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塔婆料とは?お布施との違い・金額相場・支払い方のマナーを解説

塔婆料とは?お布施との違い・金額相場・支払い方のマナーを解説

この記事は2分で読めます

塔婆料とは?お布施との違い・金額相場・支払い方のマナーを解説
法要で「塔婆料」という言葉を耳にした人もいるかもしれません。漠然と「お寺に渡すお金」という認識はあっても、実際にどういう性質のお金なのかは分かりにくいものです。 今回は、塔婆料の意味からお布施などとの違い、封筒の書き方、渡し方などを詳しく解説していきます。

【目次】

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塔婆料とは何か?

塔婆料とは何か?
ここでは、卒塔婆の意味と、塔婆料がお布施などとどう違うのかを確認していきましょう。

卒塔婆と塔婆料の基本

卒塔婆(そとば)は、仏教において故人の供養のために墓所に立てる板状の供養具です。
語源はサンスクリット語の「ストゥーパ」で、本来は仏塔を指す言葉でした。それが日本に伝わり、細長い木の板として形を変え、故人の追善供養に用いられるようになったのです。

卒塔婆には、梵字や戒名、命日、施主名などが記されます。法要の際に僧侶に依頼して書いていただくのが一般的で、そのお礼として渡す金銭が「塔婆料」です。つまり、塔婆料とは卒塔婆の作成と供養をお願いするための具体的な謝礼だといえるでしょう。

お布施・戒名料との違い

塔婆料と混同しやすいのがお布施や戒名料です。
お布施は、読経や法要への感謝として僧侶に渡す謝礼であり、金額に明確な決まりはなく「お気持ち」で包むものです。一方、塔婆料は「卒塔婆1本あたりいくら」という形であらかじめ寺院が目安を示すケースが見られます。

戒名料は、戒名を授かる際に渡す謝礼であり、これもまた塔婆料とは別物です。法要の場では、お布施・御車代・塔婆料を一つの封筒にまとめるのではなく、それぞれを分けて準備するのが基本的なマナーでしょう。

塔婆料の相場と支払いの流れ

塔婆料の相場と支払いの流れ
塔婆料には全国的なおおよその相場があり、また支払いまでの流れにも一定の手順があります。
まずは一般的な金額の目安から、申込みや当日の渡し方までを順に確認していきましょう。

塔婆料の一般的な金額

一般的に、塔婆料は1本あたり2,000円から10,000円の間で、中心は3,000〜5,000円程度とされています。
寺院や地域によって金額に幅があり、都市部や格式のある寺院ではやや高めに設定されている場合もあります。

この相場は全国的に広く共有されている目安なので、寺院から特別な案内がない場合には「3,000〜5,000円程度」と考えて準備すると安心です。ただし、菩提寺によっては明確に金額が定められていることもあるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

場面別の考え方(四十九日・一周忌・施餓鬼・彼岸)

塔婆料は、法要の種類によって単価が大きく変わることは少ないといわれています。
四十九日でも一周忌でも、基本的には1本あたりの目安は同じと考えられることが多いようです。ただし、地域や寺院によって対応が異なるため、実際には確認が必要でしょう。

変わるのは、立てる本数に応じた合計金額です。たとえば、四十九日で親族がそれぞれ1本ずつ卒塔婆を立てれば、3,000円×5本で15,000円という計算になります。お盆時期に行われる仏教法要である「施餓鬼」や彼岸法要などの場合でも、単価は変わらなくても、本数や参列者の希望次第で総額が増える可能性があるでしょう。
  • ・単価は多くの法要で共通することが多い
  • ・本数や名義は事前に整理しておくと安心
  • ・総額は本数に応じて変わる

この点を知っておくと、場面ごとに大きく迷うことは少なくなるでしょう。

申し込みタイミングと準備

卒塔婆は僧侶が一枚ずつ手書きで作成するため、すぐに用意できるものではありません。
そのため、法要に合わせて立てたい場合には早めの申し込みが必要です。納骨式など大きな法要なら、少なくとも2週間前までには寺院へ連絡し、日時・本数・記載する名義などを伝えておくと安心です。

寺院によっては、電話や申込書での依頼を受け付けており、必要事項を正しく伝えることが大切です。当日になって本数や名前が違うということがないよう、家族間でもあらかじめ相談しておきましょう。

誰が払う?本数の決め方

塔婆料を支払うのは、原則として施主(喪主)が中心です。

ただし、親族や親しい友人が「自分も卒塔婆を立てたい」と申し出ることもあります。その場合は、それぞれが費用を負担するか、まとめて「○○家一同」として支払うケースも見られます。

本数には決まりはありませんが、墓所のスペースには限りがあります。無理に多く立てるより、寺院や霊園に確認して調整するのがよいでしょう。

塔婆料の封筒・書き方マナー

塔婆料の封筒・書き方マナー
金額を決めても、封筒や表書きで迷う方は少なくありません。白無地でいいのか、不祝儀袋を使うのか、水引はどうすればいいのか……。
ここでは、実際の封筒の種類や書き方の注意点を確認していきましょう。

封筒の種類と表書きのポイント

塔婆料を包む封筒は、白無地や簡素な不祝儀袋を用いるのが一般的です。表書きは「御塔婆料」「塔婆料」「塔婆代」と書きます。寺院によっては指定の表記があるため、その場合は必ず従いましょう。

水引は不要で、郵便枠つきの封筒も避けるのがマナーです。

名前・金額の書き方

表書きの下には施主の氏名、または「○○家」と記します。連名にする場合は、代表者の氏名を書き「外一同」とすることもあります。

中袋には金額を明記しますが、数字は算用数字でよいでしょう。二重封筒は「不幸が重なる」と連想されるため避け、単封を使うのが望ましいとされています。また、書く際には濃墨で、筆ペンや小筆を使うのが丁寧です。

渡すタイミング・言葉添え

塔婆料を渡すタイミングは、基本的に法要後が望ましいとされています。
僧侶が読経を終え、挨拶をする場面で「本日は塔婆供養を賜り、ありがとうございます」と一言添えて渡すと、丁寧な印象になります。

ただし、当日が慌ただしくなると予想される場合には、事前に渡しても失礼にはあたらないとされています。大切なのは、感謝の気持ちをしっかりと伝えることです。

宗派や本数による違い

宗派や本数による違い
宗派や地域によって、塔婆料の考え方や塔婆を立てる本数には違いがあります。
宗派や地域の風習と照らし合わせながら確認していきましょう。

宗派ごとの取り扱い

浄土真宗では、往生即成仏という教えにより「追善供養」を前提としないため、塔婆供養は基本的に行いません。実際に浄土真宗本願寺派の寺院でも「塔婆は用いません」と明記されているケースもあります。

一方、曹洞宗・真言宗・日蓮宗などでは一般的に塔婆供養を行うため、法要で塔婆を立てるのは自然な流れです。いずれにしても菩提寺の方針を確認しておくと安心でしょう。

地域差・寺院ルール

塔婆の扱いは地域によっても異なります。関西地方では「経木塔婆」と呼ばれる小型の塔婆が用いられる例が多く、そのほかの地域でも四十九日までに「七本塔婆」を立てる慣習もあるようです。

また、霊園や寺院の規程によって塔婆を立てられない墓所もあるため、事前の確認は必須でしょう。

古い塔婆の扱いについて

古い塔婆の扱いについて
新しい塔婆を建てるとき、古い塔婆をどうするかも気になるところです。
処分の方法やタイミングは寺院や霊園によって異なるので注意しましょう。

撤去・処分の基本

塔婆は木製で屋外に立てられるため、時間が経つと風雨で劣化します。そのため、古い塔婆は一定期間を過ぎると寺院や霊園が下ろし、お焚き上げなどで処分するのが一般的です。

法要の当日のみ効力があると考える寺院もあれば、新しい塔婆が立つまで残しておく場合もあります。いずれにせよ、自己判断で処分することは避け、必ず管理者に相談しましょう。

まとめ

塔婆料とは、卒塔婆を立ててもらうために寺院へ渡す謝礼です。お布施や戒名料とは性質が異なり、1本あたり3,000〜5,000円程度が一般的な相場とされています。

準備の際は、金額だけでなく封筒の選び方や書き方、渡すタイミングも重要です。宗派や地域の違い、古い塔婆の処分方法も含め、菩提寺の方針を必ず確認しましょう。

最終的に大切なのは、形式にとらわれすぎず、故人を想う気持ちと感謝を僧侶にきちんと伝えることです。それが供養として最も大切な姿勢といえるでしょう。

よくある質問

Q

卒塔婆料の表書きはどう書けばいいですか?

「御塔婆料」「塔婆料」「塔婆代」と書くのが一般的です。寺院の指定がある場合はそれに従いましょう。

Q

塔婆料は誰が払うのですか?

基本的には施主(喪主)が支払いますが、親族や友人が希望すれば個別に立てることもできます。

Q

卒塔婆料を入れる封筒はどのようなものですか?

白無地または不祝儀袋を使用します。水引や二重封筒は避けましょう。

Q

御塔婆料の封筒の書き方は?

表に「御塔婆料」と書き、下に施主名を記します。中袋には金額を明記しましょう。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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