緊急事態宣言が解除されたら「普通の葬儀」をしても大丈夫ですか?

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5月25日に、東京・神奈川・埼玉・千葉・北海道も含む、全ての都道府県で緊急事態宣言が解除されました。

緊急事態宣言中は、3密を避けた「火葬式」など小規模の葬儀を余儀なく選択された遺族の方が多くいました。

今回、緊急事態宣言が解除されたことにより「一日葬」「家族葬」など、故人を大切に見送りたい遺族の方は「どのようにしたら普通の葬儀ができるのか?」数日間早く、緊急事態宣言が解除された都道府県の事例も見ながら解説していきます。

葬儀は不要不急ではない!万全な感染予防対策で「普通の葬儀」を

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスがなくなったわけではありません。特に高齢者の方が集まるケースが多い葬儀に関しては、万全な感染予防対策が欠かせません。

緊急事態宣言中、多くの葬儀社が感染予防対策を行う中で、実際「葬儀の時」に取り組まれた対策事例としては、下記のような内容があります。

・食事をお弁当形式にして持ち帰りにする。
・通夜を行わない一日葬にする。
・椅子の間隔をあける。
・マスクの着用。
・自宅での葬儀(自宅葬)を検討する。

【写真】自宅での葬儀(自宅葬)を推奨している 東京都新宿区の葬儀社「東京葬儀」

上記のような対策を行う事で、参列者を呼んだ葬儀を行う事ができるようになります。

緊急事態宣言解除で都道府県を超える参列者も増加傾向

6月19日までは、通勤通学など日常生活にかかわかるものを除いて、都道府県を越えた移動は引き続き控えるよう要請されています。

しかしながら「葬儀は不要不急ではなく」たった一度のお別れの時。「体調がすぐれない」などの場合を除き、感染予防対策をした上でなら参列は可能です。

実際に首都圏よりも早く、緊急事態宣言が解除された佐賀県の佐賀新聞によると、

“親類の葬儀のために夫婦で博多方面の特急に乗車した佐賀市の女性(78)は「ずっと自宅に引きこもっていたけど、少し落ち着いてきたようなので行くことを決めた。感染拡大が深刻な時期だったらとても参列できなかった」と話した。”

など、一足先に緊急事態宣言が解除された都道府県では、従来の通り「親族の葬儀であれば、参列をする」という方が多くなってきています。

新しい葬儀の形「オンライン配信」を活用して、最後のお別れを

「親族が遠方にいるけど、まだ呼ぶのはちょっと…」という遺族の方は、オンライン配信を利用しましょう。

コロナの影響で多くの葬儀社が、葬儀のオンライン配信サービスを開始しています。

状況が落ち着いてからも「体が不自由」「遠方で来るのが大変」「タイミングがどうしても合わない」などの事情で、参列できなかった方でも、このようなサービスによって参列できるようになります。

【写真】2年前から「葬儀LIVE配信」取り入れていた東京都板橋区「宇野葬儀」

新たな生活様式で「葬儀って必要?」と考え直す機会に

近年では、核家族化、故人の高齢化、近所の方との繋がりの希薄化、葬儀の意義への懐疑……などの理由で「葬儀って必要か?」という疑問を持つ人も多く「家族だけ」「火葬だけ」を選択する割合が年々増加していました。

また、オンライン配信や、香典をキャッシュレス送信するなど、参列をしなくても故人とお別れができるサービスが多く普及し、ついには、お坊さんがオンラインでお経をあげてくれる「オンライン読経」なるサービスも登場...。

「葬儀に参列しなくてもいい」という流れが主流になりそうな…。

と、思ったらそうでもありません。

調査会社、株式会社クロスマーケティングが3月~5月に実施したアンケート調査によると「対面によるコミュニケーションは大切だと思う」と回答した人の割合が増加しています。

自粛生活を強いられる中で「対面での人との繋がり」の重要さを再認識した人が多く、大切な方とお別れができる葬儀への価値観も「実際に故人の顔を見てお別れしたい」と考える人が増加しています。

志村けんさんをはじめとした、コロナで亡くなった方は、葬儀もできず親族でも故人に対面出来ないという報道があった際に「あまりに悲しい」という声が多く上がったことがそれを裏付けています。

また、家族や親族が一同に関する機会は、人生でそう何度もあるものではありません。

「葬儀」という悲しい機会ではあるものの、実際に顔を合わせて故人の思い出を語り合うという素敵な時間を過ごせるのはこんな時だけです。

新たな生活様式を考えるようになった今こそ「葬儀って本当に必要なのか」ということも考えてみませんか?

【写真】「家族と心地よく過ごせる家族葬」を提案する東京都世田谷区「お葬式のひなた」

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