葬儀費用で家族に迷惑をかけたくない人のための【葬儀保険】

最新編集日:2021年07月30日

葬儀費用で家族に迷惑をかけたくない人のための【葬儀保険】

葬儀には多額の費用が必要となります。葬儀費用は本来は喪主が負担し、足りない分は香典等で賄うとされてきました。
しかし自分の死後、残される家族に負担を掛けたくないと思う方も増えてきました。
そこで今回は自分の葬儀費用を自分で準備する方法の一つとして「葬儀保険」をご紹介します。

葬儀保険とは

「葬儀保険」とは、その名の通り葬儀費用の負担軽減という目的に特化した保険です。「少額短期保険(ミニ保険)」と呼ばれるものの一種で、保険金額が少額で保険期間が1年と短いものです。
支払われる保険金額は最大300万円と他の生命保険等よりも少額になっており、掛け金も月々1000円程度のものが多く、加入しやすいという特徴があります。
掛け金が少額という事以外にも、様々なメリットがあります。一方で注意しなければならない点もあるのでそれぞれご紹介します。

メリット

医師の診断書が要らない

葬儀保険の加入条件は、他の生命保険等に比べてかなり緩やかです。まず医師の審査・診断書が必要ないという点が特徴的です。現在の健康状態や病歴等を保険業者に告知する義務がありませんので、万が一持病があっても加入することができます。

高齢でも加入できる

年齢審査もとても緩やかです。通常の生命保険は高齢になると入りにくくなり、また80代で打ち切られてしまうという事が多いです。しかし多くの葬儀保険では79歳まで新規加入が可能で、更新すれば99歳まで保障が受けられます。もちろん年齢が上がるにつれて保険料も上がっていきますので、年齢次第では加入しない方がお得になるという場合もあります。加入前にきちんと確認しましょう。

掛け金が少ない

月々の掛け金が通常の生命保険と比べてかなり安価で、利用しやすいという特徴があります。主要な葬儀保険では50歳までは数百円程度、50歳から69歳で1000円程度という料金設定になっています。
年齢が上がれば保険料も上がりますが、それでも通常の生命保険に比べればかなりリーズナブルです。

支払いが早い

請求から支払いまでの期間が短いことも葬儀保険の大きなメリットです。被保険者が亡くなり、受取人が請求をしてから翌営業日には支払われるものも多くあります。
そのため、受け取った保険料をそのまま葬儀社に支払うことが可能です。多額の費用を用意する必要がないため遺族の負担は大きく軽減されます。また相続税に関しても受取る金額が500万円以下のため非課税となります。この点も遺族にとっては大きなメリットといえるでしょう。

注意点

以上のようにメリットの多い葬儀保険ですが、注意するべき点もありますので確認しておきましょう。

年齢によっては入らない方が得

その他の保険でも同じことが言えますが、高齢になるほど支払う保険料が高くなります。葬儀に掛かる費用と支払う保険料の額が釣り合わないこともあるので、きちんと確認しましょう。

葬儀の規模に見合わないことも

葬儀費用と保険料の金額が釣り合うかを確認するには、葬儀費用がどのくらいになるかをある程度把握しておかなければなりません。葬儀費用は葬儀の規模に大きく影響されます。小規模な葬儀でそれほど費用がかからないと見込まれる場合には、加入する必要はないでしょう。また、加入を検討している保険内容で、どの程度の葬儀ができるのかをきちんと把握しておくことも大切です。

経済的な影響で保険金額が下がることも

終身型の葬儀保険では、会社の破綻や物価変動などの経済的な影響によって、受け取れる保険金額が下がる可能性もあるので考慮に入れておきましょう。

まとめ

自身の死後、遺族に負担を欠けたくないという方におすすめな「葬儀保険」をご紹介しました。ご遺族にとっても多くのメリットがあるものなので検討してみはいかがでしょうか?その際には自身の年齢、考えている葬儀の規模と、保険料や契約内容が釣り合っているかをよく確認しましょう。

この記事を書いた人

亀井 洋一

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

【知らなきゃ損】葬儀の情報一覧

トップ画像家族葬・葬儀の見積書を見ても理解できない!見積りを簡単に比較する方法少し前までは「葬儀の事前準備をするなんて不謹慎な!」という方も多くいらっしゃいましたが、「終活」という言葉も生まれ、事前に葬儀の相談をするのが当たり前の時代になりました。 ただ、数社から葬儀社から見積書を取り寄せたのはいいが「何を比較すれば良いかわからない」「どの...(続きを読むトップ画像【業界激震】東京23区で火葬場に直接葬儀を依頼できるようにー東京博善と公益社が提携通常、火葬場を利用する際には葬儀社に依頼をする必要があり、火葬場に連絡をしても「葬儀社さんを通してください」と言われることがほとんどです。 しかし2022年7月から東京23区内の6つの火葬場で、火葬場に直接連絡をしても葬儀を行うことができるようになります。 どう...(続きを読むトップ画像葬儀社をキャンセルするとキャンセル料がかかる?大切な方が亡くなって慌てて葬儀社に搬送をお願いしたけど、出してもらった見積もりが高かった......。 そこで葬儀社をキャンセルしたいと思ったときに気になるのが、キャンセル料を取られるのか、そもそもキャンセルができるのかどうかではないでしょうか。 この記事では葬...(続きを読むトップ画像葬儀社を始めるのに許可はいらない?葬儀社を認可制にする動き特別な資格が必要な葬儀社ですが、実は認可制・届け出制ではないことをご存知でしょうか? そのため実際に葬儀社がどのくらいあるのかが分からなかったり、災害時や今回のコロナ禍などに情報伝達がうまくいかないことも。 そこで葬儀社を届け出制にする、という動きが少しずつ始ま...(続きを読むトップ画像2021年の葬儀から見る「今年の葬儀の決め方」2022年になり、既に1か月が経ちました。未だコロナの脅威は衰えず、思ったように行動できない日々を過ごしていることと思います。 今回は2021年を振り返り、去年の葬儀形式のトレンド、今後葬儀業界がどうなっていくかを調査していきましょう。なお、今回の調査は過去1年の当社...(続きを読むトップ画像親の葬儀に参列しないのは非常識?どうしても参列できない時の対処法血のつながった親でも、何らかの理由で葬儀に参列できない、したくないこともあるかもしれません。 その時にはどのように対処したらいいでしょうか? 親の葬儀に参列しない例や、その時の対処法についてご紹介します。...(続きを読むトップ画像日本初の映画葬「さらば!千葉真一」お別れ会の概要と運営会社をご紹介2022年1月22日(土)、東京都港区「増上寺 光摂殿」にて映画俳優の千葉真一さん(享年82)のお別れ会が開かれました。 『さらば!千葉真一』と名付けられ、過去の映像や写真がふんだんに映し出されたお別れ会。 その概要と、そんなお別れ会を実現した運営会社「株式会社セロ...(続きを読むトップ画像雪が降ったら葬儀はどうなる?今年も1月に雪が降りました。 雪が降ると公共交通機関や道路状況に様々な影響が及びます。 葬儀当日に雪が降った場合にはどのような影響があるのでしょうか? 雪が葬儀に及ぼす影響や対処法、葬儀に参列する際の注意点などをご紹介します。...(続きを読むトップ画像震災が起きたら葬儀はどうなる?東日本から約11年目東日本大震災から約11年が経とうとしています。 この震災では約16,000人が亡くなり、約2000人もの方がいまだに行方不明です。 震災の時には、様々な部分で混乱が生じますが葬儀も例外ではありません。 同時に多くの方が亡くなる大震災。その時葬儀や火葬はどのよう...(続きを読むトップ画像遺言書の強制力は?葬儀について書かれてたらどうする?亡くなる前に故人が残した遺言書。 それにはどのくらいの効力があるのか、遺言書に書かれている内容に従わなかった時にどうなるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。 ここでは遺言書の強制力について葬儀について書かれていた場合なども含めて詳しく解説していきます。...(続きを読む
▶すべての記事を見る