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水葬をするとどうなる?水葬の起源や日本での現状を解説

水葬をするとどうなる?水葬の起源や日本での現状を解説

この記事は2分で読めます

水葬をするとどうなる?水葬の起源や日本での現状を解説
近年、葬儀に対する考え方とともに、お墓のあり方も多様化してきています。中でも、自然環境への配慮や遺族にかかる負担の軽減を望み、お墓の不要な自然葬へ関心を持つ方が増加してます。「水葬」は遺体を水へ沈めて還す、古くから行われてきた葬法です。この記事では、水葬の起源や日本における現状を解説します。

【目次】

      水葬とは?
    1. 日本における水葬
      水葬の成り立ちと信仰
      水葬のメリットとデメリット
      水葬の流れ
      世界の水葬
    1. インド
    2. アメリカ
      その他の自然葬
    1. 土葬
    2. 鳥葬
    3. 樹木葬
    4. 宇宙葬
      まとめ
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水葬とは?

水葬とは?
水葬は遺体を火葬処理せずに、川や海など水の中へ沈めて弔う方法です。

一部の国々では現在も水葬の文化が残っており、宗教的な理由から、あるいは洋上で亡くなった船員や軍人に対して執り行われます。
水へ還された遺体は、微生物や海洋生物、海流によって分解されますが、適切な手順で行わなければ環境へ影響を与えてしまうリスクがあります。

日本における水葬

現代の日本では環境保護や公衆衛生の問題から、遺体を直接水中へ送り出すことは禁止されており、違反した場合、刑法190条に定められている「死体遺棄罪」に問われかねません。ただし例外として、船の航行中に亡くなった人に対しては、水葬が認められる場合があります。

一方で、遺体を荼毘に付した後に、粉末状になった遺骨を海へ撒く「海洋散骨」は法的に問題なく実施可能です。
故人が海や自然を好きだった、墓地を持てないといった事情がある場合に、選択肢のひとつとして広がりを見せています。現状では海洋散骨を規制するような法律はありませんが、海水浴場や観光地、漁・養殖場などでの散骨は避けるべきとされ、沖合で節度を守って行う必要があります。

水葬の成り立ちと信仰

水葬の成り立ちと信仰
古代における水葬は、人間を自然に還すという意味合いだけではありませんでした。海を越えた先にあると信じられていた、「死後の世界」へと魂を送る儀式としての役割があったのです。

日本の仏教でも、観音菩薩が住む補陀落浄土が南方にあると考えられており、そこを目指して捨て身で船出する「補陀落渡海」と呼ばれる儀礼が行われていました。また、宗教によっては水に浄化の力があるとされ、穢れを祓う目的で水中へ故人を送り出す習慣が生まれました。

さらに、地理的な制約がある地域では、火葬や土葬の執行が難しいために水葬が行われていたと考えられています。

水葬のメリットとデメリット

水葬のメリットとデメリット
水葬はほかの自然葬と同様に、墓石や墓標が存在しません。
そのため墓地の確保をする必要がなく、管理費も抑えられる、自然の一部へと還ることができるといった点がメリットとして挙げられます。

一方で、遺骨が手元に残らないため、遺族の心の拠り所がなくなる可能性があります。そして、水へ沈める場所によっては、遺体が流されてしまい、予期せぬ場所へ漂着してしまうリスクも無視できません。

さらに衛生面では、感染症を拡散してしまう危険性があるため、水葬を行う場所の決定には十分な配慮が必要です。

水葬の流れ

現代の日本では原則として水葬は禁止されていますが、海上で亡くなった時には実施が認められる場合もあります。
実際には、船員法に基づく規則に従って、遺体が浮かないような処置をして水葬を行います。

主な条件
・船が公海上にあること
・伝染病による死亡を除き、死後24時間が経過していること
・衛生上の問題から、船内に保存できないこと
・医師が乗船している場合、死亡診断書が作成されていること
・伝染病による死亡では、適切な消毒を行うこと



また、遺族の気持ちを配慮して写真を撮影したり、遺髪や遺品の保管が求められることもあります。

世界の水葬

世界の水葬
世界各地の文化に水葬の痕跡が見られますが、現代もこの風習を継続している国は多くありません。

インド

ヒンドゥー教では、魂が聖なる川へと還ることで、輪廻転生の苦しみから解放されると信じられています。そのため遺体をまず火葬した後に遺骨をガンジス川へ流し、お墓を建てないことが一般的です。

しかし、子どもや事故で亡くなり天寿を全うできなかったとされる人は、そのまま川へ流されるケースがあります。また、貧困層では火葬の費用が払えずに水葬される場合があり、水質汚染の一因として問題視されています。

アメリカ

通常アメリカでは火葬や土葬が行われますが、「水火葬」と呼ばれる新しい葬法が登場しています。水火葬は、アルカリ性の液体で遺体を溶かす方法で、遺体を焼却する場合と比べて燃料消費が少なく、また排出される二酸化炭素も抑えられるため、エコな葬儀方法として注目されています。

処置後に残った遺骨は粉砕し、骨壺に納めることで、自宅へ持ち帰る・散骨する・埋葬するといった選択肢が取れます。

その他の自然葬

その他の自然葬
自然葬は、遺体を自然に還すために行われる葬儀方法です。宗教的な伝統として続いているものもありますが、近年では環境保護の観点から注目されるようになりました。

土葬

キリスト教やイスラム教など、火葬が禁止されている宗教において広く行われている葬儀方式です。
日本では埋葬に適した土地の確保が難しいこと、また湿気が多い気候のため、においや疫病が発生しやすく、ほとんど実施されません。

鳥葬

鳥葬は、チベット仏教で現代でも一般的に行われる葬送方法です。
裁断した遺体をハゲワシなどの鳥に食べさせ、肉体から魂を解放して天へ運んでもらうという意味を持ちます。日本では「死体の損壊」にあたるため、鳥葬は実施できません。

樹木葬

墓石ではなく、樹木の根元へ遺骨を埋める埋葬方法を樹木葬といいます。
宗教を問わず実施することが可能で、また遺族がお墓を管理する負担も少ない点が特徴です。これらの利点に加えて、自然へ還りたいという希望も叶えられることから近年関心が高まっています。

宇宙葬

遺骨を専用のカプセルへ納めて宇宙へ打ち上げる、ロマンが感じられる散骨方法です。
費用は遺骨の到達点によって異なり、比較的手軽なプランもありますが、月面へ向かうものは高額となっています。

まとめ

日本では水葬を行うことはできませんが、一定の条件を満たせば海洋散骨が可能です。地球環境や遺族の負担軽減のために自然葬に対する期待が高まっていますが、法律やマナーを守って実施することが重要です。情報をしっかりと調べて、故人の遺志を尊重し、遺族側も納得できるような式にしましょう。

よくある質問

Q

棺桶を海に流したらどうなるの?

棺桶は木や金属から作られていますが、その材質によって浮くものと沈むものがあり、海流によって遠くまで運ばれる可能性があります。 また、何らかの衝撃によって棺が開き遺体が水中へ出た場合、腐敗の進行や海洋生物の働きにより分解されて、最終的には自然へ還ることになります。

Q

海に遺体を流すことはできますか?

遺体を水中へ流す行為は、現在の日本では一部の例外を除いて禁止されており、実行した場合には罪に問われることとなります。火葬後に遺骨を散骨することは可能ですが、副葬品を一緒に流す場合、物品によっては環境を汚染してしまうことも考えられるため注意が必要です。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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