【友引は葬儀ができない?】六曜と葬儀の関係性

最新編集日:2022年03月17日

【友引は葬儀ができない?】六曜と葬儀の関係性

「友引には葬儀ができない」と聞いたことはありませんか。 

暦の六曜の考え方により「友引は、友を引くから葬儀を行うのはよくない」と言われることがあります。
実際に首都圏の火葬場では、友引は休みというところが多いです。

「友引に葬儀をしてもいいのか」と「友引に葬儀ができるのか」と心配な方に、友引と葬儀、火葬場の関係性を解説します。

  

「友引」に葬儀をしてもいい?

結論から言うと、友引に葬儀を行うのは全く問題ありません。

「友を引く」という字面から「不幸が連鎖する」と思われがちですが、「友引」の本来の意味から考えると根拠はありません。
しかし火葬場が友引を休みにしていることが多いので「できない」というのが実態です。

通常、二日間の葬儀であれば、通夜を行い、翌日に告別式と火葬を行います。
告別式後そのまま火葬を行うのが一般的なので、火葬場が休みであれば一般的に告別式も行いません。

そのため通夜は友引でもできますが、友引に火葬場が休みであれば、友引に葬儀ができないということになります。

どうして「友引」が休みなのか?

ではなぜ、火葬場は友引を休みにしているのでしょうか。
これには「六曜」の考え方が影響しています。

「六曜」とは?

六曜とは「先勝」、「友引」、「先負」、「仏滅」、「大安」、「赤口」の6つで構成された、一般的なカレンダーや手帳に記載されている日本の暦の中でも有名な暦注の一つです。
もともと中国で時間を区切る際に使われていた考え方で、日本に伝わった当時は時間の吉凶を占い指標として使われていました。
誤解されがちですが、中国から伝わったものであり、仏教とは関係のない考え方です。
「結婚式は、仏滅じゃなくて大安がいい」というのは、この名残です。

友引は「友を引く」って本当?

そんな六曜のうちの1つである「友引」
その字面から「吉凶に友を引く」という意味が広く広まっています。結婚式はいいけど、葬儀はダメ、というように。
しかしこの意味は本当は正しくありません。

そもそも元の字は「共引」、勝負をしても共に引き分ける、勝負のつかない平安な日、という意味です。
むしろ平和な日なのですが、なぜか「友引」に変化をし、「友を引く」という考えが広く広まってしまったのです。

この名残で、特に関東では友引を休みにしている火葬場が多くなっています。
宗教的な意味もなく、本来の意味から見ても、今は「火葬場の定休日」というぐらいの認識で良いでしょう。

「友引」明けは火葬場が混む!?

火葬場が友引休みだと、その日は葬儀ができません。
「友引」の翌日(業界では「引明け」(びきあけ)」と呼ばれています。)は火葬場が混雑する傾向が高いです。
そのため「友引」の翌日は、葬儀社がとっても忙しい日になります。
月曜日に病院が混雑するように、休み明けに一斉に混雑するのはどこの業界も同じですね。

「友引」以外にも葬儀ができない日がある?

「友引」以外にも、火葬場が休みで葬儀ができないという日があります。
それは三が日です。三が日を休みにしている火葬場は多く、年末や三が日明けは火葬場がとっても混み合います。

三が日についても「三が日のめでたいときに葬儀を行うのはよくない」などという意味があるわけではありません。
火葬場の職員にも三が日は休ませるというだけです。三が日も営業している火葬場もあります。

友引や三が日の影響で、亡くなってから火葬までの日程が長くなってしまうこともあります。
その場合には、安置料が追加になる可能性も。
できれば事前に葬儀社へ問合せて、「葬儀社の料金プラン内には何日分の安置料が含まれているか」「一日当たり、いくら安置料が追加になるか」その2点は確認しておきましょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

【知らなきゃ損】葬儀の情報一覧

トップ画像 亡くなってから葬儀までの日数と葬儀の流れを解説!葬儀まで1週間かかるって本当? この記事では ・亡くなってから葬儀までの日数 ・亡くなってから葬儀までが長時間の場合どうするのか について書いています。 皆さんは、亡くなってから葬儀まではどのくらいの日数がかかるか知っていますか? 地域や時期の差もありますが、ところによっては1週間以上か...(続きを読む トップ画像 コロナで亡くなっても普通の葬儀が可能に。納体袋も不要。厚労省ガイドラインを見直し。 1月6日、「コロナで亡くなった方の葬儀に関するガイドライン」が改訂されました。 このガイドラインの改定により、コロナで亡くなった方でも納体袋に収めずに普通に葬儀ができるようになっていきます。 詳しく見ていきましょう。...(続きを読む トップ画像 「葬儀しない、墓もいらない」ときの供養の方法とは?遺族への頼み方・お墓を持たない方法を解説。 この記事では、 ・自分の葬儀をシンプルにしたい人 ・葬儀も墓も要らないとき、家族への伝え方が分からない人 ・お墓を持たずに供養する方法 について書いています。 日本の葬儀の平均費用は約190万円と言われています。 親族をはじめ、友人や会社関係の人まで参列...(続きを読む トップ画像 喪中の読み方、意味とは?忌中と喪中の違い、やってはいけないこと この記事では、 ・喪中・忌中の読み方と意味 ・喪中と忌中の違いについて ・喪中・忌中の間にやってはいけないこと ・喪中はがきの出し方 について紹介しています。 「喪中」や「忌中」という言葉は知っていても、 どのような意味なのか、どのように過ごせばいいの...(続きを読む トップ画像 戒名を付けるお金がないときどうする?戒名なしでの葬儀、安く戒名を付ける方法を解説 この記事は、 「戒名を付けるお金がないとき、どのような対処ができるのか」 「戒名を付けずに荼毘に付すことはできるのか」 「安く戒名を付けることはできるのか」 という疑問にお答えします。 戒名を付けるにはまとまったお金を僧侶にお支払いしなければなりません。 ...(続きを読む トップ画像 【解説】火葬場に行ってはいけない人とは?火葬に参列できるのはどこまで? 葬儀のあとに故人を荼毘にふす火葬場。 実は火葬場には誰でも入れるわけではありません。 火葬場に入れる人と入れない人がいることを知っているでしょうか。 この記事では、 ・火葬場に行ってはいけない人は誰か ・火葬場に行ってはいけない理由とは何か ・火葬場に参...(続きを読む トップ画像 喪服はしまむらで安く買える!お手頃でマナーを守ったアイテムを紹介【靴・小物もOK】 葬儀のお知らせは突然入ります。 昔購入した喪服が入らなかったり、持っていなかったりすると、早急に喪服を購入しなければなりません。 でも喪服ってなかなか高価で出費も痛いですよね…。 そこで、喪服を調達するのにオススメなのが「しまむら」です! 今回は、しまむ...(続きを読む トップ画像 喪服にタイツはOK!女性用喪服の足元マナー、最適なストッキングのデニール数は? 葬儀に参列するとなると、悩んでしまいがちな葬儀の足元マナー。 タイツやストッキングを履いていいのか、どのような色やデニールにしたらいいのか、マナーを守った服装を選ぶのは難しいですよね。 結論から言うと、葬儀にタイツは着用OKです。 今回は、 「葬儀にタイ...(続きを読む トップ画像 亡くなる前の兆候は目に現れる!そのとき家族ができること。後悔しない別れをするには 大切な人とのお別れはだれでも悲しいものです。 目が濁る・手が冷たくなるなど、人は亡くなる前になるといくつかの変化や予兆が見られる場合があります。 予兆の現れ方などを知っておくことで、心の準備や今できることがわかります。 この記事では、 「人が亡くなる前の兆候...(続きを読む トップ画像 葬儀費用の平均と安く抑える方法7選!誰が負担するのか、払えないときの対処法まで この記事は、 「葬儀の平均費用について知りたい」 「葬儀の費用を抑える方法について知りたい」 という方に向けて書いています。 葬儀社から見積もりを取ったものの、その金額か妥当かなかなか分かりづらいですよね。 今回は葬儀の平均費用と葬儀費用の抑え方も紹介しま...(続きを読む
▶すべての記事を見る