家族葬・葬儀の見積書を見ても理解できない!見積りを簡単に比較する方法

最新編集日:2022年03月24日

家族葬・葬儀の見積書を見ても理解できない!見積りを簡単に比較する方法

少し前までは「葬儀の事前準備をするなんて不謹慎な!」という方も多くいらっしゃいましたが、「終活」という言葉も生まれ、事前に葬儀の相談をするのが当たり前の時代になりました。

ただ、数社から葬儀社から見積書を取り寄せたのはいいが「何を比較すれば良いかわからない」「どの項目が葬儀に必要かわからない」等で、結局事前相談した事が台無しになってしまう事もしばしば。

この記事では「家族葬・葬儀の見積書を見ても理解できない!」という人に対して「見積りを簡単に比較する方法」をお伝えします。

家族葬・葬儀の見積書から「火葬場・斎場・お坊さん」の費用は、除外しよう!

まず、複数の葬儀社から見積書が届いたら、火葬場・斎場・お坊さんの項目があるかをチェックします。上記の3項目が見積書に入っているならば、比較対象から除外します。

火葬場に支払う費用(火葬料)

まず、勘違いして欲しくないのは「あくまで葬儀社の見積りを比較する」為に「火葬場に支払う費用(火葬料)」を除外しているのであって、火葬料は葬儀をおこなう際は、必ず費用となる費用です。

火葬場に払う費用を火葬料と言います。東京都の場合は、落合斎場町屋斎場など民営が運営している火葬場や南多摩斎場など市区町村が運営している公営の火葬場があります。

火葬料は、民営の火葬場が高く公営の火葬場が安いこともありますが、どこの葬儀社に頼んでも火葬料金は変わりません。その為、比較しているA社とB社のどちらの葬儀社に依頼をしても同じ火葬料になります。

火葬場は、公的な機関ですのでインターネットで「落合斎場 火葬料」などで調べると金額をすぐ確認する事ができます。もし公開されている火葬料より高い場合は「水増し請求」されている可能性があります。

斎場に支払う費用(式場使用料)

斎場は通夜や告別式をおこなう際に利用する場所の事です。呼び方は複数あり「斎場」「式場」「葬儀場」などと呼ばれます。意味合いは全て同じです。

火葬料と同様に「葬儀社の見積りを比較する」為に除外するのであって、一日葬(告別式)、二日葬(通夜+告別式)を行う場合は、必ず費用が発生します。

斎場の費用はその斎場へ支払う利用料になるため、場所によって様々ですし部屋の大きさによっても様々です。

例:南多摩斎場(第1式場):140,000円
例:町屋斎場(雪):248,050円

上記の金額は、どの葬儀社に依頼しても同じ金額です。

ただ、「〇〇斎場は〇〇葬儀社でしか利用できない」という場合がありますので注意が必要です。

例:ファミリーホール聖蹟桜ヶ丘はサン・ライフが運営している為、サン・ライフで葬儀をする人しか利用できません。

お坊さんに支払う費用(お布施)

お布施という言葉は聞いた事があると思いますが、これは僧侶に支払う金額で、葬儀社は関係ありません。

よく目にする、週刊誌やニュースサイト、格安葬儀紹介サイトなどで紹介されている「葬儀費用は高すぎる」的な参考金額はお布施を含んで紹介されています。お布施が高すぎるという現実はありますが「葬儀費用=お布施も含む」は間違った認識ですので、注意しましょう。

ただ例外として、自分でお坊さんを呼べない(知り合いがいない)場合、葬儀社にお坊さんを紹介してもらう場合があります。その際は追加料金として「お坊さん紹介料」が発生します。

「お坊さん紹介料」は葬儀社によって違いますので、比較するべき項目です。

家族葬・葬儀の項目は「固定費・変動費」があるので、分別しよう!

実は、葬儀の項目というのは言葉としてしっかりと定義されておらず、葬儀社によって呼び方や解釈が様々です。

項目の言葉で比較するより、葬儀社に電話して「この見積金額には○○は入っていますか?」とQ&A方式で聞くのがポイントとなります。

また、項目の中でも参列者が増えても変わらない「固定費」と、参列者が増えたら変わる「変動費」があります。

まずは、その分別をしましょう。

葬儀の見積項目「固定費」

家族葬や葬儀の場合の固定費一覧です。
葬儀社へ「この見積り金額には○○は入っていますか?」の言葉で問いかけてみてください。また、見積りに入っていない場合は、「いくらになりますか?」と下記の項目毎で金額を聞きましょう。

・棺
・祭壇
・後飾り・お骨飾り
・遺影写真
・役所手続き代行
・収骨容器(骨壺)
・ローソク・線香
・仏衣(白装束)
・安置用シーツ(防水シーツ)
・枕飾り
・霊柩車(斎場から火葬場まで)

葬儀の見積項目「変動費」

家族葬や葬儀の場合の変動費一覧です。

費用が変動する原因は3つあります。「参列者」と「火葬日までの期間」「病院から安置場所までの距離」です。


【参列者で変動する項目】

葬儀社へ「この見積金額の○○は、参列者が何名の場合ですか?」の言葉で問いかけてみてください。また、見積りに入っていない場合は、「一人あたりいくらになりますか?」と下記の項目毎で金額を聞きましょう。

・運営スタッフ
・会葬礼状(式に参加した方へのお手紙)
・返礼品
・食事


【火葬日までの期間で変動する項目】

葬儀社へ「この見積金額の○○は火葬日までの期間は何日で計算していますか?」の言葉で問いかけてみてください。また、見積りに入っていない場合は、「1日あたりいくらになりますか?」と下記の項目毎で金額を聞きましょう。

・安置料
・ドライアイス


【病院から安置場所までの距離で変動する項目】

葬儀社へ「この見積金額の○○は何キロで計算していますか?」の言葉で問いかけてみてください。また、見積りに入っていない場合は、「何キロあたりいくらになりますか?」と下記の項目毎で金額を聞きましょう。

・寝台車(お亡くなりの場所から安置場所まで)

実は、どの葬儀社の料金も、ほぼ同じ!

前項で記載した

(1)火葬場・斎場・お坊さんを比較から除外。
(2)葬儀費用の変動費を同条件にする。

上記の2つおこなうと、複数の葬儀社の料金を比べてもあまり差がない事がわかります。

実は、上記以外の要因で差が発生するとしたら人件費と利益分しかないので、「非常に高コストの人材を雇っている」もしくは「多くの利益を計上している」場合は、費用が高くなり逆は安くなります。

葬儀社なんてどこでもいいんじゃない?

費用が同じであれば「どこの葬儀社にお願いしても一緒じゃない?」と思うかもしれませんが、電話応対した葬儀社の雰囲気や人柄は非常に重要です。

実は葬儀は、事前に想定していた内容通りに行かない事も多くあります。

例えば、
参列者が急に増えてしまった。
火葬場が予約で一杯、火葬まで10日もある。
葬儀に参列はできないが、安置中に面会したい人がいる。
親族に濃厚接触者がでてしまった、Zoomで参加させてほしい。。

など、当初予定していたプランには無い事態が発生する事もあります。

そんな時に問題解決できる葬儀社や葬儀スタッフを見つけておくことが重要です。また、そんな葬儀社を見つける為に過去の事例や口コミなどから葬儀社を探せる「葬儀の口コミ」をご利用ください。

この記事を書いた人

亀井 洋一

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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