安く葬儀ができる!?市民葬・区民葬頼む前にメリットデメリットを知っておこう

最新編集日:2022年03月15日

安く葬儀ができる!?市民葬・区民葬頼む前にメリットデメリットを知っておこう

市民葬・区民葬とは、各自治体が葬儀社と提携して葬儀を行う制度です。比較的低価格で葬儀を行うことができます。住民の経済的負担を軽減することを目的としたこの制度。しかし必ずしも「最低価格」で利用できるという訳ではありません。
「低価格で葬儀ができる」というイメージだけで選択して後悔することがないよう、その内容や注意点について紹介します。
【ネタバレ】「本当に必要最低限の葬儀でいい」という方にしかオススメできません。

  

市民葬・区民葬とは?

市民葬・区民葬とは、各自治体が葬儀社と「この規格の葬儀を、この費用でやってください」と協定を結んだものです。
「規格葬儀」と呼ばれたり、自治体独自の呼び名の場合もあります。
経済的に余裕がない場合でも、住民が安心して葬儀が行えるように設けられた制度なので比較的低価格に設定されています。

本来、葬儀のサービスは民間企業である葬儀社が提供するため、内容や価格設定は葬儀社の自由です。
しかし経済的余裕がない場合「いくらかかるか分からない」という状況では、安心して依頼することができなくなってしまいます。
誰もが必ず亡くなるため、経済的余裕がなくても火葬を行わなければならないのはもちろんのこと、最低限の弔いをする権利は保証されなければなリません。

そのためあらかじめ「この規格の葬儀をこの費用で」と最低限自治体として保証しておくことで、自治体の住民が安心して葬儀を行えるようにしたのがこの制度です。

※すべての自治体に設けられている制度ではありません。
故人の住所がある自治体に、市民葬・区民葬に該当する制度があるかどうか、確認しておきましょう。

市民葬・区民葬の利用条件は?

それではどのような人が市民葬・区民葬を利用できるのでしょうか?

基本的には「故人の住民票が、当該の自治体にあること」が条件となります。
比較的低価格に設定されているものの、所得や納税額による条件はありません。

自治体によっては、故人でなくても喪主や申請する人の住民票がその自治体にあれば利用できることもあります。

市民葬・区民葬を利用するには?

市民葬・区民葬を利用する方法は2つあります。
ここでは主な申込方法を紹介しますが、自治体によって方法が異なるためお住まいの自治体へ確認してください。

自治体の受付で申し込む

身内の方が亡くなると「死亡届」を自治体に提出します。
その際に市民葬・区民葬を行いたい旨を伝え、申し込みます。その際に、自治体と提携している葬儀社の一覧を渡されますので、その中から1社を選びます。

葬儀社に直接申し込む

コチラの方法が一般的。
自治体と提携している葬儀社に直接申し込みます。
「市区町村名 市民葬・区民葬」で調べると、その市区町村で市民葬・区民葬を利用できる葬儀社の一覧が出てきますので、そこから一社選んで、葬儀社に連絡します。
その際に市民葬・区民葬を利用したい、と伝えましょう。

市民葬・区民葬のメリット

市民葬・区民葬には大きく2つのメリットがあります。

費用が抑えられる

市民葬・区民葬は、住民の葬祭費の負担を軽減することが目的としています。
そのため直接葬儀社に依頼するよりも低価格で行えることが多いです。
通常、葬儀費用は平均で195万円(2017年度 日本消費者協会アンケート)と言われていますが、市民葬・区民葬を利用すると50万円以内で葬儀を行えることがほとんどです。

自治体と提携した葬儀社だから安心

市民葬・区民葬は自治体に認定された葬儀社しか行うことが出来ません。
自治体に認定されるには、自治体が定めた一定水準をクリアする必要があります。
そのため法外に高い費用を請求されるなどの心配はありません。その点で安心して依頼することが出来ます。

また東京23区の方であれば火葬料が安くなる可能性があります。
東京都内の町屋斎場、桐ケ谷斎場、四ツ木斎場、代々幡斎場、落合斎場、堀之内斎場は、通常最も安価な火葬炉でも火葬料が75,000円かかりますが、区民葬を利用した場合には53,100円と2万円以上もやすくなるのです。

市民葬・区民葬のデメリット

一方でデメリットもあります。
市民葬・区民葬のデメリットは大きく2つです。

追加料金がかかることも......。

市民葬・区民葬は、基本的に「必要最低限」という色が強く、内容が不十分なことも。
例えば、ドライアイスの交換や枕飾りの料金が含まれていなかったり......。
その場合には追加料金がかかります。
必要なものを追加していていくうちに、追加料金がかさんで予算オーバーなんてことも考えられます。

とっても質素な葬儀になる

こちらも、「必要最低限」という考えから起こることです。
祭壇は白木祭壇だけとという事が多く、グレードアップするためには追加料金がかかります。

そのため、本当に「必要最低限だけでいい」という方にしか市民葬・区民葬はオススメできません。

市民葬・区民葬より安い葬儀社もある

市民葬・区民葬には、自治体と提携した安心の葬儀社で比較的低価格で葬儀を行うことができるというメリットがあります。

しかし自治体の設定した規格によっては、追加料金が使い料金がかさんで結局高額になることも......。
最近は市民葬・区民葬でなくても、比較的低価格のプランを提供している葬儀社がたくさんあります。

費用とその内訳をよく見比べてみましょう。
繰り返しますが「本当に必要最低限でいい」という方にしか市民葬・区民葬はオススメできません。

「葬儀の口コミ」では各市区町村のページに、市民葬区民葬に対応している葬儀社の一覧を掲載しているので、検討中の方は一度ご覧になって、2,3社話を聞いてみてくださいね。

この記事を書いた人

亀井 洋一 (葬儀の口コミ編集部)

東京都出身。親の葬儀を経験したことで葬儀業界に興味をもち、大学を卒業後葬儀社で勤務。10年の現場経験を経て、退職。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「葬儀の口コミ」を運営している。

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