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希死念慮とは?向き合い方や相談先、セルフケアについても紹介

希死念慮とは?向き合い方や相談先、セルフケアについても紹介

この記事は2分で読めます

希死念慮とは?向き合い方や相談先、セルフケアについても紹介
希死念慮とは、どのような状態を示すのか知っていますか?文字通り「死を望む」思考のことで、精神疾患の症状として現れることもあります。 今回は、自分や周りの人に希死念慮が現れた時の向き合い方や相談先、メンタルセルフケアについて紹介します。大切な命を守るために、ぜひ一読してくださいね。

【目次】

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希死念慮とは?

希死念慮とは?
まずは希死念慮の意味について解説します。類似した言葉である「自殺願望」との違いについても見ていきましょう。

希死念慮の意味

希死念慮は「死にたい」と願うことを指します。
自殺に結びつくリスクの高い思考ではありますが、必ずしも「死」を望んでいるとは限らず、自殺のための具体的な方法については考えていることは稀です。

自殺願望との違い

項目希死念慮自殺願望
意味「死にたい」「消えてしまいたい」という漠然とした思いが浮かぶ状態「自殺したい」という明確な意思を持ち、具体的な方法を考え始めている状態
特徴・具体的な計画はない場合が多い
・受動的な死への思い
・「生きるのがつらい」という苦痛からの逃避願望
・具体性が高まっている
・能動的な死への意思
・実行に向けた準備や計画が始まる段階
希死念慮と自殺願望の違い



自殺願望は、「自ら命を断ちたい」という強い気持ちが継続的に存在し、自殺のための方法を考えている状態です。

希死念慮と自殺願望は同様に捉えられることもありますが、希死念慮は「楽になりたい」「消えてなくなりたい」という考えから、散発的に死を望むものです。

希死念慮が起こる原因

希死念慮が起こる原因
希死念慮は「生きていることが辛い」という生からの逃避や、「自分は存在しない方が良い」という自己否定から起こります。
また、精神疾患を原因とすることが多く、うつ病や双極性障害、統合失調症などによって起こる症状のひとつでもあります。

希死念慮の具体的な例

「死にたい」と願うことが希死念慮ですが、さまざまなケースで現れます。

・心の病気でバランスが崩れたとき
・体の痛みや病気が続いたとき
・いろいろなことが重なって「全てが嫌になった」とき

程度や症状は人それぞれで、死にたい以外の間接的な「消えたい」という思いが含まれている場合もあります。

心の病気でバランスが崩れたとき

うつ病などの心の病気にかかって、脳がひどく疲れてしまっているときは、本心ではなくても「死にたい」という考えに支配されやすくなります。

これは、脳がエネルギー切れを起こして、「悪いことしか考えられない状態」になってしまっているからです。
元気なときなら「なんとかなる」と思えることでも、心の病気のせいで「もうおしまいだ」「自分はダメな人間だ」と、脳が勝手に思い込んでしまうのです。

この場合の「死にたい」は、熱が出たり咳が出たりするのと同じで、病気が引き起こしている「症状」のひとつです。

体の痛みや病気が続いたとき

体の痛みがずっと取れなかったり、治りにくい病気で辛い思いが続いたりしているときも、「死にたい」という気持ちが出てきやすくなります。

これは、体の辛さに耐えるために心の体力を使い果たしてしまい、「とにかくこの苦しみから逃げたい」と思ってしまうからです。
「命を終わらせたい」というよりも、「この痛みを止めて楽になりたい」という気持ちが強くなっている状態です。

体がずっと痛いと、心まで元気がなくなってしまい、「死ぬこと」が唯一の解決策のように見えてしまうのです。

いろいろなことが重なって「全てが嫌になった」とき

悩みごとが重なったり、人間関係で深く傷ついたりして、何もかもが嫌になってしまったときも、衝動的に「死にたい」と思いやすくなります。

これは、心がこれ以上の辛さに耐えきれず、「今の場所から逃げ出したい」「今の状況をリセットしたい」と強く願っているからです。
「消えてしまいたい」「いなくなりたい」という思いは、現実があまりにも苦しいときに、自分を守るために出てくる「緊急避難」のようなものです。

死にたいほど辛いのは、それだけ今の環境で必死に頑張りすぎてしまった証拠とも言えます。

希死念慮が続くとどうなる?

希死念慮が続くと、具体的に自殺の方法を考える自殺企図や、実際に自殺を試みる自殺未遂に発展することがあります。
自分や周りの人に希死念慮がある場合は放置せず、精神状態を改善させるための行動を取ることが大切です。

希死念慮で医療機関を受診する目安は?

希死念慮(死にたい気持ち)が続いている場合は、早めの受診が推奨されています。
特に「死にたい」「消えたい」という気持ちが2週間以上続いている際は、たとえ仕事や家事がこなせていても、心のエネルギーは限界に来ている可能性があります。早めに受診しましょう。

早く医療機関を受診することで、重症化を防ぎ、回復も早まりやすくなります。結果として、生活への影響を最小限に抑えることにつながります。

希死念慮への向き合い方

希死念慮への向き合い方
置かれている環境や悩みの深さ、精神状態などにより、「死んでしまいたい」という気持ちを抱く可能性は誰にでもあります。

日本財団が2021年に実施した「第4回自殺意識全国調査」によると、およそ4人に1人が「本気で自殺を考えたことがある」という結果が出ています。
さらに、そのうちの約7割が、誰にも相談せずに一人で抱え込んでいたことも明らかになりました。
参考:日本財団

つまり、自分自身や身近な友人が「死にたい」という気持ちを抱くのは、決して特別なことではないのです。

では、もし自分や大切な人が希死念慮を持った時、どのように向き合い、対処すればよいのでしょうか。
具体的な方法を紹介していきます。

希死念慮を感じた時の相談先

希死念慮を感じたり、心の不調を感じたりした時の相談先は複数あります。電話相談窓口は24時間対応していることも多く、話すのに抵抗がある場合はSNSで悩みを聞いてもらうこともできます。

【電話相談】
#いのちSOS( NPO法人 自殺対策支援センターライフリンク )
24時間対応 0120-061-338

よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
24時間対応 0120-279-338

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
毎日16時〜21時・毎月10日8時〜翌日8時 0120-783-556
毎日10時〜22時 ナビダイヤル0570-783-556

チャイルドライン(NPO法人 チャイルドライン支援センター 18歳まで対応)
毎日16時〜21時 0120-99-7777


【SNS相談窓口】
NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク
LINE @yorisoi-chat
Webからの相談 https://www.lsystem.org/ inochi-web
Facebook https://www.facebook. com/llmessager

NPO法人 東京メンタルヘルス・スクエア
LINE・Facebook @kokorohotchat
ウェブチャット https://www.npo-tms.or.jp/public/kokoro_hotchat/

NPO法人 あなたのいばしょ
チャット https://talkme.jp/

どの窓口を選べばいいかわからない場合

どこの病院や窓口に相談すればいいのか、わからずに悩んでいる方も多いと思います。

そんなときは、内閣府が運営するサイト「あなたはひとりじゃない」を活用してみてください。
サイト内の簡単な質問にいくつか答えるだけで、約160の支援制度や窓口の中から、今のあなたに合った支援先を探すことができます。

電話で直接話す必要はなく、個人情報が特定されることもありません。
サイトを眺めてみるだけでも大丈夫です。「どこに行けばいいかわからない」と迷ったときは、まずは一度アクセスしてみてください。

内閣府:あなたはひとりじゃない

今日からできるセルフケア

今日からできるセルフケア
身体の不調と同様に、精神面においてもセルフケアは重要です。今日から実践できる、メンタルセルフケアについて解説します。

十分な休養

睡眠が不足するとストレスが増加し、心身の疲労の原因となります。普段からしっかりと睡眠を取りましょう。寝る数時間前からブルーライトやカフェインを避け、質の高い睡眠を心がけることも重要です。

生活リズムを整える

起床や就寝の時間を大きく変えず、可能な範囲で日課やスケジュールを守って生活することが大切です。
また、朝起きたら30分以内に日光を浴びるようにすると、セロトニンの分泌が促進され、精神の安定や睡眠の質が向上します。起床後は、すぐにカーテンを開けることから一日を始めましょう。

軽い運動

メンタルケアとしておすすめなのが、ウォーキングやランニング、水泳といった有酸素運動です。セロトニンを分泌し、落ち込みや不安の症状を緩和させる効果があると解明されていますよ。筋トレもストレスホルモンであるコルチゾールを減らすことができるため、精神面のケアに有効です。
運動については、「やらなければ」と自分を追い込んでしまうと逆効果です。無理はせず、「やろうかな」と思える時に行うのがポイントとなります。

食生活に気を配る

食事が精神面に与える影響は、とても大きいことがわかっています。加工食品や添加物をなるべく減らし、野菜やたんぱく質を積極的に摂りましょう。また、食事の時間を規則正しいリズムにすると、消化が良くなり、良い睡眠にもつながります。
何より大切なのは、食事を楽しむこと。「おいしい」と感じることが、精神を安定させます。

大切な人が「死にたい」と言っていたら?

大切な人が「死にたい」と言っていたら?
自分の家族や大切な人に希死念慮が現れたら、どうすれば良いのでしょうか?具体的な行動や注意点について見ていきましょう。

否定せずに話を聞く

「死にたい」と話された時に、「そんなこと言わないで」「死ぬなんてやめて」と言いたくなるのは当然です。しかし、そのように気持ちを否定されると辛さを打ち明けることができなくなり、悩みを1人で抱え込んでしまう可能性があります。

解決策を提案したり、的確なアドバイスをしたりする必要はありません。遮ったり問い詰めたりせずに話を聞き、「死にたいほど辛い」気持ちを受け止めることが大切です。

自殺の話をタブーにしない

「自殺の話題に触れることで、死ぬことに気持ちが向かってしまうのではないか」という考えから、自殺の話をタブー化してしまうのは良くありません。死にたいという気持ちを打ち明けられているにも関わらず死の話題を避けられると、「誰にもわかってもらえない」と孤独を深めてしまいます。
本人の気持ちに寄り添い、受け止めた上で「自殺しない」約束をしましょう。

受診を促す

前述したように、希死念慮は心の病気によって起こることも少なくありません。精神科や心療内科での治療を受けることで辛さを軽減できる可能性が高いので、医療機関への受診を促しましょう。

まとめ

精神疾患は、日本人の4-5人に一人が経験すると言われる国民病です。希死念慮を感じるのも、決して珍しいことやおかしなことではありません。精神面の健康に気をつけ、不調を感じたら早めに周りや専門家に相談しましょう。

よくある質問

Q

希死念慮とはどういう意味ですか?

具体的な自殺の計画があるかどうかにかかわらず、「死にたい」「消えてしまいたい」「生きていても仕方がない」と願う気持ちのことです。 これは個人の弱さではなく、過度なストレスやうつ病などによって「辛い現状から逃れたい」と感じた脳が出すSOSのサインです。

Q

鬱の人に言っちゃいけない言葉は?

「頑張れ」という励ましや、「気合が足りない」「甘えだ」といった精神論、また「もっと大変な人がいる」という比較は避けるべきです。 本人は既に限界まで頑張っている状態であるため、これらの言葉は相手をさらに追い詰め、孤立させてしまう原因になります。

Q

うつ病が希死念慮の原因になる理由は?

うつ病になると脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、正常な判断ができなくなり、極端な悲観的思考(認知の歪み)に支配されるためです。 「自分には価値がない」「生きていても迷惑をかけるだけだ」と思い込んでしまい、苦痛から逃れる唯一の解決策として「死」を選ぼうとしてしまいます。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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