コロナで葬儀も「自粛」ムード?

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2020年3月現在、まだまだ感染拡大が続いている新型コロナウイルス感染症。

3月1日、政府から「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まること」を避けるよう勧告が出され、音楽ライブや各種イベントの中止や延期が続々と発表されるなど世間は完全に「自粛」ムード。

葬儀も例外ではありません。

「家族以外の方は呼ばない方がいいのかな?」
「お世話になった方々に参列してほしいけど、こんなときに迷惑かな?」
と頭を悩ませる方が増えています。

葬儀は「中止」ができません。
そんな中、みんなどのような対策をしながら葬儀を行っているのでしょうか?

新型コロナウイルス感染症の拡大は葬儀にどのような影響を及ぼしてるのか、そしてどのような対策を行うべきか、最新の調査結果と葬儀社の方のお話をもとに紹介します。

新型コロナウイルス感染拡大の葬儀への影響

葬儀紹介業を営む「よりそう」の調査によると、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により「一般の参列者を呼ばない家族葬や、火葬のみでお別れをする火葬式を選ぶ人が増えた」とのこと。

10年前と比べて家族葬や火葬式といった小規模な葬儀が増えているなか、今回の新型コロナウイルスの影響により、その傾向がさらに高まっているようです。

新宿区の葬儀社「東京葬儀」の古橋さんによると、すでに人が亡くなっており、差し迫って式を行わなければなないことが多いため、延期するわけにもいかずにやむを得なく家族葬や火葬式を選んだ人もいるそうです。

しかし、たった一度の最後のお別れ。
お世話になった方々にお別れをしてもらいたい、その想いを叶えることはできないのでしょうか?

「きちんと対策をして参列者を招くこともできます。そのために我々葬儀社も万全の対策をしています。」という古橋さん。

【写真】自粛ムードの中、万全の対策をし「家族葬」をおこなう「東京葬儀」

安心して参列者を招くために、家族や葬儀社ができる対策を紹介します。

葬儀での新型コロナウイルス感染症対策

<マスク着用を徹底する>

式中であってもスタッフ全員にマスクを着用してもらう、参列者用のマスクを用意してもらうなど、マスク着用の徹底を葬儀社に提案しましょう。
葬儀社側からは「マナー違反」を懸念して提案しづらい対策。しかし家族から提案されれば断る理由はありません。
通常は「マナー違反」とされるので、式当日には説明のための張り紙なども用意してくれます。

【写真】いち早く、スタッフ全員のマスク着用を義務付けた「花葬儀」

<アルコール消毒液を置いてもらう>

葬儀では、香典や返礼品など物品の受け渡しが多いため、斎場にアルコール消毒液を置く葬儀社が増えています。
打合せの際に「アルコール消毒液は用意してくれますか?」と確認してみましょう。

【写真】2月には、斎場内のアルコール消毒など対応をおこなっていた「東京メモリードホール」

<一般の参列者は「焼香のみ」にする>

これは式場内での濃厚接触を避けるための対策です。一般の参列者には、式場に着席せずに焼香のみをして退出してもらう形式にしましょう。

<料理は取り分けた状態にする>

葬儀で振舞われる料理にはビュッフェ形式のものもあります。これは多くの人がトングや箸を共有するため感染のリスクが高まります。
スタッフが全て取り分けた状態で提供するか、お弁当形式に変更するなどの対策をしましょう。

<別日にお別れ会をする>

家族のみで火葬だけを済ませ、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いてきた時期に、改めてお別れ会を開くという選択肢もあります。
感染拡大が落ち着いていれば、家族も参列する方も安心してお見送りができるでしょう。

以上のような対策をしっかり行うなど配慮をきちんとすれば「たくさんの人にお別れをしてほしい」という想いを自粛する必要はありません。
もちろん参列者側の考えがあるので、参列を強制してはいけませんが.......。

葬儀社と相談しながら対策をして、安心して最後のお別れの時を過ごしましょう。

また最近では、直接弔問に行かなくても、ライブ配信で遠方からでも葬儀に疑似参列ができたり、香典をキャッシュレスで送金できたりというIT技術を用いた葬儀を行えるところもあります。

実際に葬儀に参列しなくても、きちんと故人とお別れができる技術が今回の騒動を機に広がって葬儀の形が変わっていくかもしれませんね。

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