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祭祀(さいし)の意味や種類は?祭祀継承についてもわかりやすく解説

祭祀(さいし)の意味や種類は?祭祀継承についてもわかりやすく解説

この記事は2分で読めます

祭祀(さいし)の意味や種類は?祭祀継承についてもわかりやすく解説
神社では、季節ごとにさまざまなお祭りが楽しめます。現代では山車(だし)や芸能などのイベントが注目されがちですが、お祭りは本来「祭祀(さいし)」という神々への神聖な儀式がもとになっています。祭祀は各家庭のご先祖様とも関係がありますので、意味や継承について確認しておきましょう。

【目次】

      そもそも祭祀とはどんなもの?
    1. 基本的な意味と定義
      祭祀と似ている言葉
    1. 祭祀
    2. 祭礼
    3. 祭典
    4. 祭儀
      宮中祭祀と祖先祭祀
      祭祀継承とはどんな意味?
    1. 祭祀財産に含まれるもの
    2. 相続財産との違い
    3. 自宅で行う家庭祭祀のやり方
    4. 祭祀の継承には問題もある
      まとめ
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そもそも祭祀とはどんなもの?

そもそも祭祀とはどんなもの?
「祭祀(さいし)」とは神道の基盤となる考え方で、神々や祖先をまつる儀式のことを言います。

神社に宿る神霊やご神体などに向けて行われ、収穫・豊穣にまつわる「新嘗祭(にいなめさい)」や「神嘗祭(かんなめさい)」が良く知られています。

神道の葬儀にあたる「神葬祭(しんそうさい)」も祭祀のひとつで、家族の死による「気枯れ(=穢れ)」を祓い、ご遺族に生きる力を取り戻すために行われます。

基本的な意味と定義

祭祀の原点は平和な日々や豊穣に感謝し、疫病・天変地異などの収束を願ったことでした。
「祭」の字は「神のとどまる台(示)の上で、手(又)に肉(にくづき)をささげ持つ姿」を表しています。

つまり「祭祀」は、「神の御霊を招き供物でもてなし、人々への加護を願う儀式」という意味になります。祭祀の内、宮中で天皇が行うものを「宮中祭祀」、各神社で行うものを「神社祭祀」、各家庭で行うものを「祖先祭祀」と呼びます。

祭祀と似ている言葉

祭祀と似ている言葉
「祭祀」には似ている言葉が多く、それぞれ指しているものが少しずつ違います。

祭祀

年中行事や通過儀礼として行われる、神々や先祖をまつる儀式。「祭礼」とほぼ同じ意味で、「祭り」を意味する正式な書き言葉としても使われます。

祭礼

「祭祀」と明確な区切りはなく、神々や先祖をまつる厳かな儀式を意味します。
一般的にはにぎやかな「お祭り」ではなく、祈祷やお祓いなどを行う厳粛なものを指すことが多いです。

祭典

本来は「祭祀」を言い換えた言葉ですが、「オリンピックは4年に1度のスポーツの祭典」のように、宗教と関係のない楽しいイベントを表す際にも広く使われます。

祭儀

一般的に「祭祀」と同じ意味とされますが、「禊(みそぎ)」や「祓(はらえ)」など、祭祀の内の儀式のひとつを指すこともあります。

宮中祭祀と祖先祭祀

宮中祭祀と祖先祭祀
「祭祀」の内、天皇が国家と国民の平和や繁栄を祈るために行うものを「宮中祭祀(皇室祭祀)」と言います。

江戸時代以前から歴代天皇によって受け継がれ、現代でも「神嘗祭」や「新嘗祭」など年間20件ほどの儀式が行われています。対して各家庭のご先祖様を子孫がおまつりすることを、「祖先祭祀」と呼びます。ご先祖様に供物をささげて感謝を伝え、加護を祈ります。

祭祀継承とはどんな意味?

祭祀継承とはどんな意味?
各家庭の祖先祭祀をする権利は、民法によって1人の祭祀主宰者が所有すると定められています。

その人が亡くなると権利と祭祀財産は相続で継承され、次の人が祭祀を続けていきます。祭祀の主宰者は遺言などで指定があればその人に、なければ遺産協議で決定しますが、一般的には長男や葬儀で喪主をつとめた方になることが多いでしょう。

祭祀財産に含まれるもの

祭祀主宰者に継承される祭祀財産とは、祭祀を行うために必要なもののことです。
家系図などの「系譜」、位牌・仏壇・仏像・神棚・ご神体など神具・仏具にあたる「祭具」、墓地・墓碑・棺など埋葬に関わる「墳墓」などが含まれます。仏具を設置している仏間などは、建物の一部とされ含まれません。

相続財産との違い

祭祀財産は相続人以外も継承できるため、相続財産とは分けて考えられ、高額な神具・仏具であっても相続税はかかりません。
そのため生前に墓石や墓地を購入すれば相続財産の総額が減り、税金対策になるとも考えられます。また相続財産ではないので、相続放棄をしても祭祀財産だけは継承できます。

自宅で行う家庭祭祀のやり方

祭祀を継承したら、ご自宅で家庭祭祀をしておまいりをします。
「小さい神社」を意味する神棚は南・東向きの明るく目線より高い位置に設置し、神社でいただいたお神札をおさめます。米・塩・水・酒などを毎日お供えし、二拝二拍手一拝で手をあわせましょう。お神札は1年ごとに新しいものをいただき、古いものはお焚き上げをしてもらいます。

祭祀の継承には問題もある

祭祀を継承すると、管理費・維持費・おつきあいなどが必要になります。
ですが指名されれば基本的には断れず、相続放棄はできません。

また継承したぶんの相続分与が増えるわけでもないので、継承した1人だけが負担を感じてしまうこともあります。祭祀財産の処分は認められていますので、本当に維持できなければ、ご親族と相談して墓じまいなどを検討しても良いでしょう。

まとめ

神々の伝説は日本書紀にも記載があり、祭祀が日本人の心に深く根づいていることがわかります。ご自宅に神棚を設置してご家族で毎日手をあわせれば、神様をより身近に感じることができるでしょう。祭祀の継承には一族の代表として背負うべき点も多いので、ご親族でよく相談し無理のない方法を選んでください。

よくある質問

Q

「祭祀」とはどういう意味ですか?

「祭・祀」はともに「神(天)をまつる」の意味で、「祭祀」は神々や祖先をまつる儀式を意味しています。神様の御霊にお供え物をして日々の感謝を伝え、国家や人々・家族などをお守りいただくよう願います。

Q

「祭祀」と「斎祀」は何が違う?

「斎」には、「神事のために心身を清める」という意味があります。神道では祭祀を行うための清浄な場所を「斎場」、儀式を行う神官を「斎主」、世話役を「斎員」と呼びます。

Q

「祭祀」と「祭祇」は何が違う?

「祇」には、「国つ神=地上に住み、自然や土地の象徴として人々を守護する神々」の意味があります。「国つ神」は天照大神(アマテラスオオミカミ)などの天の神の対で、大国主命(オオクニヌシノミコト)や須佐之男命(スサノオノミコト)が良く知られています。

Q

「祭祀」を言い換えた言葉はある?

「祭祀」は「祭り」の正式な書き言葉であり、「祭礼」とほぼ同じ意味とされています。また「祭儀・祭典・神事・祭事」なども似た意味を持っています。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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