【救急車と警察どっちを呼ぶ?】自宅で家族が亡くなったときの流れと対処法

最新編集日:2022年03月15日

【救急車と警察どっちを呼ぶ?】自宅で家族が亡くなったときの流れと対処法

日本人の8割が病院で亡くなると言われていますが、ときに入浴中の事故や、突然の発作などで自宅で亡くなることも。
「朝起きたら亡くなっていた」
「お風呂で突然の発作で亡くなった」

そんな時には救急車を呼ぶべきなのか?警察を呼ぶべきなのか?動かしてもいいのか?など混乱してしまうものです。

その時の対応を間違えてしまうと、下手したら殺人の疑いをかけられてしまう可能性もあります。
万が一のことがあった時に困らないよう、自宅でご家族が亡くなったときの対処法をご紹介します。

  

自宅療養中に亡くなった場合

最近では自宅療養で、終の棲家に自宅を選択する人が多くいます。

かかりつけの医師に連絡

病院と連携して、在宅医療をすすめているなか亡くなった場合には直ちにかかりつけの医師に連絡をします。
医師が死亡を確認し、死亡宣告というものを下します。
医師が到着する前に死亡していたとしても、医師が死亡宣告するまでは正式に死亡とは認められません。

そして「死亡診断書」を書いてもらい、葬儀の準備を始めます。
葬儀社に連絡をしても「死亡診断書」がないと何もできないので必ずもらってください。

また在宅医療でなく、通院で治療をしていた方が自宅で亡くなった場合も同様です。

自宅で突然亡くなった場合

事故や突然死、自死などによって自宅で亡くなった場合には注意が必要です。

具体的には、朝起きたら亡くなってた、お風呂の事故で亡くなったなどの場合。
一歩間違えると悲しみに暮れている中、殺人の疑いをかけられてしまうことにもなりかねません。

まだ息がありそうなら救急車を呼ぶ

まだ息がある、亡くなっているように思えても死後時間が経っていない場合は救急車を呼びましょう。蘇生する可能性もあります。

万が一蘇生出来なかったら、救急隊から警察に連絡がいくことになります。
亡くなっているかどうか分からないときには、とりあえず救急車を呼んでおくことをお勧めします。

確実に亡くなっていたら警察を呼ぶ

死後何日か経っていたり、明らかに亡くなっているという場合には警察に連絡をします。

警察が現場や死亡に至った経緯を確認します。
そして明らかに事件性がない場合以外には、「検視」に回されます。

医師の立会いの下、検視官が事件性の有無を検証します。
検視では「死因や死亡推定日時」「遺体の姿勢や損傷具合」「犯罪行為の証拠となる遺留品があるか」など外から判断できるもののみで事件性の有無を判断します。

事件性がないと判断された場合には、病院に引き渡され、医師が「死体検案書」というものを作成します。
これは死亡診断書とほとんど同じようなものです。
この死体検案書をもらわないと、葬儀を行うことができません。

事件性が疑われる場合には、遺体が司法解剖に回されます。

死因が特定されて死体検案書が出るまでは、葬儀の手配をすることができません。
葬儀社に連絡をして、費用などの相談をすることはできるものの、葬儀社も具体的に動くことはできませんので、注意してください。

一般的に事件性がなければ遺体は早ければ半日、一日程度で戻ってきます。

関連する記事 関連記事画像 警察から紹介された葬儀社の断り方 警察から突然、身内の死亡の連絡が入ったら、誰でも動揺するものです。 そのような状況の中でも葬儀行うために葬儀社を手配しなければならず、警察から葬儀社を紹介されることもあります。 この記事では、もし紹介された葬儀社に不安を感じた場合にどのように対応をしたらいいのかを解...(続きを読む

【要注意】遺体は動かさないで!

遺体や周りのものが動かされてしまっていると、事件性の有無の判断が難しくなるだけでなく、あらぬ疑いを掛けられてしまう可能性があるので気を付けましょう。

例えば入浴中の事故の場合。
救急車を呼んだとしても「裸の状態ではかわいそう」と思って服を着せてしまったり、ベッドに運んでしまったりしてしまいがちです。
救急隊により蘇生すれば問題はありませんが、万が一亡くなっていた場合には面倒なことになります。
遺体を動かしたことを証拠隠滅と受け取られかねず、警察から取り調べを受けることになります。
事件性があると思われてしまうのです。
場合によっては周囲にも聞き込みなどが行われ、近所の方を巻き込むことにもなりかねません。

そうなると、事件性がないと判断されて死体検案書が作成されるまでに数日間かかることになってしまいます。
先述した通り、死体検案書がなければ葬儀を行うことができません。大切な人を送り出してあげられないどころか、犯人扱いされてしまうことも。
そんなことにならないよう、とにかく、自宅で突然家族が亡くなったら、動かさずに救急車や警察を呼んでそのまま待ちましょう。



死は突然に訪れるもので、自分の身の回りでこのようなことが起こらないとは言い切れません。
自宅で身近な人が突然亡くなったら気が動転してしまうかもしれません。
ただそんな時に、「絶対に動かさない。」という事だけは覚えておいた方がいいでしょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

【知らなきゃ損】葬儀の情報一覧

トップ画像 葬儀費用の平均と安く抑える方法7選!誰が負担するのか、払えないときの対処法まで この記事は、 「葬儀の平均費用について知りたい」 「葬儀の費用を抑える方法について知りたい」 という方に向けて書いています。 葬儀社から見積もりを取ったものの、その金額か妥当かなかなか分かりづらいですよね。 今回は葬儀の平均費用と葬儀費用の抑え方も紹介しま...(続きを読む トップ画像 遺族へのお悔やみの言葉はなんて言ったらいいの?葬儀のマナーと気遣いのある一言 この記事では、 「葬儀で亡くなった遺族へのお悔やみの言葉ってどうしたらいいの?」 「マナーを守ったお悔やみの言葉って?」 という疑問にお答えします。 葬儀に参列する際、遺族に会う機会は結構あります。 その際黙って通りすぎるのではなく、大切な人が亡くなって悲...(続きを読む トップ画像 喪服にコートは着ていいの?色や素材、着用時の葬儀マナーを解説 この記事では 「喪服にコートは着ていいのか」 「自分のコートを着ていきたいけど、葬儀にふさわしいのかわからない」 「葬儀にふさわしいコートとは」 という疑問にお答えします。 寒い日の葬儀の服装は悩みますよね。 今回はマナーを守りながら防寒対策できる服装に...(続きを読む トップ画像 国葬って実際いくらかかるの?何をするか、過去の国葬費用も紹介 2022年9月27日に日本武道館で安倍元首相の国葬が執り行われます。 元総理大臣を国費で弔うことやその費用が巨額であることから話題を集めている国葬。 今回は国葬とは実際にどのくらいの費用がかかるのか、国葬とはどんなことをするのか紹介します。...(続きを読む トップ画像 葬儀に供える花「供花」とは?送り方・花代の相場・名前の書き方のマナーを解説 この記事では、 「葬儀に供える供花とは?」 「葬儀に供花を送る方法」 「供花の種類、相場、失礼にならないマナー」 について紹介しています。 葬儀に行くと会場内や祭壇まわりなどに名札のついた美しい花が飾られていますよね。 それらの花のことを「供花」といいま...(続きを読む トップ画像 【高額】互助会の解約には手数料がかかる!?トラブル例や解約方法を紹介 インターネットでは「やばい」と評されることもある互助会。 便利なサービスですが、昨今の葬儀形態の変化や掛け金が満期になったために解約を考える方もいるでしょう。 しかし、互助会の解約には解約手数料がかかる場合があります。 解約手数料が高額なために解約をやめる方もいま...(続きを読む トップ画像 コロナ禍でも葬儀はできる?コロナ禍での葬儀事例・具体的な感染症対策を紹介 この記事は、 ・コロナ禍でも葬儀を行う方法を知りたい ・家族がコロナで亡くなった際の葬儀の方法を知りたい ・コロナ禍の葬儀に呼ばれた時の断り方を知りたい という疑問にお答えする記事です。 新型コロナウイルス感染症が広がって約3年。 コロナ禍になってから葬...(続きを読む トップ画像 国葬とは?歴史や国民葬との違いをご紹介 銃撃により亡くなった安倍晋三元総理の葬儀が、9月27日に国葬の形で行われる方向で調整されているという報道が話題になっています。 話題になっているものの「国葬ってなんだろう?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、国葬とは何か?国葬の...(続きを読む トップ画像 【男女・年代別】ユニクロで喪服は買える!マナーを守ったお手頃な略喪服を紹介 この記事では、 ・ユニクロで喪服は購入できるのか? ・ユニクロの喪服は葬儀でのマナー違反にならないのか? ・ユニクロ以外で安価にすぐ喪服を用意する方法は? という疑問にお答えします。 急に葬儀が入るも喪服がすぐ調達できないときや喪服をもっていないとき、身近...(続きを読む トップ画像 夏の葬儀の正しい服装とは?マナーと暑さ対策を解説 この記事では、 <b>・夏の葬儀での正しい服装とは何か ・マナーを守りながら暑さ対策する方法</b> について書いています。 どんどん気温が上がっていく夏の日。 悲しいことですが、猛暑の夏は人が亡くなりやすい時期でもあります。 もし夏の日の葬儀に参列...(続きを読む
▶すべての記事を見る