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神式葬儀の「玉串奉奠」とは?意味やマナー・玉串料の相場までわかりやすく解説

神式葬儀の「玉串奉奠」とは?意味やマナー・玉串料の相場までわかりやすく解説

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神式葬儀の「玉串奉奠」とは?意味やマナー・玉串料の相場までわかりやすく解説
日本の葬儀は主に仏式ですが、もちろん神道による葬儀も行われています。神道では「亡くなった方は、五十日祭で家の守り神になる」と考え、仏式とは違った独自の儀式を行う風習があります。そのひとつが、「玉串奉奠」です。知らずに参列すると戸惑ってしまうこともありますので、意味や作法を確認しておきましょう。

【目次】

      玉串奉奠とは、どんな儀式?
    1. 玉串の由来
    2. 玉串奉奠の意味
      玉串奉奠の作法
    1. 参列時のマナー・服装は喪服?
    2. 持ち物マナー・数珠は必要?
      玉串料とはどんなもの?
    1. 玉串料の金額相場
    2. 不祝儀袋の選び方と表書き
    3. 玉串料の入れ方と渡し方
      まとめ
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玉串奉奠とは、どんな儀式?

玉串奉奠とは、どんな儀式?
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」とは、神道の儀式で神様に「玉串」をお供えする儀礼のことを言います。

「玉串」とは紙垂(しで=ギザギザに折った紙)をつけた、榊・樫・杉などの枝です。
榊には「神が宿る」とされており、神職や参拝者からの神への捧げものとして一般的に用いられます。

また紙垂のギザギザは稲妻を模しており、「雷で邪悪なものを祓う・豊作」を表します。捧げた後の拝礼までを含め、「玉串拝礼」とも呼ばれることもあります。

玉串の由来

玉串は、古事記の神話「天の岩戸隠れ」に由来します。

お隠れになった天照大神のお出ましを願い岩戸の前で開いたお祭りで、布刀玉命(フトダマノミコト)がお供えしたのが玉や鏡をつけた真榊でした。

「玉串」の名の由来は「手向け串(たむけぐし)」や「御霊(みたま)の宿る串」など諸説あり、念をこめて祈れば神と人を結ぶお供え物として重要視されています。

玉串奉奠の意味

「玉串奉奠」は玉串(神の宿る串)を奉奠し(捧げ)、神をまつる儀式を意味します。

仏式のお焼香にあたるもので、神式の葬儀「神葬式」で、神職や参列者が思いをこめて捧げます。

慶弔を問わず結婚式・地鎮祭・七五三などでも行われますが、神葬式では参列者から故人様への哀悼の気持ちを伝えるという意味になります。

玉串奉奠の作法

玉串奉奠の作法
玉串(榊)は根元を右手で上から、葉先は高く左手で下から持ち、胸の位置に保ちます。

一礼して玉串案(供える台)へ進み、祭壇で再び一礼。
根元を手前に縦向きにしたら、ここで哀悼の意を祈念します(2~3秒)。右回りで左右の手を変え、茎を祭壇に向けて台に置きます。

そのまま2歩ほど下がり二礼・音を出さない二拍手・一礼をしたら、向きを変え神職とご遺族に一礼をして席に戻ります。

参列時のマナー・服装は喪服?

決まった服装はありませんが、基本的には仏式の通夜・葬儀と同じように喪服(ブラックフォーマル)を着用します。

ネクタイ・靴・靴下・ストッキング・ベルト・バックなど、小物もすべて黒にそろえます。

髪はまとめて清潔な印象にし、女性のアクセサリーは結婚指輪と一連パールにとどめましょう。

持ち物マナー・数珠は必要?

数珠は本来、読経の回数を数えるための仏具なので、神式の葬儀には持参しません。
そのため持ち物は不祝儀袋と袱紗・ハンカチなどのみで良いでしょう。

宗教が事前に確認できなかった場合は、宗派を問わない略式数珠をバッグに用意しておけば安心です。

玉串料とはどんなもの?

玉串料とはどんなもの?
神道の儀式でお供え物として神様にお渡しする金銭を、「玉串料」と言います。
仏式葬儀のお布施とお香典にあたるもので、ご遺族が神職へ渡す場合と、参列者がご遺族へ渡す場合があります。

玉串料の金額相場

ご遺族から神職へお礼として渡す玉串料の相場は、30万~40万円です。
儀式によって金額が提示されている神社もありますので、確認しておきましょう。
参列者がご遺族へ渡す場合の相場は、仏式とさほど変わらず親族ならば3万~10万円、知人・友人ならば5千~1万円です。

不祝儀袋の選び方と表書き

不祝儀袋は白黒か双銀・結び切りの水引で、蓮・ユリ・十字架の柄でないものを使います。
1万円以上ならば印刷ではなく、外づけの水引や和紙製などを選びましょう。

表書きは上段中央に「御玉串料」、下段にやや小さく氏名を書きます。宗派により「御榊料」「御神前」「御神饌料」などを使う場合もありますので、確認しておきましょう。中袋には表面に旧漢数字で金額を、裏面に住所と氏名を書きます。

玉串料の入れ方と渡し方

お札は旧札で、肖像画を裏向き・下向きにして入れます。
外袋は下を先に折り、次に上をかぶせます。暗い色の袱紗に包んで会場へ持参し、受付やご遺族の前で取り出して先方に向けて渡しましょう。

神道では「ご冥福をお祈りします」などのお悔やみの言葉は控え、「御霊(みたま)のご平安をお祈りします」などと表現します。神職への玉串料の場合は、不祝儀ではないため新札・表向きで構いません。

まとめ

玉串奉奠などの神式の儀式はなじみがないかもしれませんが、やり方や意味を知っていればあわてずに参列できます。
儀式のルールは地域によっても少しずつ違いますので、会場のスタッフや掲示物でもう一度確認し、落ち着いた気持ちでお見送りの時間をすごしてください。

よくある質問

Q

玉串奉奠のやり方は?

神職やスタッフから玉串を両手で受け取ったら、右手で根元を上から、左手で葉先を下から持ちます。台の前に進み祭壇に一礼、根元を手前の縦向きに変え、2~3秒祈念します。左右の手を持ちかえ根元を祭壇向きにして台に置いたら、二礼・音を出さない二拍手・一礼して下がり、ご遺族と神職に一礼して席へ戻ります。

Q

「玉串奉奠」の読み方は?

「たまぐしほうてん」と読みます。「玉串」は神話上の玉をつけた真榊に由来し、紙垂をつけた神の宿る榊の枝を意味します。「奉」は「捧げる」、「奠」は「神仏にお供え物をしてまつる」の意味で、「奉奠」は「つつしんで供える」の意味になります。

Q

玉串を捧げる時に、欠かせないマナーはある?

玉串を捧げる際には、音を出さない「忍び手」にするのが大切なマナーです。パンパンと音を立てる柏手は、神様をその場に招くためのものです。故人様の霊に向けた葬儀では神様に失礼と考えられますので、音を立てずに2回手をあわせましょう。

Q

「玉串奉納」と「玉串奉奠」は違う?

「玉串奉奠」は、「神に捧げる儀礼」です。「奉納」は「神仏にお供え物を納める」の意味であり、「玉串奉納」は捧げる行い自体を意味しています。また「奉納」として納めるものは玉串に限らず、金銭・絵馬・無形の芸能(舞踊・和歌)・競技(相撲・弓道)などまで広く含まれます。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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