緊急事態宣言の影響で10万円台の葬儀が急増してる理由とは?

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4月7日に新型コロナウイルス感染拡大をうけ「緊急事態宣言」が発表され、外出の自粛や一部を除いた店舗や施設に対しての休業が要請されています。
また「3密(密閉・密集・密接)」を避けることが感染拡大防止に有効とされ、各種イベントのほとんどが中止や延期となっています。

葬儀も例外ではなく、4月に入ってから5名程度で行われる火葬式(直葬)が、かつてないほどに急増しています。

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自粛の影響で「火葬式が3倍」に急増

2020年1〜3月では、80%が一般葬、20%が火葬式でしたが、4月に入ってから、20.6%が一般葬、火葬式が70.4%と火葬式が急増しています。

「一般葬を行うつもりで、事前相談をしていた方も、皆さん火葬式に変更されています。」
と話すのは、東京都新宿区の東京葬儀の齋藤さん。

葬儀は不要・不急には該当しないのですが、葬儀でクラスター(集団感染)が発生する事を懸念して「多くの人を呼んでの葬儀を自粛」する方が増えているとのことです。

斎場や火葬場にもコロナの影が...

一都三県の主要な斎場では緊急事態宣言に際して、斎場や火葬場の運営側は「式場を10名程度までの使用に限る」「食事や安置室への面会の自粛の要請」「喫茶コーナーや売店などの一部施設の休止」などの対応をとっており、参列者を招いて一般葬を行うことが物理的にも難しくなっています。

※参考(各斎場の緊急事態宣言に対する対応)
町屋斎場(荒川区)、落合斎場(新宿区)、桐ヶ谷斎場(品川区)、四ツ木斎場(葛飾区)、堀ノ内斎場(杉並区)、代々幡斎場(渋谷区):一日葬の推奨、式場への入場を10名程度までに要請、斎場での食事自粛の要請、安置室での面会自粛の要請
臨海斎場(大田区):少人数の葬儀を要請、喫茶コーナーの営業を休止
南多摩斎場(町田市):少人数の葬儀を要請

コロナの影響で葬儀社のサービスにも変化が...

星陵葬儀社(神奈川県横浜市)の場合>
アルコール消毒液の設置だけではなく参列者へのマスク配布や参列者の検温などで、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を万全に行ったうえで葬儀を行っています。

東典礼(東京都町田市)の場合>
斎場内の各所にハンドクリームと消毒液を設置し、次亜塩素酸水を使用した空間除菌を行っています。

東京葬儀(東京都新宿区)の場合>
「このような状況だからこそ、自宅で行う葬儀『自宅葬』を提案しています。」
そう語るのは、プランナーの齋藤さん。

6畳1間あれば十分なお別れができ、時間を気にする必要もなく「式場使用料もかからないので予算を抑えられる」ことから、「自宅葬」をオススメしているそうです。また「自宅葬」では、斎場でやる時と同等の飾りつけを行っているそうです。

充実した火葬式プランを提供する葬儀社も...

費用を抑えた火葬式プランを提供する東京都町田市の「わかば葬祭」や、火葬式プランを豊富に用意している東京都世田谷区の「お葬式のひなた」など、火葬式のニーズ増加にともない、様々な火葬式プランを提供する葬儀社も増加しています。

各葬儀社が、このような緊急事態の中でも「遺族の意向に沿ったなお別れを実現する」ために、様々な対策を取り始めています。

早く新型コロナウイルス感染拡大が収束し、みなさんが故人を何も気にすることなくお見送りできる状況になることを願うばかりです。

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