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形見分けのスムーズな進め方!喜ばれる品物や行う時期3つも紹介

形見分けのスムーズな進め方!喜ばれる品物や行う時期3つも紹介

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形見分けのスムーズな進め方!喜ばれる品物や行う時期3つも紹介
母親や父親が亡くなった後、親族内でどのように「形見分け」を行えばよいのかわからず、悩む方もいるでしょう。
関係者とトラブルになりやすい「形見分け」ですが、しっかりとポイントを押さえて行うことで、安心して遺品を分配できます。
今回は、形見分けのスムーズな進め方や行う時期を解説。
悩みやすい目上の親族や兄弟姉妹への対応や、遺産分割との違いもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

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「形見分け」とは?

「形見分け」は、故人が日常的に使用していた品、故人の思い出が詰まった品(形見)を故人の家族や親族、友人などに分配し、故人を懐かしむことを指します。
基本的に高価なものではなく、低い価値の品を贈ります。
たとえば、衣服やアクセサリー、家具、故人の好きなコレクション類などの品が多いです。
形見分けは、平安時代の書物「栄華物語」に記述されていることもあり、古くから存在する風習だといわれています。

形見分けをする対象者

主に形見分けを行う対象者は、以下になります。
家族や親族(故人の配偶者、子供、孫)
生前に交流が深かった友人・知人

故人と親しい関係であった人物が対象者となり、形見を受け取れます。
形見分けを行うときは、法定相続人全員と話し合い、それぞれ同意を得ましょう。
また、形見分けは一般的に立場が下の方に贈るものであり、上司や年上の方に贈ることは避けるべきだとされています。
ただし、生前からの故人の希望であったり、目上の方から強くお願いされたりした場合は、法定相続人全員から同意を得て、お渡ししても問題ありません。
必ずしも目上の方への形見分けが失礼に当たる、というわけではないことを理解しておきましょう。

形見分けで贈る品物の選び方

形見分けで贈る品物の選び方
贈ると喜ばれる品物がある一方で、避けたほうがよい品物もあるため、注意が必要です。

喜ばれる品物

以下は、喜ばれやすい形見アイテムです。
アクセサリー(腕時計、髪飾り)
文具
衣服
故人の好きなコレクション類
仏具(数珠)

故人が日常的に使用・着用していたものや好きで集めていたコレクション類は、形見分けのアイテムとして選ばれることが多いです。
数珠は、代々受け継ぐことを昔から決めている家庭もあります。
ただし、コレクション類の中には価値の高いものも含まれている可能性があるため、形見分けとして選ぶときは注意しましょう。

避けたほうがよい品物

以下の品物は、形見分けの品物として選ばないようにしましょう。
傷みが激しい・故障して使用できない品物
用途不明な品物
現金や金券
生き物

傷みがあるものや故障したものは、すぐ壊れてしまったり使用できなかったり、処分に困ってしまうだけでなく、なにより故人を懐かしむことができないため、おすすめできません。
また、現金や金券は相続財産として扱う必要があり、税金が関わってきます。
生き物は、受け取り側に許可を得る必要があるため、避けたほうがよいでしょう。

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形見分けを行うタイミング

形見分けを行うタイミング
タイミングは、それぞれの宗教により時期が違います。

仏教

仏教の場合、「四十九日法要(忌明け)」のタイミングで形見分けを行うとよいでしょう。
四十九日とは、亡くなってから49日目の法要のことで、故人の魂が極楽浄土に行けるかどうかが決まる、大切な日です。
そのため、四十九日法要では故人が無事極楽浄土に行けるようにお祈りします。
四十九日を忌明けとすることが一般的ですが、家庭や地域によっては故人が亡くなってから35日である「五七日(いつなのか)」を忌明けとする場合も。
五七日は、閻魔大王の裁判を受ける日といわれています。

神道

神道の場合、「五十日祭」を目安に行いましょう。
神道では、亡くなった人の魂は守護神となり、家や家族を見守ってくれるといわれています。
霊祭は葬儀当日を含めた10日ごとに行い、五十日祭(忌明け)のタイミングで守護神となった故人の魂を家に迎え入れます。
故人が無事極楽浄土に行けることをお祈りする四十九日法要とは違うため、理解しておきましょう。

キリスト教

キリスト教の場合、形見分けという風習はありません。
ただし、日本で行う場合、「30日目の追悼ミサ」「召天記念式」後を目安にするとよいでしょう。
キリスト教には、「カトリック」と「プロテスタント」の2種類の宗派があり、それぞれ追悼ミサを行う日が違います。
カトリックの追悼ミサ:死後3日目、7日目、30日目ごとに行う
プロテスタントの追悼ミサ(記念集会):死後1ヵ月後に行う

追悼ミサを行う日だけでなく、考え方や葬儀方法も違うところがポイントです。
カトリックの葬儀では、故人が生前に犯した罪を神に許してもらい、神の恩恵をいただけるよう祈ります。
プロテスタントの葬儀は、神に感謝して遺族の悲しみを癒すために行うものとされています。

形見分けを行うときの注意点

形見分けを行うときの注意点
形見分けを行うときの注意点は、以下4つです。
品物は包装しない
目上の人に形見分けの品を贈らない
無理に贈らない
高価なものは税金がかかる

それぞれ詳しく解説します。

品物は包装しない

形見分けとして贈る品物は、包装せずそのまま渡しても失礼に当たりません。
しかし、中には包装しないと気持ちが落ち着かないという方もいるでしょう。
どうしても包装したい場合、白い紙の半紙に包んで渡すことをおすすめします。
表書きでは、「遺品(仏式)」「偲ぶ草(神式)」と書きましょう。
もし遠方にいる方に贈る場合、丁寧に品物を包装し、故人の名前と形見分けの品であるというメッセージを添えると、安心して受け取ってもらえます。

目上の人に形見分けの品を贈らない

先でも解説しましたが、形見分けは一般的に目上の方には贈りません。
ただし、生前から故人と長い付き合いで仲がよく、故人が希望していた場合は、法定相続人全員からの同意を得て贈るとよいでしょう。

無理に贈らない

中には、「形見分けしたくない」「贈る品物がない」といった方もいるでしょう。
形見分けはあくまで風習であり、必ずしも故人の品物を贈る必要はありません。
無理に故人の品物を家族や親族に贈らせる・押し付けるものでもないことを理解しておく必要があります。

高価なものは税金がかかる

形見分けを行う場合、贈る品物の価値に注意しましょう。
高価なものである場合、贈与税や相続税といった税金がかかる恐れがあります。
たとえば、美術品や着物、宝飾品、盆栽などを形見分けの品物として考えている場合、まずはその価値を鑑定してもらうほうがよいでしょう。
トラブルを回避するためにも、贈る品物の価値をあらかじめ知っておく必要があります。

形見分けと遺産分割の違い

「形見分け」と同時によく見かける言葉が「遺産分割」です。
遺産分割は、相続人同士で遺産を分配する手続きのことを指します。
形見分けと遺産分割の違いは、簡単に言うと「遺産として扱うかどうか」です。

高価な品物は遺産として扱う

高価な形見は、相続財産として扱われる可能性も。
遺産として扱われると遺産分割の対象になるため、相続人同士で話し合いを重ね、遺産を分配する必要があります。
そのため、通常形見分けで贈る品物は、低額の品物を選びます。

形見分けは遺産分割が終わった後に

形見分けの前に遺産分割を済ませる必要があります。
遺品の価値をそれぞれ調べ、相続人全員から同意をもらって形見分けをしなかった場合、遺産に値する価値の高い品物を贈ってしまい、後から大きなトラブルに発展してしまう恐れも。
形見分けは、必ず遺産分割が終わった後に行いましょう。

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形見分けをスムーズに進めるためのステップ

形見分けをスムーズに進めるためのステップ
形見分けをスムーズに進めるためには、「話し合い」が重要になります。

事前の準備と話し合い

形見分けを行うために、まずは事前準備と話し合いをしっかりと行いましょう。
1.形見明けを行う日を決める
2.遺品整理と遺産分割を行う
3.形見分けの品物を贈る

形見明けを行う日は、忌明け後や相続後に親族で集合する日、不要な遺品を処分する前がよいでしょう。
希望者の多い形見は、棺に入れて故人とともに旅立たせると、トラブルに発展せず円満に解決できます。

家族での形見分けの進行方法

家族で形見分けを行うときは、以下の順番で進めるとよいでしょう。
1.遺産分割の代表者、形見分けを行う代表者をそれぞれ決める
2.形見明けを行う日を決める
3.相続の品物と形見の品物に分けることに対し、法定相続人全員から同意を得る(代表者)
4.遺品整理と遺産分割を行う
5.形見分けで「誰に何を渡すか」を自身に任せてほしいことを全員に伝え、了承を得る(代表者)
6.それぞれに贈る形見分けの品物を決める
7.形見分けの品物を贈る

形見分けを行う代表者は、葬式での喪主や家族が行うケースが多いです。
もちろん、配偶者や兄妹などが形見分けを取り仕切っても問題ありません。
形見分けの行い方は、法定相続人全員で決めましょう。
遺品の分別方法として、遺産として価値が高いものは相続の品物に、換金性の低いものは形見の品物として分けます。
そして、形見の品物の中から法定相続人に欲しいものを尋ね、誰に何を贈るかを決めましょう。

形見分けで現金を贈る場合、いくらが適当?

形見分けとして贈る金額に相場はありません。
遺族の間で話し合い、どのくらい現金を贈るのかを決めましょう。
ただし、受け取る相手が負担にならない程度の金額に決める必要があります。

形見分けを断ってもよい?

形見分けは断っても問題ありません。
ただし、故人や遺族の思いを受け取ることが故人への祈りとなるため、特別な理由がない場合は形見を受け取りましょう。

形見分けを受け取る場合、お礼は必要?

お礼の品物を贈ったりお礼状を返したりする必要はありません。
もし郵送で形見を受け取った場合は、電話やメールで無事受け取ったお礼を伝えると、遺族が安心するでしょう。

壊れた形見分けを処分する場合、どうしたらよい?

神社やお寺に持参し、お焚き上げしましょう。

まとめ

形見分けは、通常四十九日法要(忌明け)のタイミングで行います。
あらかじめ事前準備をして、法定相続人との話し合いをしっかりと行うことで、トラブルなく故人の思いを大切にして形見分けできるでしょう。
形見分けの品物を贈るときは、相手の気持ちを考えて選ぶと失敗しにくいです。
もしわからないことがあれば、プロの専門家に相談しながら形見分けを進めましょう。

よくある質問

Q

形見分けとは何ですか?

形見分けとは、故人が日常的に使用していた品や思い出の詰まった品を、家族や親族、友人に分ける儀式です。形見分けを通じて故人を偲び、思い出を大切にするための行為です。高価な品ではなく、故人が大切にしていた日用品が選ばれることが多いです。

Q

形見分けの品物として喜ばれるものは何ですか?

喜ばれる形見分けの品物は、故人が愛用していたアクセサリーや衣服、腕時計などです。また、故人のコレクションや日常的に使っていた文具なども選ばれることが多いです。これらは、故人の思い出を大切にしやすく、受け取った側も感謝される品物です。

Q

形見分けを行うタイミングはいつが良いですか?

形見分けを行うタイミングは、宗教によって異なります。仏教では四十九日法要、神道では五十日祭が目安とされます。これらの忌明け後に行うのが一般的です。また、キリスト教では、30日目の追悼ミサや召天記念式の後に行うことが多いです。

Q

形見分けを断ることはできますか?

形見分けを断ることは問題ありません。特別な理由がない限り、故人への敬意として受け取ることが勧められますが、受け取りたくない場合は無理に受け取る必要はありません。遺族に対して、丁寧に断ることが大切です。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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