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終末期とは?できることや準備について

終末期とは?できることや準備について

この記事は2分で読めます

終末期とは?できることや準備について
「終末期」、それは、回復が難しくなったときに訪れる人生の最終章です。 本人が穏やかに、そしてその人らしく過ごせるように、どんなケアや選択肢があるのか。家族にできることや心の備えについて、わかりやすくお伝えします。

【目次】

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終末期とは?

終末期とは?
医療の力で病気が治る見込みがなくなったとき、患者や家族は大切な選択に直面します。
ここでは「終末期」とは何か、その判断基準や期間について分かりやすくご紹介します。

終末期とはどのような状態か?

「終末期」とは、病気や老化によって体の機能が少しずつ弱り、医療によって回復することが難しくなった状態を指します。
いわば“人生のまとめ”に入る時期であり、残された時間をどう過ごすかが大きなテーマになります。

医療の現場では、次の3つの条件すべてに当てはまったとき、終末期と判断されることが一般的です。

1. 複数の医師が、病状の回復が見込めないと医学的に判断した場合

2. 患者さんや家族、医療スタッフがその状況を共有し、納得している場合

3. いずれ死が訪れることを見越し、どう対応していくかを考える必要がある段階

このような時期に提供されるのが「終末期医療(ターミナルケア)」です。治すための医療から、穏やかに過ごすための医療へと目的が変わります。

終末期の判断は誰がどう下すのか?

終末期とは、「これ以上治療の手立てがなく、病状の回復が期待できない」と判断したときに下されます。
ただし、医師の独断で決定してよいものではなく、客観的な医学的根拠の下で、治療に関わる医療スタッフ、患者、家族等関係者が納得することが、終末期の判断を下す際の基準となります。

終末期の期間に明確な決まりはある?

終末期の期間は、一般的には数週間から数か月間とされています。ただし個人差があり、これよりもさらに短い場合も長い場合もあります。

どのようなケアが行われる?

どのようなケアが行われる?
終末期に入ると、治すことを目的とした医療ではなく、「今、どうすれば楽に、心穏やかに過ごせるか」に焦点が移ります。本人の体と心を支えるケアには、さまざまな選択肢があります。

終末期にできる医療・できない医療

終末期では、病気を治すための積極的な治療は基本的に行いません。そのかわり、痛みや苦しみを和らげたり、落ち着いた環境で過ごせるようにする「ケア」に重きが置かれます。

たとえば、強い痛みがある場合は鎮痛剤を、眠れないときは睡眠導入剤を使って、少しでも快適に過ごせるようにします。食事も、飲み込みやすく体に負担がかからないものに調整されることが多いです。

また、精神的なケアもとても大切です。本人の好きな音楽を流したり、できる範囲でやりたいことを叶えたり、自宅で過ごしたいという希望があれば退院を検討することもあります。

本人が意思を伝えられる場合は、その気持ちを最優先に。もし難しい場合は、ご家族が「本人だったらこう考えるかな」と想像しながら、医師や看護師と相談して決めていく形になります。

緩和ケアとの違いは?

「終末期医療」と似た言葉に「緩和ケア」がありますが、両者は目的やタイミングが少し異なります。
緩和ケアは、治療も続けながら、つらい症状(痛み・吐き気・不安など)をやわらげることを目的としたケアです。がんなどの重い病気と向き合う人にとって、治療と並行して受ける大切な支援です。

一方で終末期医療(ターミナルケア)は、治療そのものを終えたあと、人生の最終段階を穏やかに過ごすためのケアです。

どちらも「苦しさを減らす」ことには変わりありませんが、スタートする時期や目的には違いがあります。

延命治療とその限界

延命治療とその限界
延命治療とは、命を少しでも長く保つための医療行為です。人工呼吸器や点滴、心臓マッサージなどがその一例です。

延命治療には、時間的な猶予が生まれるというメリットがあります。その時間を使って、大切な人に会ったり、気持ちの整理をつけたりすることができるかもしれません。

けれども、延命治療が患者さん本人の望みと合っているとは限りません。意識がなくても治療が続けられるケースでは、「本人はどう思っているんだろう…」という不安が家族を悩ませることもあります。

また、いったん始めると中止が難しいこと、経済的・精神的な負担が長く続くことも現実です。

そのため、延命治療をどうするかは、とても大切なテーマです。できれば、元気なうちに本人の意思を家族と共有しておくと安心です。書面に残す「リビングウィル」という方法もあり、病院や団体のホームページでテンプレートが公開されています。

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終末期に入ったら何が起きる?

終末期に入ったら何が起きる?
終末期を迎えると、体や心には少しずつ、でも確かな変化が現れてきます。

終末期の流れと心構え

終末期の患者さんの体には、いくつかの変化が見られるようになります。たとえば、食事や水分の摂取量が減ってきたり、トイレの回数が少なくなったり、眠っている時間が増えたりすることがあります。意識がぼんやりしたり、幻覚のような症状が現れることもあります。
こうした変化は、体がゆっくりと「旅立ち」の準備を始めているサインでもあります。

また、心理的にも大きな波があります。終末期を迎えた多くの人は、次のような5つの段階を経て、少しずつ死と向き合っていくといわれています。

否認:「まさか、自分がそんなはずはない」と現実を受け入れられない状態

怒り:「なぜ自分だけがこんな目に遭うのか」と不公平感に苛まれる

取引:「神さま、これが治るなら何でもする」と願いをかけたくなる

抑うつ:逃れられない事実に心が沈み、落ち込む

受容:少しずつ心が整い、死を静かに受け入れていく

もちろん、全員がこの順番通りに進むわけではありません。行きつ戻りつする方もいれば、ある段階に長くとどまる方もいます。大切なのは、「いま、本人はどんな気持ちでいるのか」に寄り添うことです。

特に「抑うつ」や「取引」の段階では、患者さんが深い孤独や悲しみを感じやすくなります。だからこそ、ご家族やスタッフ、友人などがそばにいて、「あなたの気持ちをわかろうとしているよ」という姿勢を見せることがとても大切です。

ただし、ご家族自身も戸惑いや疲れを感じることがあるでしょう。そんなときは無理をせず、カウンセラーなど専門家の力を借りるのも一つの選択肢です。ひとりで抱え込まないことが、本人にとっても良い支えになります。

家族ができること

家族ができること
終末期を迎えたとき、家族にできることは何でしょうか。「どう寄り添うか」「どう一緒に過ごすか」も大切なケアの一つです。本人の思いを汲み取りながら、限られた時間をどう過ごすか、一緒に考えていきましょう。

家族が知っておきたい終末期の選択肢と準備

終末期に入った患者さんにとって、「どこで過ごすか」「どんなふうに過ごすか」はとても大事なテーマです。そして、それを実現する手助けができるのは、身近にいる家族だからこそ。

たとえば、

「最後の時間を自宅で過ごしたい」
「ペットに会いたい」
「もう一度、思い出の場所に行きたい」

といった希望を口にすることがあります。もちろん、病状や医療体制の関係で、すべてを叶えるのは難しいかもしれません。でも「何ができるだろう?」と医師や看護師、ケアマネジャーと相談しながら、できる範囲で実現に向けて動くことは、患者さんの心を支える大きな力になります。

また、「どこで看取るのか」「延命治療をどうするのか」といった選択も、あらかじめ話し合っておくことで、後悔や混乱を減らすことができます。

本人が意思を伝えられるうちは、その思いをしっかり聞き取って。もし難しい場合でも、家族が「本人ならきっとこう望むだろう」と考えて、医療者と一緒に判断していくことが大切です。

看取り後に必要なこと

看取り後に必要なこと
大切な人を見送ったあと、遺族にはさまざまな手続きや対応が待っています。

葬儀・手続き・心の整理

ご本人が亡くなったあと、まず必要になるのが死亡届の提出や、葬儀の手配です。そのほかにも、健康保険や年金の手続き、名義変更、相続など、やるべきことは意外と多岐にわたります。
とくに注意したいのは、「亡くなった場所が病院や施設だった場合」、ご遺体の保管時間が限られていることです。1日以内であることが多く、すぐに搬送先を決める必要が出てきます。

できれば、生前のうちに—

自宅で安置する場合は、どの部屋を使うか
葬儀をお願いする業者の目星をつけておく
どんな葬儀を希望するか


などを家族で話し合っておけると、慌てずに対応しやすくなります。

また、心のケアも忘れてはいけません。看取りを終えたあとは、「無事に見送れた」という安堵とともに、深い寂しさや喪失感が押し寄せることがあります。

「気丈にふるまわなきゃ」「泣いてばかりじゃいけない」と思い込まず、感情をそのまま受けとめてください。そして、つらさが長く続くときは、カウンセラーなどの専門家に頼ることも大切です。

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まとめ

終末期の患者は、体も心も変化し、看取りに向かっていきます。
人生の最後の時間を穏やかに本人らしく過ごせるようにすることが、終末期の患者に対して家族ができることです。このプロセスを経験する中で、本人も、その家族も、喪失感を少しずつでも埋めていけるのです。

よくある質問

Q

終末期とは余命何ヶ月ですか?

一般的に数週間から数か月間とされている終末期ですが、確定的な期間ではありません。医師が余命を伝える場合、その余命は過去の医学的なデータに基づいて推測されますが、個々の患者の症状により、この期間からずれることもあります。

Q

終末期にある患者の特徴は?

終末期の患者は、人により急激な体調の変化が生じ、本人の気持ちがついていかないことがあります。加えて、余命宣告を受けたことで、強い不安や落ち込みを覚える患者もいます。家族や医療スタッフの理解、サポート、寄り添いが重要です。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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