「直葬(火葬式)」とは?メリットデメリット一覧

最新編集日:2022年03月17日

「直葬(火葬式)」とは?メリットデメリット一覧

葬儀といえば通夜・葬儀・告別式・火葬を行うのが一般的でしたが、最近では「直葬」というものを耳にすることも増えてきました。
人があまり集まらず、短時間で行えることから、コロナ禍では直葬を選択する人も急増していました。

葬儀社のホームページなどで「直葬プラン15万~」のようなものを見たことがあるでしょう。
直葬は「価格が安いというメリット」がある分、デメリットもあります。ここではそのすべてを一挙公開します。
※「火葬式」とも呼ばれます。葬儀社によっては「直葬」と「火葬式」を明確に分けているところもありますが、こちらの記事では同じものとしてご説明します。

直葬(火葬式)ってなに?

直葬とは、葬儀を行わずに「火葬のみ」を行うことを言います。安置した場所から直接火葬場へ行き、荼毘(だび)に付します。
時間的にも、費用的にも負担が最も少ない葬儀形式と言えます。また故人が高齢で葬儀に来る人があまりいないということから選択する人もいらっしゃいます。
少人数かつ短時間で行うことから、コロナ禍で急増しました。

家族葬・密葬との違いは?

似たような言葉で「家族葬」や「密葬」という言葉を聞いた事はありませんか?
これらは「直葬」とは性質が異なります。
家族葬や密葬は「葬儀」を行います。
その規模や方法によって名前の呼び方が変わるので、そもそも「葬儀」を行わない「直葬(火葬式)」とは全く異なるものです。
家族葬は、家族や親族など近しい人のみで葬儀を行います。
【参考】家族葬の詳しい情報はこちらをチェック

「密葬」とは、後から大規模な葬儀やお別れ会、社葬等を行う前提で事前に家族だけでまずは葬儀・火葬を行うことを言います。

直葬・火葬式のメリット

直葬・火葬式には大きくつの3メリットがあります。

費用の負担が少ない

葬儀を行うには、思っているよりも多額の費用が必要になります。
葬儀費用は平均で195万円です。(2017年度 日本消費者協会アンケート)

一方で直葬(火葬式)なら、費用は30万円程度であり、安いところでは20万円を切ることも。
経済的な余裕があまりない場合には直葬(火葬式)がオススメです。

またはお金に対する考え方で「死んだ人よりも、生きている人にお金を使うべきだ」という人からも選ばれる傾向にあります。

体力的・精神的負担が少ない

葬儀を行う際には、参列者への対応を考えなくてはなりません。
受付係の手配・挨拶・香典返しなど・・・。家族が亡くなり、悲しみに暮れる中これらを行うとなると、体力的にも精神的にもかなり負担がかかります。
一方で直葬(火葬式)は少数の親族のみで行うため、そのような負担を軽減することができます。

費用や時間の負担も少ない

直葬(火葬式)なら、火葬を行うだけなので、半日もかからず終わります。
また火葬だけであれば、火葬場の早い時間帯が空いていたりするので、火葬までの期間があまり長引かない傾向にあります。
火葬までの時間がかかると、安置室の使用料やドライアイス代など費用がかさむので、火葬までの時間は短いほうが費用面でもありがたいです。

直葬(火葬式)のデメリット・注意点

メリットもある直葬・火葬式ですデメリットや注意すべき点もあります。

親族の理解が必要(うるさい親族がいる人は注意!)

葬儀に参列してお別れをしたいという親族や知人の方々に、直葬(火葬式)を行う旨をきちんと理解してもらうことが必要です。

直葬(火葬式)を行ってから、亡くなったことを報告するパターンもありますが、親族の中に宗教的伝統を重んじている方がいる場合「どうして言わなかったんだ!」「直葬(火葬式)なんて!」と後々トラブルになることも......

後から弔問客が殺到するかも?

直葬(火葬式)を行ったあと、故人とのお別れを望む方から弔問の申し出があるかもしれません。
そんな連絡がたっくさん来て、しかもタイミングもバラバラだったら......。
遺品整理や相続や保険の手続き等、火葬が終わっても、しなくてはならない事がたくさんある中で弔問客の対応をするのはとても大変です。
葬儀を行って、一日で済ましてしまった方が楽だったと後悔するということもあります。

直葬(火葬式)を嫌がる葬儀社もいる

直葬(火葬式)は費用が30万円程度で、20万円を切ることもあります。
そのため、葬儀社にとっての利益はかなり少額です。

だから直葬(火葬式)を断る場合や、遺族の意向を無視して、葬儀を行うように強引に推し進めるような葬儀社もたまーにいます。
遺族が直葬(火葬式)を希望すると言うと、担当者の態度が悪くなるなんてことも。
(火葬式)を行いたい場合は、問合せの段階からきちんとその旨を伝え、相手の反応が悪いと思ったら、他の葬儀社も検討することをおススメします。

納骨ができないことも

菩提寺がある場合には、注意が必要です。下手したら、納骨を断られることも。
基本的にはそのお寺の宗派に沿って葬儀を行い、そのお寺のお墓に納骨します。その宗派の教えに従って「通夜・告別式をきちんと行うべき」と強いこだわりを持っているお寺の住職の場合には、その形式に従わないといけません。

そのため、直葬(火葬式)を行いたい場合には必ず菩提寺に相談しましょう。
理解を得ないまま直葬(火葬式)を行った場合、関係性が悪くなったり、最悪の場合には納骨を断られてしまい、納骨先を探さなければならなくなる場合も。

とはいえ柔軟なお坊さんも多く「ご家族の意向であれば」「49日の法要をきちんとすれば問題ない」とOKしてくれるケースもあるので、まずは「直葬で考えているのですが、お墓に入ることはできますでしょうか」と聞いてみましょう。

火葬場で読経する「炉前読経」と呼ばれるものをしてもらうこともできるので、相談してみてください。

まとめ

直葬(火葬式)は遺族の負担が少ないという点ではいい選択肢です。
故人の意向や、生前の交友関係なども鑑みて本当に葬儀を行う必要がないかしっかりと考えた上で、選択しましょう。
直葬(火葬式)と言っても、火葬の前にゆっくり時間を過ごしたりできるプランを提供している葬儀社もあるので、合わせてチェックしてみましょう。

【参考】火葬式でも棺にお花や好きなものを入れたりできる東京都新宿区の葬儀社「東京葬儀」(一都三県対応)

【参考】火葬式の前にゆっくりと過ごせる安置室を完備している東京都品川区の葬儀社「昭和セレモニー」(一都三県対応)

この記事を書いた人

亀井 洋一

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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