精進落としとはどんな会食？実施時期・料理・マナーと宗派ごとの違いも紹介

料理代で1人あたり約3,000円～8,000円が目安です。僧侶が会食を辞退された場合は、別途「御膳料」として5,000円～10,000円程度を包むのが一般的とされています。

一般的には、火葬が終わるのを待ってから会食の席を設けます。火葬中に遺族が席を離れるのは望ましくないため、火葬後または法要後に行いましょう。

現代では、葬儀・告別式の当日、火葬後や繰り上げ初七日法要の後に行うのが最も一般的です。本来の習わしに則り、四十九日法要後に行う場合もあります。

精進落としで提供される寿司は、生魚を使った握り寿司ではなく、魚介類を使わない「助六寿司（いなり寿司・巻き寿司）」を指すことが一般的です。これは、肉や魚を避ける精進料理の名残であり、日持ちがして弁当形式にもしやすいため、準備や配膳の都合から選ばれることが多くなっています。