは?

家族葬とは?

家族葬とは、一般的に家族や親族、親しかった友人知人のみで行う葬儀のことを言います。
しかし家族葬という言葉には明確な定義がなく、葬儀社や人によって認識が異なることも。
小規模になることが多いものの、明確に〇人~〇人までとは決められていません。

実際にジャニー喜多川さんの葬儀にはたくさんの事務所関係者が参列しましたが、それも「家族葬」と名付けられていました。

そして一口に「家族葬」と言っても、葬儀の日程ごとに大きく3種類に分けられます。
それぞれについて解説していきましょう。

火葬式(直葬)

火葬式(直葬)

火葬式(直葬)とは、家族葬の中でも最も簡素な形で行われるものです。

祭壇を飾ったり、お経を読んでもらったりするなどの儀式的なことは行わずに、亡くなった場所から安置場所、安置場所から火葬場に直行をして火葬を行います。

儀式的なことをしないため費用が抑えられ、時間的な負担も少なくないのが火葬式(直葬)の特徴です。
故人の身寄りが少ない場合(~5人程度)や、経済的余裕があまりない方によく選ばれています。

一日葬

一日葬

一日葬とは、通夜を行わずに、葬儀・火葬とを一日のみで行う葬儀です。

火葬式では少し寂しいけれども、負担を少し抑えたいという場合によく選ばれています。
通夜を行わない分、費用・時間の負担を軽減しつつも、しっかりと見送りの時間が取れるのが一日葬の特徴です。

二日葬

二日葬

二日葬とは、従来の葬儀形式通り、通夜・葬儀・告別式・火葬を二日間にかけて行う葬儀です。

家族だけで2日間かけてゆっくりとお別れの時間を過ごすことができます。
通夜の宗教的な意味合いを重視する方、ゆっくりとお別れの時間を過ごしたいという方に選ばれています。


大きく3種類の「家族葬」を紹介しました。
あなたがイメージしている家族葬はどれだったでしょうか?
一口に家族葬と言っても、様々なパターンがあります。どんな葬儀を行いたいのかを明確にして、葬儀社に伝えましょう。

家族葬のメリット

家族葬のメリット

それでは、家族葬のメリットを紹介します。

費用や時間の負担が少ない

家族葬では、費用や時間の負担が少なくなります。

葬儀費用は、参列者が多くなればなるほど、香典返しや飲食代の費用が大きくなります。
ま規模の大きい葬儀だと、大きな式場を借りたり大きな祭壇を飾る必要があるためその費用も当然かかります。
しかし家族葬であれば人数が少なく小規模になるため、比較的費用の負担を抑える事ができるのです。

また規模が大きければ、参列者への挨拶などもあり、比較的喪主が拘束される時間が長くなります。
しかし家族葬では、長時間拘束される心配はありません。
火葬式や一日葬の場合には、特に時間的負担は小さくなります。

参列者に気を遣わず気兼ねなく過ごせる

参列者を呼んでの葬儀となると、来てくださった方に挨拶をしたり、受付や会計の人を置いたり......とかなり気を遣います。

しかし家族葬では、身内や比較的近しい方々のみなので、気を遣っての形式的な挨拶などは必要ありません。
気兼ねなくお別れの時間を過ごすことができます。

事前準備の負担も軽減される

参列者を呼ぶとなると、失礼のないようにしっかりと準備をする必要があり、香典返しや料理を決めたりと諸々の事前準備に時間や頭を割かなければなりません。
また故人の関係者への連絡を行ったり、葬儀社と参列人数についての連絡を行ったりと、大切な方が亡くなって精神的につらい中でも相当な負担がかかります。

家族葬であれば、がちがちに準備を整える必要もなく、精神的につらい葬儀までの時間を比較的ゆっくりと過ごせます。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリット

メリットも多い家族葬ですが、もちろんデメリットもあります。

葬儀後に対応に追われる

家族や親族だけで葬儀を行った後に、知人や関係者に亡くなったことを連絡すると、
後日になって自宅へ弔問にいらっしゃる人や、郵送で香典を送られる方もいます。

葬儀に招いていれば、その当日だけで済む弔問客の対応。
家族葬にしただけで、相続や遺品整理の手続きなどで忙しい葬儀後にバラバラのタイミングで対応しなければならなくなる可能性も。

これを防ぐためには、葬儀前に訃報をお知らせし「弔問や香典、供花などは辞退する」ことをしっかり伝える必要があります。

親族とのトラブルの可能性

葬儀に対して、伝統的な考え方を重んじる親族がいた場合、家族葬にしたことに対して文句を言われるなどのトラブルになることも。
特に火葬式や一日葬の場合、宗教的な考えや伝統を重んじる方からは理解が得られにくいです。

葬儀の内容を決める権利は喪主にありますが、事前にしっかり相談をしておくことをオススメします。

自分の葬儀のせいで親族の関係にひびが入るは、故人としても浮かばれませんし、遺族としても気持ちの良いものではありません。

思ったよりも費用が安くならない

参列者を招いての葬儀の場合、いただいた香典を葬儀費用に充てることができます。

家族葬はそもそもかかる総額が少ない分、費用の負担は軽減されますが、香典がないためそのほぼ全てを負担しなければなりません。

参列者を招いて総額が大きくなっても、香典収入でまかなった結果、結局実質負担する金額はそこまで変わらない場合があります。
そのため単純に「費用が安くなるから」という理由だけで家族葬を選ぶ際には、少し検討をしてみてください。

家族葬はこんな人にオススメ

家族葬はこんな人にオススメ

家族葬とはなにか、そのメリットとデメリットを紹介しました。
これらを考慮に入れると家族葬は次のような方にオススメです。

・故人が高齢で、関係性のある方が少なくなっている
・火葬式や一日葬で費用や時間の負担を軽減したい
・親族の理解が得られる

反対に、故人がまだ若く関係性のある方が多い場合、家族葬はオススメできません。
※2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、故人の顔が広かった場合でも人をたくさん招いての葬儀は行わず、家族だけで見送ることが多くなっています。

家族葬については葬儀社に相談を

家族葬については葬儀社に相談を

「家族葬」=「安くて楽」
そのようなイメージだけで家族葬にしようとしている方は要注意です。
デメリットとして紹介した通り、一概に「安くて楽」とは言いきれません。

故人の生前の人間関係や、葬儀費用の予算、故人の生前の希望などがあれば、それらを総合して家族葬にするか、広く人を呼ぶかを判断しましょう。

どうしても判断がつかない場合には、状況を正直に葬儀社に話して相談をしてみましょう。
葬儀社はこれまで様々なケースを経験しているので、あなたの状況に合わせて提案をしてくれます。

「葬儀の口コミ」では、経験豊富でなんでも相談できる葬儀社を多数紹介しています。
葬儀を行う地域に近い葬儀社、口コミ・評判のいい葬儀社を選んで相談をしてみましょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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