- ただし、失礼のないよう以下3つのポイントを意識しましょう。
- ・口頭でのみ使用する
- ・葬儀の場で使用する
- ・心を込めて伝える
それぞれ解説していきます。

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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 意味 | ・相手の不幸を悲しみ、気の毒に思う気持ちを表す言葉 ・「お気の毒です」「お悔やみ申し上げます」と同義 |
| 使える場面 | ・通夜・葬儀の場で遺族に直接会った時 ・受付で香典を渡す時 ・遺族にお悔やみを述べる時 |
| 使えない場面 | ・メール、手紙、電報 ・LINE |
| 注意点 | ・重ね言葉・忌み言葉は避ける ・心を込めて、落ち着いたトーンで伝える ・口頭の場面で使用する |
「ご愁傷様です」は使ってはいけない言葉なのでしょうか?
「ご愁傷様です」は、お通夜や葬儀の場では相手の悲しみに寄り添う適切な言葉です。しかし、普段の場や皮肉として使われると失礼に受け取られることがあります。正しい場面で使えば、思いやりを伝えるれっきとしたお悔やみの言葉です。また、言葉に「心よりお悔やみ申し上げます」などを添えることで、より丁寧に伝わります。状況や相手に応じて使い分けることが大切です。
「ご愁傷様です」を使うときに気をつけるべきことは何ですか?
使い方によっては皮肉や軽視と受け取られることがあるため、注意が必要です。お悔やみの場では、真摯な態度で丁寧に伝えましょう。「重ね重ね」や「終わる」といった忌み言葉や重ね言葉は避けます。また、メールや手紙では「お悔やみ申し上げます」などの言い換え表現が望ましいです。適切な場面と方法で使うことで、相手に配慮した伝え方ができます。
「ご愁傷様です」に代わる表現にはどのようなものがありますか?
「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りします」「哀悼の意を表します」などがあります。「お悔やみ申し上げます」は宗教や関係性を問わず使えます。「ご冥福をお祈りします」は仏教徒に適した表現で、他の宗教では避けた方が良い場合があります。「哀悼の意を表します」は公式な場や手紙で広く使われる表現です。状況や相手に応じて、最適な表現を選びましょう。
「ご愁傷様です」と言われたときの適切な返事はありますか?
「痛み入ります」や「恐れ入ります」などが適切です。「痛み入ります」は相手の気遣いに深く感謝する際に使います。「恐れ入ります」は恐縮の意を伝える丁寧な表現です。「ありがとうございます」も率直な感謝を伝える言葉として適切です。また、言葉を発さず黙礼するだけでも感謝の意を示せます。自分の気持ちに合った返答を選ぶことが大切です。
家族を亡くした人にかける言葉は?
通夜や葬儀の場では「ご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」が最も一般的です。メールや手紙では「お悔やみ申し上げます」を使用し、相手との関係性に応じて「突然のことで驚いております」「お力落としのこととお察しします」などの言葉を添えると、より心のこもった印象になります。大切なのは形式的な言葉より、相手を思いやる気持ちを込めて伝えることです。
ラインで亡くなった方にかける言葉は?
LINEなどのメッセージでは「この度はお悔やみ申し上げます」「心よりご冥福をお祈りいたします」という表現が適切です。「ご愁傷様です」は口頭専用の言葉のため、文章では使わないようにしましょう。親しい関係であれば「突然のことで言葉もありません」「何かお手伝いできることがあれば言ってください」と添えると、気持ちがより伝わります。
お悔やみでタブーとされる言葉は?
「重ね重ね」「たびたび」「再び」などの重ね言葉や、「浮かばれない」「迷う」などの忌み言葉は不幸の連鎖を連想させるため避けるべきです。また「死ぬ」は「亡くなる」「逝去される」に、「生きていた頃」は「お元気だった頃」に言い換えましょう。浄土真宗では「ご冥福をお祈りします」も使用しないため、宗派が分からない場合は「お悔やみ申し上げます」が最も安全です。
お悔やみ申し上げます ご愁傷様です どっち?
使用場面によって使い分けます。「ご愁傷様です」は通夜・葬儀で口頭のみ使用可能で、「お悔やみ申し上げます」はすべての場面(口頭・文章・メール・手紙)で使用できます。迷った場合は「お悔やみ申し上げます」を選べば間違いなく、宗教・宗派を問わず使える万能な表現として最も安全です。両方を組み合わせて「ご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます」と伝えるのも丁寧で適切です。


東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。
葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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