親の葬儀に参列しないのは非常識?どうしても参列できない時の対処法

最新編集日:2022年02月05日

親の葬儀に参列しないのは非常識?どうしても参列できない時の対処法

血のつながった親でも、何らかの理由で葬儀に参列できない、したくないこともあるかもしれません。
その時にはどのように対処したらいいでしょうか?

親の葬儀に参列しない例や、その時の対処法についてご紹介します。

  

親の葬儀に参列できない場合

まずは事情により親の葬儀に参列「できない」場合です。

親の葬儀に参列できない事情として考えられるのは、仕事の都合、体調の問題、新型コロナウイルスの影響を考えて......などです。
実際コロナ禍で、仕事で海外にいるときに親が亡くなり、葬儀に参列できなかったというケースは少なくありません。
新型コロナウイルスで亡くなった千葉真一さんの長男である真剣佑さんも、海外での撮影があったために火葬や四十九日法要に立ち会うことができませんでした。

もし仕事の都合などで、葬儀の日程をずれせるのであればそれに越したことはありませんが、どうしても無理な場合は仕方ないことです。
他の親族に事情を説明して理解を得るしかありません。

葬儀前後で故人を供養できるタイミングがあれば、そのときにしっかりと弔ってあげましょう。

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親の葬儀に参列したくない場合

次に親の葬儀に参列「したくない」場合です。

「親との関係性が悪かった」「兄弟と仲が悪い」「宗教が合わない」などの理由で、どうしても葬儀に出たくないという理由が考えられます。

もちろん周りから見たら「非常識」と思われるかもしれませんが、葬儀に参列したくないということは周りの人には分からない事情があるのでしょうから、周りの声を気にする必要はありません。
ただ考えなければならないのは「今後の親族との関係性」と「自分が後悔しないか」の2つです。

親の葬儀に参列しないというのは、親に暴力を受けていた、お金をしきりにせびられていたなどの事情があり、それを親族が知っていた場合などを除いたら、反感を買う行為かもしれません。
今後の親戚づきあいに亀裂が入ってしまうことも考えられます。

また遺産相続の際にももめる可能性があります。
士業の方を通して形式的・事務的に進めていくという方法もありますが、もし今後有効な親戚づきあいを継続していこうと考えているのであれば、葬儀に参列することを検討してみましょう。

2つ目の「自分が後悔しないか」
こちらに関しては「後悔先に立たず」なので、判断できるものではないかもしれません。
少しでも「後悔するかな」と思うのであれば行くべきでしょう。
葬儀が終わってしまった後では、供養をすることはできますが、もう直接「故人の顔」を見ることはできません。

反対に「行くことでトラウマが蘇る可能性がある」など葬儀に参列した後のメンタルに悪い影響を及ぼす危険性があるのであれば参列をしなくていいと考えられます。

もし参列をしなかったことに後悔をしたなら、お墓参りに行くなど出来うる最大限の供養をしましょう。

自分が喪主になる立場だったら?

親の葬儀に参列しないけど、長男、長女などで自分が本来喪主になる立場だった場合にはどう対処したらいいでしょうか?

自分以外の親族がいる場合

喪主は一般的には故人から一番近い立場の人が行うとされていますが「誰がしなければならない」という決まりはありません。
自分以外に親族がいれば、事情を分かってくれる、または次に故人に近い立場の人に依頼をしましょう。

自分しか身内がいない場合

身寄りがいないと思われる方が亡くなった場合、役所で生活保護葬というものを行うことがあります。
しかしそれは税金を用いるものということもあり、役所は身内を探そうとします。
そして見つけると引き取って葬儀を行ってほしいという連絡をします。

もしその連絡が自分に来て、どうしてもそれを拒否したい場合はどうしたらいいでしょうか。
戸籍上親子であれば、基本的には拒否はできず火葬をすることは義務となります。
ただ完全に「知らない」を貫けば、結局各市区町村で火葬を行い、無縁墓に入ることになります。

また遺体の引き取りを拒否することと、相続関係は別問題です。
もし相続も放棄する場合には、死亡を知ってから3か月以内に家庭裁判所に届け出をする必要があります。

まとめ

親の葬儀に参列するか否か、参列「できない」事情があるならば心苦しいですが「仕方ない」と割り切るしかありません。
参列「したくない」場合には、今後の親族との関係性、自分が後悔しないかどうかをじっくり考えましょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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