自殺された方の葬儀は一般の葬儀とは異なります。今回はご遺体の発見から安置、葬儀までの流れと注意点について詳しく記載します。また鯖江市での自殺された方の対応葬儀社も掲載。遺族に負担がかかる式だからこそ安心できる葬儀社を紹介します。
目次
葬儀社ではいろんな死因の方の葬儀を扱いますが、中でも自殺者の葬儀は扱いが難しいです。
自殺者の葬儀は、突然訪れます。ご遺族も心の準備ができないまま、対象者の死に直面することがほとんどないため、 精神的なショックや混乱が大きい場合があります。
また、自殺から数日〜長い時間がかかって発見されるご遺体やお身体に損傷のある場合もあります。
葬儀を行なっても、お身体を見せたくない方や死因を自殺だと周囲の方に知られたくないご遺族の方もいらっしゃいます。そのような特別な事情に丁寧に対応するために、葬儀社側にもいつも以上の経験と心配りが必要となります。
STEP 1
ご遺体の発見、警察への連絡
自死されたご遺体を発見された場合、まずは救急車を呼びます。しかし、どう見ても亡くなっている状態である場合には警察へ連絡をします。警察が死因に犯罪性がないかを調べる「検視」を行うため、ご遺体周りの状況はなるべくそのままにしておきましょう。
STEP 2
検視を行う
自死の場合、警察が立ち入り、検視が行われます。検視はどのような事情でも拒否することはできません。
検視では、ご遺族への事情聴取やご遺体の検案さらには解剖がおこなわれる場合もあります。
また警察の都合によって、検視には数日間かかる場合があり、そのための費用を請求されることがあります。
STEP 3
ご安置
検視後はご遺体をご自宅や葬儀会館などに搬送し、通夜・告別式の日まで安置をします。このとき、搬送は葬儀社が行うため警察にご遺体を迎えに来てもらう必要があります。
ご遺体におおきな傷や損傷がある場合には、死に化粧だけでなく、 エンバーミングというご遺体の修復 を行うこともできます。また、死後長時間が経過してしまったお身体などは葬儀の前にお骨にして、骨葬をする場合もあります。
STEP 4
通夜・告別式を行う
通夜・告別式は自死の方も一般の葬儀と流れは変わりません。
しかし自死された方の通夜や告別式を行う際には、ご遺族のお気持ちを優先させた形を取ることがほとんどです。
一例では、死因を外部の方に知らせないことが挙げられます。
大きな傷や損傷がある場合には棺を開けないことや葬儀の前にお骨にする骨葬をする場合もあります。故人と親族のみの数人で行う家族葬にすることも可能です。
葬儀の形は葬儀社と相談して決定します。短い期間で葬儀の内容を決めることは、精神的・身体的に大きな負担になるため、喪主だけでなく家族など近い方と一緒にご相談をされることをお勧めします。
心労が重なる時期ですが、葬儀後はいくつかの手続きをする必要があります。
①お金を引き出す
②損害賠償を払う
ホテルや電車・集合住宅などで亡くなると、施設の持ち主からその価値を下げた、損を出したという理由で損害賠償を請求される場合があります。損害賠償の支払い義務は遺族にあります。
検案でも死因に犯罪性がないと判断できない場合は、解剖になります。
死因が特定でき、事件性がないと判断されたら、ご遺体を遺族に引き取りにきていただきます。
自死された方の葬儀は通常の葬儀と異なる点がいくつかあります。
1つ目は費用がかかることです。
傷がついてしまったお身体を修復したり、死因を隠したりするために エンバーミングの処置を行ったり、故人の自宅を清掃したり、公共の場所で亡くなった場合には損害賠償がかかるなど、通常の葬儀よりも費用がかかる場合が多いです。またエンバーミングなどの特別な技術を持っている葬儀社は少なく、選択肢が少なくなってしまうことがあります。
2つ目は遺族への負担がかかることです。
疾患などがあり遺族が亡くなる可能性を予期している場合はともかく、自死の場合は遺族の心の準備なく亡くなってしまう場合が多いです。そのようなとき、ご遺族は「あのときああしていればよかった」と自身を責めてしまいがちです。冷静に見えても、打ち合わせ内容を覚えていない方もいらっしゃいます。
また、死因を参列者など周りに知らせるかどうか悩むご家族もいます。身内だけの家族葬を行ったり、エンバーミングなどで表情をやさしく整えて一般的な葬儀をする方もいます。
鯖江市で自殺や自死の方の葬儀を取り扱う葬儀社を紹介します。
365日24時間対応しているので、不安なことや不明なことがあれば、電話で聞いてみてください。
福井県福井市丸山1-407
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