オンライン葬儀・友引営業!23区の火葬場、値上げの裏で新たな動き

最新編集日:2021年07月30日

オンライン葬儀・友引営業!23区の火葬場、値上げの裏で新たな動き

東京23区内の火葬場、町屋斎場、四ツ木斎場(お花茶屋会館)、桐ケ谷斎場、落合斎場、代々幡斎場、堀ノ内斎場を運営する「東京博善株式会社」
2021年から火葬料の値上げを実施し、新しい動きが見られています。
そして1月25日、公式に発表された「今後の新たな取り組みについて」というお知らせ。9つの新たな取り組みについて記載されています。
さて、2021年から6つの火葬場はどのように変わるのか、発表された情報をもとにご紹介します。

友引も営業

多くの火葬場では、六曜(「仏滅」や「大安」など)のうち「友引」の日を休みにしています。
「友を引く」という考えから、この日に火葬をするのはよくないとされているからです。
とはいえ現代ではその認識は薄く、火葬場の定休日的な意味合いになっています。
【参考】火葬場の休みの日について

しかしここ数年、火葬場が混み合い、火葬まで死後1週間前後かかってしまうという現象が続いています。
特に首都圏では人口に対して火葬場の数が足りていない、そして特に冬場は死者数が増えることもあり、火葬までの日数が長引き、遺族の負担が増えてしまっているのです。

それを少しでも解消すべく、東京博善が友引の日も営業することを決めました。
発表内容は以下の通り。

“友引日営業(2月、3月)
実施日:2021 年 2 月 13 日(土)、3 月 13 日(土)
当該支社:桐ケ谷、四ツ木、お花茶屋会館(2支社1会館のみ)
※各支社における 2021 年度の実施日は今後検討いたします。“

ということで、まずすべての友引日ではなく、現段階ではまず2月13日、3月18日に限られています。
つまり友引の中でも土日・祝日に該当する日と推測されます。
仕事の都合などで、集まりやすい土日祝日に営業してくれるのはありがたいですね。
また場所は桐ケ谷斎場(品川区)、四ツ木斎場・お花茶屋会館(葛飾区)の3つのみ。
今後、他の火葬場でも友引に営業するのか、3月以降の営業日なども検討される予定とのことなので、情報が発表され次第、ご紹介します。

オンライン葬儀に対応

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、大人数で集まる葬儀が難しい状況になりました。
そこで、注目され始めたのが「オンライン葬儀」
それを東京博善の施設でサポートするとのことです。

発表内容は以下の通り。


“オンライン葬儀対応
開始予定日:2021 年 1 月下旬より
当該支社:町屋(トライアル実施)
※通夜・告別式にてオンライン配信をサポートいたします。”

まずは試験的に町屋斎場(荒川区)のみで実施されるとのことです。
どのようなシステムが利用されるか、費用などの詳細は追って発表されるとのことなので、発表され次第、ご紹介します。コロナが収まった以降でも、高齢で参列が難しい方などにも嬉しいサービスになりそうです。

納棺・湯灌の儀式ができるように

これまで東京博善の施設内では、故人を棺に納める「納棺」を、霊安室、またはお花茶屋会館の「お別れ室」でしかできませんでした。
しかし今回の新しい取り組みにより、1月28日からお花茶屋会館の「お別れ室」で納棺だけでなく、故人をお風呂に入れてあげる「湯灌」もできるようになります。【参考】「湯灌」(ゆかん)って知っていますか?

利用時間は2時間まで。費用は1時間当たり11,000円(税込)とのことです。

一日葬にも対応

通夜を行わずに、葬儀・告別式と火葬のみを行う一日葬。新型コロナウイルス感染症の影響や、少人数の葬儀が多くなった影響により、首都圏では一日葬を行う人が急増しています。
しかし東京博善が運営する式場は、一日葬でも祭壇の設営などの時間なども含めて2日間借りなければなりません。
一日葬でも二日葬でも、式場使用料は同じ。
遺族にも負担がかかる他、式場の稼働率も悪くなることから、今回の新しい取り組みで「1式場2回転利用」により、一日葬のニーズにも対応できるようにするようです。

発表内容は以下の通りです。

“ 1 式場2回転利用
開始予定日:2021 年 3 月初旬より
当該支社:四ツ木(トライアル実施)
※指定の式場「桜」にて一日2葬儀(午前・午後)を受け付けます。“

まずは四ツ木斎場(葛飾区)のみでの試験的な運用になるようです。使用料など詳しい情報は追って発表されます。「一日葬は式場使用料が安くなる」のならありがたいですね。

WEB予約システム導入

これまで、東京博善が運営する式場や火葬炉の空き状況の確認や予約は、電話のみでの受付でした。
また基本的に葬儀社しか予約ができません。
これが4月より、WEB上での受付に変わるようです。
空き状況の確認だけ個人でもできるようになるのか、予約も葬儀社を介さずに個人でできるようになるのか、これまで通り、葬儀社のみ予約可能になるのかなど、詳細はまだ分かっていません。

キャッシュレス対応

これまで東京博善が運営する施設内で、飲食や数珠などの商品を購入する際には現金しか利用できませんでした。しかし2021年10月頃より、全商品でクレジットカードでの決済が可能になります。

その他にもいろいろ変わる!

・公式サイトのリニューアル
公式サイトがリニューアルされるそうです。詳細は現時点で不明ですが、情報が見やすいサイトになるといいですね。WEB上の予約システムもここから入れるようになるのかもしれません。

・斎場内広告PR
桐ケ谷斎場(品川区)でテスト的に、遺族に向けた商品の広告販売サービスをパンフレットなどで展開するとのことです。
詳細は分かっていませんが、仏壇店や霊園など遺族に向けたサービスを展開する業者を対象に、広告枠を販売するということと受け取れます。
詳細が発表され次第、紹介します。

・故人の人口骨の取り扱いを厳しく
故人が人口骨を付けていた場合、人口骨は骨壺に入れるのが難しいため、火葬場運営側で供養することがほとんどです。
これまでは遺族に対し「こちらで供養してよろしいですか?」とお伺いし、遺族が「はい」と答えれば、それでOKだったのですが、1月下旬からは「ご供養承諾書」というものに喪主が署名をしなければ、人口骨を預かることはできなくなります。
口約束だけでのトラブルが発生することを避けるためだそうです。


以上が、1月25日に東京23区内の火葬場、町屋斎場、四ツ木斎場(お花茶屋会館)、桐ケ谷斎場、落合斎場、代々幡斎場、堀ノ内斎場を運営する「東京博善株式会社」から発表された内容です。

全体的に、遺族の負担の軽減、利便性の向上につながる取組みになっているようです。
東京23区内の多くの方が利用することになる東京博善の施設。
火葬料が値上げされた分、遺族がより心地よく、便利に使える施設になることに大きな期待が寄せられます。
それぞれの新たな取り組みについての詳細は追って発表されるとのこと。「葬儀の口コミ」では発表があり次第、ご紹介いたします。

この記事を書いた人

亀井 洋一

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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