臨済宗の葬儀にはめずらしい儀式が多いですが、それぞれの作法には故人を安らかに旅立たせるための大切な意味があります。今回は臨済宗の葬儀の儀式や意味、参列する際の注意点などをご紹介しています。事前に理解を深めておき、より心に残るお見送りの時間を持ちましょう。
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葬儀社 | |||
料金 | 要相談 | 要相談 | 要相談 |
評価 | 4.64 ★ (14件) | 4 ★ (1件) | 4 ★ (1件) |
電話 | 相談する050-5231-2092 | ー | ー |
目次
臨済宗は鎌倉時代に栄西が中国から日本に伝えた、日本三大禅宗の一つです。
天龍寺・金閣寺など有名な寺を本山とする宗派も多く、茶などの文化面にも大きく影響しました。
臨済宗の基本は、坐禅を行って自分の持つ仏性に気づけば悟りを開けるという「自力」の教えです。師と対面して問題をいただく「看話禅(かんなぜん)」を行い、自分を見つめ全身を使って理論をこえた答えにたどりつくことを大切にしています。
臨済宗では、葬儀を「自分の仏性に気づき、目覚める儀式」と解釈します。
「お釈迦様の教えは言葉で表せない」と考え、特定のお経(経典)ではなく「南釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」という念仏や般若心経などの経典を唱えます。
また葬儀は主に「授戒(故人を仏様の弟子にする)」、「念誦(ねんじゅ=経典を唱える)」、「引導(故人を仏の世界へ導く)」の3つで構成されます。
読経中に導師が「喝!」と唱える儀式は、現世への未練を断ち切り安らかに浄土へ導かれるように、松明(たいまつ)を回し投げる儀式は、悪霊や煩悩をはらうために行います。
① 僧侶の入場
② 授戒の儀式
・剃髪(ていはつ=剃刀を持ち、「剃髪の偈」を唱える)。
・懺悔文(ざんげもん=生前の罪を反省する)
・三帰戒文(さんきかいもん=仏法僧に帰依すると誓う)
・三聚浄戒(さんじゅうじょうかい=法性水を注ぎ、灌頂を行う)
③ 念誦の儀式
・入龕諷経(にゅうがんふぎん=納棺の読経)
・龕前念誦(がんぜんねんじゅ=閉棺の読経)
・鎖龕諷経(さがんふぎん=蓋をする時の読経)
・山頭念誦(さんとうねんじゅ=成仏を願う読経)
④ 引導の儀式
・引導(浄土へ送り出す作法)
⑤ 焼香
⑥ 出棺
はじめて臨済宗の葬儀に参列すると、特徴的な儀式に驚くこともあると思います。簡単にでも内容や意味を知り、儀式の理解を深めておきましょう。
こちらでは中でも特徴的とされる、2つの儀式をご紹介します。
葬儀の前半に行われる「授戒の儀式」は、故人を仏様の弟子にするための作法です。
故人の頭を剃り生前のさまざまな罪を反省させた後、導師が故人に戒律を授け、戒名をつけて仏弟子であることを認めます。 葬儀では「血脈(けちみゃく・お釈迦様から血を受け継いだことを示す系譜図)」を授与して、その証とします。
「引導の儀式」は故人を仏の世界へ導き入れるための重要な作法で、導師が引導法語を唱えて進めます。
読経の最中に「喝!」と唱える作法は特徴的で、これによって未練を断ち切り仏の道へ進ませます。またシンバルのような楽器(妙鉢)や太鼓を鳴らし、供養をします。
引導法語の前には松明(たいまつ)に模したものを空中で回し投げますが、これも煩悩や悪霊・未練を断ち切り成仏へ導く意味があります。
臨済宗の葬儀でも他の仏教宗派と同じように、戒名を授かりお布施をお渡しします。事前に一般的な知識を把握しておけば、意図せずお寺に失礼になってしまうことはないでしょう。
こちらでは、いくつか注意点をご紹介します。
臨済宗の葬儀におけるお布施の相場は、約15万~50万円です。お布施は読経のお礼なので、あわせて御車料や御膳料もお渡ししましょう。
戒名へのお布施は別に用意し、ランクによって「信士・信女」は30万~50万円、「居士・大姉」は50万~80万円、「院居士・院大姉」は100万円~と金額目安が変わります。
戒名は仏様に帰依した証であり、生前に修行者が菩提寺の住職からいただくものです。
「生前戒名」が本来の形であり、仏教の教えを日常に反映できるので最も望ましいと考えられます。
現代では葬儀中に戒名を授ける「没後戒名」が一般的ですが、霊となった故人を仏様とつなげ成仏へ導く役割を果たしています。
臨済宗の葬儀では、参列者側にもやはり独特なマナーや作法があります。
ですが他の仏式葬儀と変わらない部分も多いので、参列する前に確認し必要に応じて準備をしておきましょう。
臨済宗の正式な数珠は、「看経念珠(かんきねんじゅ)」と呼ばれます。玉が108個と長く、曹洞宗のような銀の輪はついていません。
二重にして房を下に向けて持ち歩き、合掌する際も二重のまま左手の親指と人さし指の間にかけて手をあわせます。ただし参列の際は自身の宗派の数珠で問題はなく、略式数珠を使う方も多いです。
香典袋に関するマナーは、他の宗派と大きな違いはありません。
表書きは「涙で字がにじんだ」という意味になる薄墨を使って、上に「御霊前」や「御香典」、下にフルネームで氏名を書きます。 金額目安も一般的で、関係性や年齢によって知人ならば5,000~1万円、親族ならば1万~10万円ほどでしょう。
臨済宗のお焼香は、「おしいただかずに1回または3回」です。
一般的には1回ですが、宗派によって違いますので事前に確認しておきましょう。
前に進んだらご遺族に一礼し、香炉の前で合掌・一礼します。右手の親指・人さし指・中指で香をつまみ、額まで上げずにそのまま香炉へくべましょう。
特徴的な儀式の多い臨済宗の葬儀ですが、服装は通常の喪服で構いません。
遺族は正喪服を着用するので、参列者は準喪服を用意しましょう。
男性は弔事用の漆黒のスーツに白無地のワイシャツ、黒のネクタイ・靴下・靴・ベルトを。
女性はワンピースなどのブラックフォーマルに、黒の薄手ストッキングを着用します。アクセサリーは結婚指輪やパールなどだけにし、派手な装飾は控えます。
四万十市で臨済宗の葬儀を取り扱う葬儀社を紹介します。
365日24時間対応しているので、不安なことや不明なことがあれば、電話で聞いてみてください。
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ドリーマーは、年問1,400件以上の実績がある葬儀社です。ゴルフ好きな故人にグリーンをイメージした花祭壇を作成するなど、オリジナルデザインの花祭壇が大好評。それぞれのお客様のご要望に合わせた、直葬、ご家族だけの密葬、家族葬、各分野の皆様が参列する一般葬と、全てが一階に式場があり、高齢の皆様にも優しい施設となっております。
申請すると給付金を受け取れる可能性があります。
葬祭費給付金制度とは?>>
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相談ダイヤル
050-5231-2092
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植田葬儀社 中村店は四万十市に密着した葬儀社です。24時間365日、お迎えも事前相談にも対応しています。
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四万十市のベルモニーでは、最大80名規模の家族葬を心を込めてご提案します。24時間365日対応し、和室やも完備しています。安心してお任せください。
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植田葬儀社(うえたセレモニーホール)は四万十市に密着した葬儀社です。24時間365日、お迎えも事前相談にも対応しています。
SAKAMOTO.A
数年前に父母を亡くし、その際はスタッフ皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。施設設備に関しては申し分なく、隅々にまで行き届いた心配りを感じたことです。父母共に高齢だったとは言え、現実にはその死を受け入れがたく、心にゆとりもない中、担当の横田さんの心温まる声かけや葬儀に関する相談等に快く応じて下さり、どれだけ安堵したかしれません。お名前は忘れましたが、葬儀の進行をして下さった女性の方の声、間の取り方等、絶妙な話しぶりに感動したことも忘れられません。単に技術面だけでなく、私達の心に寄り添って下さってることが感じられたからこそ、未だに心に残っているのだと思います又、月命日には母の大好きだったパープルの花を片手に我が家を訪問して下さった時には、本当に感動しました。葬儀前から葬儀後に至るまで終始一貫して私達遺族側の気持ち寄り添ってくださった横田さんには特に感謝ししています。加えて、素晴らしいリーダーのもとでお仕事をされている全てのスタッフの皆様にも心より感謝しています。
投稿日:
M.D
投稿先:ドリーマー中村葬祭(中村葬祭館)
病院から自宅まで連れ帰っていただいたところから細やかな配慮をしていただ、気持ち落ち着いて準備に向き合うことができました。
投稿日:
E.F
投稿先:ドリーマー中村葬祭(中村葬祭館)
ほんとに親切に対応していただきました。いろんな都合で告別式まで時間がかかりましたが、やさしく、気のきいた対応をしていただき本当にありがとうございました。
投稿日:
Q
四万十市で臨済宗に対応している葬儀社は?
四万十市で臨済宗に対応している葬儀社は、四万十市佐岡446にある「ドリーマー中村葬祭(中村葬祭館)」です。