満月は体調不良が起こりやすい？症状や満月との関係、セルフケア方法について解説

満月による体調不良は、誰にでも起こる可能性があります。
中でも、以下のような人は特に不調が出やすいと言われています。

• ・女性
• ・感性が豊かで繊細
• ・精神的に不安定
• ・最近、落ち込む出来事があった
• ・身体がむくみやすい
• ・寝付きが悪く、眠りが浅い人

満月に起こる身体症状として多いのは、頭痛や体のむくみ、肌の乾燥、吐き気です。
関節痛やドライアイ、体の火照り、倦怠感などが現れることもあります。

精神症状としては、イライラ感や不安感、気分の高揚、寝付きの悪さ・眠りの浅さなどがあります。

人間の体の60〜70％は水分です。満月の時は月からの引力が強くなるため、体の中の水分が膨張し、むくみや倦怠感が現れます。
また、血流が促進され、血管が膨張することから頭痛や関節痛が起こりやすくなるとも言われています。

満月の時は月の光が強く、夜間でも普段のように暗くなりません。
すると、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」が十分に分泌されず、寝付きの悪さや眠りの質の低下を招くことがあります。

女性の場合は、月の満ち欠けがホルモンバランスに影響していることも多くあります。月の満ち欠け周期と月経周期はほぼ同じリズムであり、月のサイクルがエストロゲンやプロゲステロンといった、女性ホルモンの分泌に関わっていると考えられているのです。
また、満月の時期には月経が来やすく、それに伴う腹痛や頭痛、吐き気などが起こることもあります。

東洋医学において、満月の時期は「陽」の力が強くなり、エネルギー量がピークになると言われています。
活動的に過ごすことができる一方で、神経が過敏になって不眠につながったり、自律神経が乱れたりしやすい時期でもあるのです。
また、「気血」が充実するために頭に血が上りやすく、イライラ感や頭痛を起こしやすくもなります。

満月で体調不良が出る場合は、以下のようなことに気をつけて生活することが大切です。

食事
満月の時期には吸収が良くなるため、水分や毒素を体に溜め込みやすくなります。むくみを避けるため、塩分やカフェインは控えめにしましょう。食欲の増進により太りやすくもなるので、脂肪分や糖分の摂り過ぎにも注意が必要です。栄養バランスに気をつけ、適度な水分補給や消化の良い食事にすることも重要です。

血流促進
過敏になる神経を落ち着かせるため、ぬるめのお風呂に長く浸かったり、ストレッチをしたりして血流を促進させましょう。体の痛みや凝りが緩和され、精神の安定にもつながります。全身のリンパマッサージを受けることも有効ですよ。

リラックス
満月の前後数日は仕事や予定を詰め込まず、心身ともにリラックスして過ごせるよう調整しましょう。ラベンダーやベルガモットといった、不安を和らげるようなアロマテラピーを取り入れるのも良いです。

睡眠環境
質の良い睡眠を取るためには、寝室を暗くすることが必要です。照明はすべて消し、シャッターや遮光カーテンを利用して、外の光が入らないようにしましょう。また、就寝前のブルーライトは睡眠を妨げるので、寝る1〜2時間前からスマートフォンやパソコンの使用を控えます。外からの雑音が気になる場合は、耳栓をするのもおすすめです。

満月の時期に特に避けるべき事項としては、以下のことが挙げられます。

暴飲暴食
満月の時は食欲が増すため、暴飲暴食に走りやすくなります。体の吸収力も高まるので、腹八分目を意識し、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎに注意しましょう。

夜更かし
寝付きが悪いからといって夜更かしをすると、満月による不調を悪化させる原因となってしまいます。体調を整えるため、普段よりも早めに休むことが重要です。

大きな決断
満月の時期は血流が活発になるため、普段よりも感情的になりやすかったり、精神的に不安定になったりします。生活に関わるような大きな決断は避け、落ち着いた時に改めて考え直すのが無難です。