戒名を付けるお金がないときどうする?戒名なしでの葬儀、安く戒名を付ける方法を解説

最新編集日:2022年11月09日

戒名を付けるお金がないときどうする?戒名なしでの葬儀、安く戒名を付ける方法を解説

この記事は、
「戒名を付けるお金がないとき、どのような対処ができるのか」
「戒名を付けずに荼毘に付すことはできるのか」
「安く戒名を付けることはできるのか」
という疑問にお答えします。

戒名を付けるにはまとまったお金を僧侶にお支払いしなければなりません。
しかし、突然の葬儀で戒名をつけるお金がないときはどうしたらいいでしょうか。

ここでは戒名をつけるお金がないときの方法について紹介します。

  

戒名を付けるにはいくらかかる?

戒名とは、仏門に入った証として授けられる仏の世界での名前です。

「文献院古道漱石居士」など、位牌などに書かれている漢字の名前ですね。

実は戒名は「院号」「道号」「戒名」「位号」の4つの要素から成り立っています。
「院号」:身分の高い人や社会的地位のある人につけられます。
「道号」:その人の人柄を表す漢字が入ります。
「戒名」:先祖や仏様から受け継ぐ字を付けます。
「位号」:性別や信仰心などによるランクが入ります。

戒名料は「位号」のランクによって変わってきます。













 



位号のランクと相場
位号のランク相場価格
信士・信女20~30万円
居士・大姉40~60万円
院信士・院信女30~100万円
院居士・院大姉80~100万円

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戒名を付けるお金がないときどうする?

戒名を付けるお金がないときにはどのような対処をすればいいのでしょうか。

戒名を付けるお金がないときの対処は次の4つです。
お寺さんに相談する戒名をもらわずに荼毘にふす安く戒名をつけてもらう自分で戒名を付ける

それではここから詳しく紹介していきましょう。

①お坊さんに相談する

戒名料を払うお金がないときは、まずはお坊さんに相談してみましょう。

戒名料の支払いを待ってくれたり、分割での支払いにしてくれたりと融通を効かせてくれる場合があります。
現状手持ちがなく戒名料を支払えないこと、故人をきちんと送り出したいことなどを説明して考慮してもらいましょう。

②戒名をもらわずに荼毘にふす

結論から言うと、仏教徒であっても戒名を付けずに荼毘にふすということは可能です。
しかしすでにお世話になっている菩提寺がある場合には難しい可能性があります。

戒名をもらわない場合は、戒名を付けない際には、お坊さんを呼んでの葬儀などの宗教的な儀式をしないことが前提になります。またお寺のお墓に入ることはできません。戒名をつけずに荼毘に付す例は、無宗教葬→火葬→霊園などにお骨を入れる・散骨などです。

戒名をもらわないデメリット

戒名をもらわないで荼毘にふす際、残念ながらデメリットもいくつかあります。
ここからはそのデメリットを紹介いたします。

仏式のお墓に入れないことがある

先述したとおり、戒名とは仏門に入った証として付けられた仏の世界の名前です。
戒名をもらわない場合には、仏式のお墓に入れないことがあります。

位牌に戒名がかけない

位牌とは故人の霊を祀るための木製の木札のことです。
位牌には故人の戒名・俗名、生年月日、享年が書かれ、故人の魂が戻ってくる場所になっています。
一般的に位牌の表面には戒名が入りますが、戒名をつけない場合は表面に俗名が入り、最下部には「霊位」や「位」と書かれます。
「戒名がないと故人の魂が戻ってこれない」ということはありません。

親戚や世間からの批判

仏式の葬儀では、一般的に戒名を付けることが当たり前となっています。
そのため戒名を付けないことによって、親戚や世間から批判を受ける可能性があります。

③安く戒名をつけてもらう

次に、安く戒名を手に入れる方法について説明します。

生前に戒名を授かる

生前に戒名を授かることで、死後につけるよりも値段が安くなる傾向にあります。

生前戒名にすることで、本人の希望によって戒名のランクを決めることができるからです。
大切な人にプレゼントを贈るとき、少し高価なものでも奮発したくなるものですよね。そのため家族が死後に戒名を付けるよりも、自分で自分の戒名を付けた方が金額が安くなることが多いです。

ネットでの戒名授与サービス

戒名を授けてもらう際に、戒名授与サービスを利用するという方法もあります。
戒名授与サービスとは、インターネットから申し込めるお坊さんに戒名だけを付けてもらえるサービスです。

戒名授与サービスなら、一般的には数十万円かかる戒名の値段が数万円でつけてもらうことができます。
特定の寺院の檀家になりたくない人にもオススメのサービスです。しかしすでにお世話になっている菩提寺がある場合には難しい可能性があります。

戒名のランクを下げる

先述したとおり、戒名にはランクがあり、上位の戒名なら100万円近い金額になります。
安価に戒名を付けるには、ランクを下げることも検討してみましょう。

④自分で戒名を付ける

戒名は自分でもつけることができます。
実は、戒名は要件を守っていれば自分でつけて問題ありません。

ただし自分で戒名を付ける場合には、菩提寺に確認をとりましょう。
ここでは、自分でつける際のポイントを3つ紹介します。

戒名は俗名から1文字、尊敬している人から1文字取る

まずは戒名からつけていきましょう。

戒名は漢字二文字で成り立っていることが多いです。
自分の今の俗名から文字を1つ、尊敬している人や親などから文字を1つもらってつけるといいでしょう。
もし思いつかない場合は、仏や経典などからとってもいいでしょう。

道号はその人の性格を表す漢字

自分の性格を漢字二文字で表すようなイメージで考えてみましょう。
優しい性格の方なら、「優室」「優雲」、誠実な方なら「誠岳」などが挙げられます。

有名人の戒名などを参考にしてもいいかもしれません。
樹木希林:希鏡啓心大姉
石原裕次郎:陽光院天真寛裕大居士

院号は架空の寺名で付ける

院号とはそもそも退位した天皇の住まう宮殿を指します。
院号は自分が故人になってから住みたい寺院の名前を付けましょう。

こちらも有名人の戒名を参考にするといいかもしれません。
西郷隆盛:南州寺殿威徳隆盛大居士
石森章太郎:石森院漫徳章現居士

戒名以外で葬儀費用を下げる方法

戒名の費用を下げるのではなくて、葬儀の他の部分を抑えることで費用を下げられます。
詳しくは場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

葬儀の規模を抑える

葬儀社にはいくつかの葬儀プランを用意しているところがあります。葬儀のプランを安いものに設定することで、大幅に費用を抑えることができます。

最近では費用を抑えるために、身内や親しい友人だけで行われる家族葬やお通夜を設けない一日葬、直接火葬場に行く火葬式など様々なニーズに合わせたプランがあります。

予算にあったプランにすることで安価に抑えることができます。

祭壇などのグレードを抑える

棺や祭壇は家族が用意することが難しい仏具です。
したがって、葬儀社側からグレードの高い祭壇を勧められたり、生花のボリュームアップを促されたりする場合が多いです。

しかし棺や祭壇のグレードを最小限に抑えることで、数万円~数十万円の節約が可能になります。見栄を張らずに予算に沿ったものを選びましょう。

また葬儀社のプランの中に棺・祭壇が含まれている場合、値段が明記されていないこともあります。
その場合は葬儀社に問合せてみるか、複数の葬儀社から見積もりを取り寄せて比較することで、適当な値段のものを選ぶことができます。

市民葬・区民葬を活用する

市民葬・区民葬とは、各市町村がその住人にむけて安価で葬儀を提供しているサービスです。 一般的に故人または喪主がその市区町村に住民票がある場合に適用されます。

民間の葬儀社に頼むよりも大幅に価格を抑えることができます。
しかし、行政のサービスであるため、葬儀の執行に必要な最低限の内容しかないことがほとんど。

自治体によっては市民葬・区民葬制度がないところもあるので、検討している方は役所にて確認しましょう。

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まとめ

ここまで、戒名を付けるお金がないときの対処法についてお話してきました。
戒名を付けるお金がなくてもいくつかの対処法があります。
家の金銭事情を考えて、良い選択ができるといいでしょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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