葬儀日程を決めるポイント
1.火葬場の空き状況
火葬場の予約が取れないと葬儀の日程も決めることができません。地方の場合ですとほぼ希望通り行えますが、人口の多い都心や都市近郊はそうはいきません。何日か先まで予約が埋まってしまうことが多いため、出来る限り早く予約を取る必要があります。
2.菩提寺、僧侶の都合
葬儀を行うには僧侶を呼ばなければなりません。
菩提寺(代々お世話になっているお寺)があればそちらに連絡しましょう。その際は、菩提寺の都合を確認しつつ日程をたてます。どうしても予定が合わない、または遠方に菩提寺がある場合は、葬儀社に、同じ宗派の他の寺院を紹介してもらうと良いでしょう。
3.参列親族のスケジュール
参列する親族のスケジュールの確認をしましょう。親戚が遠方に住んでいる場合、交通機関の兼ね合いもあるため、葬儀はその親族が間に合うように日程を組みましょう。
4.地域の風習
ご年配の方を中心に地域の風習を気にされる方もまだまだ多いため注意が必要です。
お通夜やお葬式などの仏事は、宗派による違いだけではなく地域によって風習が異なる場合があります。例えば、一般的に六曜の「友引の日」に葬儀を行うことは避けるべきとされていますが、地域によっては他の六曜を気にする風習もあるので、自分の地域の風習もよく調べておきましょう。
日程が延びる場合
葬儀日程は、火葬場の込み具合や菩提寺の予定で先延ばしになる場合があります。その場合、大切な方のお身体が痛まないようにしなければなりません。
※追加費用について
通常どこの葬儀社も大体2~3日程度の安置料はあらかじめ費用に含まれています。ですが、前述のような要因でその期間が延びてしまう場合、お身体をお守りするためのドライアイスと安置料が追加で発生します。1日当たりドライアイスで5,000~10,000円、安置料で5,000~30,000円程かかります。日程が先延ばしなってしまう場合、その追加費用も考慮して葬儀社と相談しましょう。
まとめ
・火葬場の空き状況
・菩提寺、僧侶の都合
・参列親族のスケジュール
・地域の風習
と葬儀日程を決める上で4つのポイントを紹介させていただきました。日程が先延ばしになってしまえばしまうほど、それだけ費用が余分に発生してしまうため、葬儀社と相談しながら、出来るだけ早く決めることを心がけるようにしましょう。

この記事を書いた人
亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)
東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。