葬儀の香典袋(不祝儀袋)の書き方【パターン別】

最新編集日:2021年08月19日

葬儀の香典袋(不祝儀袋)の書き方【パターン別】

葬儀に参列する際に持参する香典。普段なかなか扱うことはありませんね。

そこで多くの人の頭を悩ませるのは、金額の相場や香典を入れる不祝儀袋の書き方、マナーです。ここではその中でも不祝儀袋の書き方を紹介します。

【参考】香典の金額相場と渡し方はコチラ

  

基本的なマナー

不祝儀袋とは、お悔みや弔辞の際に現金を包む袋の事です。
香典を送る際には不祝儀袋を使用します。
不祝儀袋には、毛筆や筆ペンを使って薄墨で記入します。
相手が読みやすいように丁寧に書きましょう。

また、宗教や宗派によって使う不祝儀袋や記入する表書きが変わってきますので、亡くなった知らせを受けたときに確認しておくことをオススメします。

ここでは、記入する内容や位置などの一般的なマナーを紹介しますが、市販のものなどで記入する欄が指定されている場合にはそれに従います。

香典袋には何を書くの?

遺族は香典を送ってくれた人に対してお返しをしなければなりません。その際に必要な情報は
・香典を送ってくれた人の住所と名前
・香典の金額 です。

つまり「どこの誰がいくらお供えしました。」という事を明確にしなければなりません。
遺族がきちんと把握できるようにそれらの情報を書く必要があります。
では詳しく紹介していきます。

外袋には何を書くの?→表書きと氏名

外袋上段―表書きー

不祝儀袋の外袋の上段の中心に表書きを書きます。
表書きは宗教や宗派によって変わってきますので参列する前に確認して適切な表書きを書きましょう。

・仏教
仏教では、四十九日を境にして表書きが違います。
四十九日前は故人がまだ仏になる修行を行っている段階とされているため「御霊前」と書きます。
四十九日を過ぎたら故人は仏になるため「御仏前」と書くのが適切です。
ただし浄土真宗では、亡くなるとすぐに仏になるという教えのため四十九日前でも「御仏前」と書きますので注意してください。
宗派が分からない場合には「御香典」とすれば、どの宗派でも対応しています。

・神道
神道では「御榊料」「御玉串料」「御神前」と書きます。

・キリスト教
キリスト教ではカトリックかプロテスタントで表書きが変わります。
カトリックでは「御花料」「献花料」「御ミサ料」「御霊前」と書きます。
プロテスタントでは「御花料」「献花料」「忌慰料」と書きます。
どちらの宗派か分からない場合は「御花料」と書くのが無難です。
プロテスタントの場合「御霊前」は使えないので注意してください。

また不祝儀袋は白ゆりか十字架のついたキリスト教用のものか無地のものを使いましょう。蓮の花が印刷されているものは仏教用なのでキリスト教では使えません。


宗教宗派が分からない場合には「御霊前」と書いておくのが無難とされています。
しかし先述の通り浄土真宗やプロテスタントでは使えないので注意が必要です。

外袋下段―氏名ー

次に外袋の下段には氏名を書きます。香典の送り主の人数などによって書き方が違います。

・個人の場合
個人1人であれば中央にフルネームを記入します。

・連名の場合
連名の場合は右から年長者順にフルネームを記入します。
ご夫婦の場合は世帯主のみを記入するものとされてきましたが、最近では夫婦連名で書くこともよくあります。
二人の名前を書く場合は世帯主が右側になるように記入します。

・4名以上の連名の場合
4名以上の連名場合は中央に代表者の名前を書いて左側に「外一同」と書き添え、別紙に右から年長者順に住所とフルネームを記入したものを中袋の中に同封します。

・会社関係の場合
会社関係者であれば中央の右側に会社名、中央に役職と氏名を記入します。
部署等でまとめて出す場合は「〇○課一同」などと書きます。
その際も右側に会社名を書くことを忘れないようにしましょう。

・妻が夫の代わりに参列する場合
夫が参列できないため妻が代わりに参列する場合は夫の名前を中央に書き、その左側に小さく「内」と記入します。

・旧姓を記入したい場合
結婚等で姓が変わっているが、故人とは旧姓での付き合いであったなどの理由で旧姓を記入したい場合でも、外袋には現在の姓を記入した方がよいとされています。
そして中袋に現在の名前の横に()書きで旧姓を記入しましょう。

中袋には何を書くの?→金額と住所・名前

中袋表面ー金額ー

袋の中心に「金〇〇円」と縦書きで記入します。必ず実際に入れた金額を正確に書きましょう。
略式の漢数字でも問題はありませんが旧字体の漢数字を用いるのが正式です。
例えば5,000円であれば「金伍阡円」となります。

その他の主な漢字も紹介します。
例)一:壱 二:弐 三:参 万:萬 

中袋裏側ー郵便番号・住所と名前ー

中袋の裏側には中央から左側に郵便番号、住所と氏名を記入します。
表書き同様に4名以上の連名の場合は代表者名に「外一同」と書き添えます。

中袋も毛筆や筆ペンで薄墨を使用するのが正式ですが、自信がない場合、ボールペンなどでも問題ありません。

中袋がない場合

一般的には多くの不祝儀袋には中袋がついていますが、地域によっては中袋がついていない場合もあります。
この場合でも遺族が、香典の送り主の住所と名前、金額を把握できるように記入するということは変わりませんし、特に難しいことはありません。具体的に紹介します。


まず、表面は中袋がある場合と同様です。上段に表書き・下段にフルネームを記入します。
そして中袋がない場合は裏側の下段の中心から左側に、住所、金額の順で記入します。また中袋がない場合、裏側は横書きでも良いとされています。横書きの場合は金額等は漢数字でなくアラビア数字(1.2.3....9)を用います。

連名の場合、中袋がある場合と同様に代表者名の左側に「外一同」と記入し、別紙に全員の住所とフルネームを記入して同封します。


香典を包む不祝儀袋の書き方を紹介しました。
慣れていないと戸惑うものですが、基本的な書き方を覚えてしまえばそう難しいことはありません。遺族にとって必要な情報がきちんと記載されていれば大丈夫です。

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この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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