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出棺の流れは?故人のお見送り方法と参列マナーを解説

出棺の流れは?故人のお見送り方法と参列マナーを解説

この記事は2分で読めます

出棺の流れは?故人のお見送り方法と参列マナーを解説
出棺の儀は大切な方を見送る最後の時間で、残される遺族や友人にとって欠かせない儀式です。本記事では出棺の意味や儀式の流れ、参列する際に気をつけるべきマナーについて詳しくご紹介します。

【目次】

      出棺とは?その意味とタイミング
      出棺の流れと必要な物
    1. 別れの儀(花入れの儀)
    2. 釘打ちの儀
    3. 霊柩車へ運ぶ
    4. 喪主挨拶
    5. 火葬場へ向かう
    6. 出棺の儀で必要な物
      出棺の儀の挨拶は喪主以外でもいい?
      出棺で参列者が知っておきたいマナー
    1. 出棺の儀の服装
    2. 過度な感情表現をしない
      地域や宗教による出棺の儀の違い
      出棺後、火葬場での流れ
      まとめ
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出棺とは?その意味とタイミング

出棺は「しゅっかん」と読み、葬儀・告別式の後に故人が納められた棺を火葬場へ送り出す儀式のことを指します。時間帯としては、葬儀が行われる午前中や昼過ぎが多いです。

故人が無事に成仏するように願い、遺族の気持ちの整理をするための機会として大切な儀式です。また火葬場へは一般的に遺族と親族が同行するため、一般の参列者にとっては故人を見送る最後の時間となります。

出棺の流れと必要な物

出棺の流れは地域や宗教によって多少異なりますが、主に「別れの儀」「釘打ち」「霊柩車へ棺を運ぶ」「見送りの挨拶」「火葬場への移動」を行います。以下では各場面で行うことや必要な物について、詳しくご紹介していきます。

別れの儀(花入れの儀)

「別れの儀」は花入れの儀とも呼ばれ、棺の中で眠る故人の周りに花を飾り、お別れの言葉を伝える儀式です。棺の中へ捧げる花は「別れ花」と呼び、祭壇に飾られた供花や故人の好んだ花が使用されます。別れ花は故人にとって身近な方、つまり喪主や配偶者の方から順番に捧げ、故人の顔周りを中心に身体の周辺を飾っていきます。

棺の中へは花以外にも、副葬品を入れることが可能です。副葬品は故人の思い入れのある品、好きなお菓子、手紙などの燃える物が入れられます。火葬が前提となるため、金属製品やプラスチック、水分の多い食品など燃えにくい・遺骨を汚す可能性があるものは副葬品として選ぶことができません。棺に入れられるか判断に迷う場合には、葬儀社や火葬場のスタッフに事前に相談しましょう。

釘打ちの儀

別れの儀を終えると棺の蓋を閉じ、「釘打ちの儀」が行われます。釘打ちの由来は、棺をしっかり閉じることで故人の霊がこの世に戻らず三途の川を無事に渡れるようにする、また死の穢れや病が外へ出ていかないようにするためなど諸説あります。

手順としては、喪主を始めとして故人と血縁の近い親族の順に、棺の頭に近い方から釘を石で2~3回程度ずつ打ち込みます。その間参列者は合掌や黙祷を行い、故人の冥福を祈ります。

釘打ちは棺を完全に閉じるため、遺族にとって物理的・精神的に故人との「最後の別れ」であるという実感を深め、心の区切りをつける大切な儀式です。

しかし最近では棺や輸送手段の改善によって蓋が取れにくくなったことから、釘打ちの儀を執り行わないケースも増えています。

霊柩車へ運ぶ

棺は蓋を閉じた後、原則として遺族・親族などの男性6名程度で、棺の左右を均等に持ち霊柩車へ運びます。棺を運ぶ際には静かにゆっくりと、故人の足側を進行方向へ向けて移動します。位牌は喪主、遺影は遺族代表などの縁の深い方が持ち、棺とともに霊柩車に乗車します。

なお近年では棺を女性が担いでも問題ありませんが、重量が重いため体力面に自信がない方や安定感のないヒールを履いている方は注意が必要です。

喪主挨拶

火葬場へ向かう前には、喪主や親族代表者が見送りの参列者へ挨拶を行います。出棺の挨拶は簡潔に、故人や参列者への感謝や別れの意を伝えることが大切です。

一般的には次のような内容で挨拶をまとめます。

・集まってくれた参列者へのお礼
・生前の故人とのお付き合いに対する感謝
・故人への感謝や思い出
・今後の遺族への力添えのお願い

挨拶の中では、忌み言葉や重ね言葉、直接的な生死の表現を避けるようにしましょう。また宗教や地域の慣習に合わせて、使用する言葉を考慮します。例えば「他界」などは仏教由来の言葉であるため、キリスト教の葬儀ではあまり使用されません。

これらの注意点を踏まえて、以下に基本的な出棺の挨拶例をご紹介します。

本日はご多用の中、○○のために足を運んでいただき、心から感謝いたします。大勢の方に見送られ、○○も皆様のご厚情に喜んでいることと思います。○○は生前皆様に支えられ、充実した人生を歩むことができました。どうか今後とも、残された私どもへ変わらぬご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。本日は誠にありがとうございました。

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火葬場へ向かう

喪主の挨拶が済むと、霊柩車は火葬場へ向かいます。一般的には喪主と遺族、親族と特に親しい友人・知人のみ同行します。出棺時には霊柩車がクラクションを鳴らすことがありますが、これは故人がこの世から旅立つ合図としての役割や、邪気を祓う力のある一番鶏の代わりとしての役割があるとされています。

火葬場へ同行しない参列者は、霊柩車が出発したら黙礼をして故人のご冥福を祈り、霊柩車が見えなくなるまで見送りをします。

出棺の儀で必要な物

出棺の儀では、別れの儀で使用する花や副葬品の他に、仏教の場合は数珠、キリスト教の場合はロザリオなど、葬儀で使用する物を持ちます。また火葬場へ持って行く物としては、火葬許可証とスタッフへの心付け、飲み物と軽食が挙げられます。ただし心付けや軽食については、火葬場によってルールが異なるため事前の確認が必要です。

出棺の儀の挨拶は喪主以外でもいい?

出棺の儀の挨拶は喪主以外でもいい?
挨拶は一般的に喪主が行います。喪主が高齢で挨拶が難しい場合、故人や遺族の希望がある場合など状況によっては遺族代表の方が挨拶を行っても問題ありません。いずれの場合も、出棺の挨拶は故人との最後の別れを締めくくる大切な役割です。真心のこもった言葉で故人への思いを伝えましょう。

出棺で参列者が知っておきたいマナー

出棺の際に参列者が知っておくべき基本的なマナーをご紹介します。

出棺の儀の服装

葬儀・告別式後に出棺をする場合には、喪服のまま参列します。一方近所で執り行われる自宅出棺を見送る場合、無地で黒や紺色などの地味な色のスーツ・スカートでの参加が望ましいです。また出棺は外で行われるため、冬場は待機中にコートを着用しても問題ありませんが、棺が運ばれる時にはコートを脱いで礼服でお見送りしましょう。 

過度な感情表現をしない

出棺の儀は厳粛な雰囲気を大切にするため、静かにもしくは心の中で、故人への感謝や冥福を祈ります。故人を失った悲しみから過度な感情表現をしたり、不用意な私語で場を乱すような行為は避けましょう。

地域や宗教による出棺の儀の違い

出棺の儀は地域や宗教によって執り行われる内容が異なります。例えば関西・中国・九州地方では、故人の茶碗を割る「茶碗割り」という儀式が見られます。茶碗を割ることで「この世ではもう食事が食べられません。」ということを故人へ伝え、未練を残さずあの世へ安らかに旅立てるように祈る意味が込められています。また山梨県や熊本県などの一部では、出棺の際に故人の目を回して現世に戻れないようにするために、棺を3回回す「棺回し」と呼ばれる風習を行います。

一方宗教的な違いとしては、出棺の際に仏教では読経、神道では祝詞の奏上、キリスト教では祈りが捧げられるという点があります。

参列する地域や宗派に合わせて流れを事前に確認し、出棺の儀を滞りなく行えるように備えましょう。

出棺後、火葬場での流れ

出棺後、火葬場での流れ
出棺後、火葬場での流れは以下のようになります。

1.最後のお別れである納めの儀
火葬場の拝礼室などで改めて焼香を行い、故人との最後のお別れを告げます。

2.火葬
火葬炉へ棺を納め、火葬を開始します。棺を納める時には合掌をして見送ることが一般的です。

3.待機
火葬は通常1時間前後かかります。その間に遺族は待合室で静かに待機し、軽食を食べながら過ごします。

4.収骨
火葬の終了後、収骨室で故人の遺骨を骨壺に納める「収骨の儀」が行われます。2人一組でお骨を箸で拾い骨壺へ移します。

5.精進落とし
最後に遺族は「精進落とし」と呼ばれる食事の席を設けることが一般的です。精進落としは参列者への感謝や、僧侶・遺族への労いを示すほか、通常の生活へ戻ることなどの意味を持ちます。

まとめ

出棺の儀は、故人へ感謝と祈りを込めて見送る大切な儀式です。地域や宗教によって多少違いはありますが、今回ご紹介した基本的な流れやマナーを参考に準備を整え、故人の旅立ちを見守りましょう。

よくある質問

Q

出棺の際に行われる「別れの儀」とは何ですか?

別れの儀は、故人への最後のお別れとして花を棺に入れる儀式です。喪主や遺族が順番に花を捧げ、故人の周りを飾ります。また、燃える副葬品も一緒に入れることができますが、燃えにくい物や金属製品は避けましょう。この儀式は故人への想いを込める大切な時間です。

Q

出棺の際に行われる「釘打ちの儀」とは何ですか?

釘打ちの儀は、棺の蓋をしっかりと閉じ、故人が安らかに旅立つように願う儀式です。喪主から親族の順に棺の頭側に釘を打ちます。この儀式には、故人との最後の別れの象徴としての意味があり、遺族の心の整理を助ける重要な役割を果たしています。

Q

出棺の際、霊柩車への運び方には決まりがありますか?

棺は通常、男性6人程度で均等に持ち、静かに霊柩車へ運びます。棺を持つ際には、故人の足を進行方向に向け、礼を持って慎重に移動します。遺影や位牌は縁の深い人が持ち、霊柩車に同乗します。重量があるため、女性が運ぶ場合には体力や服装に注意しましょう。

Q

出棺時の参列者が気をつけるべきマナーは何ですか?

出棺時のマナーとして、静かに故人への祈りを捧げ、過度な感情表現を控えることが大切です。また、厳粛な雰囲気を保つために、私語や携帯の使用は避けましょう。特に冬場で外に出る場合はコートを着用しても構いませんが、棺が運ばれる際には脱いで故人を見送るのが礼儀です。

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この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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