①「料金プラン」にオプションがかかる
「料金プラン」には、祭壇費用や棺、寝台車や霊柩車代、安置料やドライアイス代などが含まれています。(葬儀社によって含まれる内容は異なります。)
例えば、料金プランの中に「ドライアイス3日分」が含まれていたとします。火葬場が混みあっていて、葬儀が出来るのが死後7日後になってしまいました。その場合7日間安置とドライアイスが必要になります。するとプランに含まれていない「ドライアイス4日分」は別途追加費用になってしまうのです。
何日間、安置が必要になるかは、亡くなってから火葬場の状況を確認するので、事前だと分かりません。そのため見積りで正確な費用を出すコトが難しいのです。
②料理や返礼品の数が予測できない
②料理や返礼品は、葬儀に来る人数によって大きく変動します。
事前の見積りでは、来る人数が分からないため、おおよその想定の人数で見積りを出すしかないのです。
そもそも②の項目は見積りに入れない葬儀社もあります。
見積りを見るとき・比較するときのコツ
①の料金プランに、何が含まれているかを確認しましょう。
さきほどのドライアイス代の例だと、「1日分しか含まれていない」葬儀社もあれば「何日でもOK」の葬儀社もあります。そもそもドライアイス代が含まれていない場合もあります。
その場合には、1日安置するだけでも追加費用がかかることになるのです。
「料金プラン」の費用が低価格だと、含まれている内容が少ない傾向にあるので、注意が必要です。
一見料金プランが高くても、含まれている項目が豊富で、追加費用が全くないという葬儀社もあります。
想定人数に注意する
そもそも見積りに、料理や返礼品などの費用が入っていない時には葬儀社に問合せて、何人分ならいくらなのかを聞きましょう。
また相見積もりを取る際には想定人数を揃えて依頼することをオススメします。
人数によって請求が変わるので、きちんと見積りに単価が書いてあるかは確認しましょう。
安さに騙されない
葬儀社も商売なので、お客さんに自社を選んでもらうために様々な工夫をします。
その中の1つが、「見積りを安く見せる」です。
本来必要なものを入れずに、安い見積りを出して、葬儀後にオプションとして高額な追加費用を請求する。そんな葬儀社もいます。
安すぎる見積りには注意しましょう。
「よく分からない見積り」に注意
以上のようなことを見ようにも、そもそも詳細が書いていない見積りもあります。
そんな時は、その時点でその葬儀社はやめておいた方がいいです。
適正な価格を提供している葬儀社であれば、堂々とその内訳をきちんと記載できるはずです。
直接話を聞いてみよう
もらった見積りを見ながら、葬儀社と直接話をしてみましょう。
「この項目は、なんのためのものか」「追加になる可能性があるものは何か」などなど、詳細にきちんと説明してくれる葬儀社を選ぶことをオススメします。
【写真】他社の見積りとも合わせて、費用の説明をしてくれる、東京都新宿区の葬儀社「東京葬儀」
事前見積りがオススメ
亡くなる前の事前見積りをオススメします。不謹慎だ!縁起でもない!と思う方もいるでしょう。
それでもオススメする理由は、後悔のない葬儀を行ってほしいからです。
想像してみてください、大切な人を亡くしてから数日間の間に色んなことを決めなきゃいけないんです。悲しむ暇もないし、疲れるし、、、冷静な判断なんてできなくて当たり前。
葬儀社に言われるがまま、決めていって、葬儀が終わって冷静になったころに届く請求書。「えっ?こんなに?」となる方がたっくさんいるんです。
大切な人のお見送りで、そんな想い絶対したくないですよね。
だから、事前に余裕があるうちに見積りをもらって、冷静に判断してください。
葬儀社とも冷静に話すことが出来ます。
「あれ?この見積りおかしいな??」「この葬儀社の説明あやふやだな?」そう思ったら、すぐ断れるのも事前だからこそです。
後悔のない葬儀を
葬儀は、たった一度のものです。
絶対に後悔してほしくない、それが「葬儀の口コミ」の想いです。
だから、費用だけでなく葬儀社の「口コミ」を見て、評判のいいところに電話して、話してみてください。
話てみて「合わない」って思ったら、他の葬儀社にまた電話すればいいんです。
「電話で話してみた感じ」って結構大事です。
「葬儀の口コミ」では、様々な葬儀社を紹介しています。
だから絶対にあなたに合う葬儀社が見つかります。

この記事を書いた人
亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)
東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。