東京都新宿区の葬儀社「
東京葬儀」の木南さんに、葬儀社がどのような対応をしているのか聞いてみました。
・葬儀社がマスクを用意、参列者にマスク着用を呼びかける(マスクが不足した時期は配布が難しかったようですが...)
・アルコール消毒液を設置する
・受付・焼香後の食事をなくす
・食事をお弁当形式にして持って帰ってもらう
・食事を振る舞う場合は、向き合わずに一定方向を向いて食べる(学校の教室のような形)
・そもそも参列者を呼ばない
・着席の際、席の間隔を広くとる
・オンラインのビデオ通話を利用する
などの対応をとる葬儀社が多いとのこと。
「参列者を招くも、招かないもやはり“遺族の意向”を一番に尊重して判断したうえで、コロナウイルスに関する情報を日々収集し、万全の対策をとるのが葬儀社の役割」と仰っていました。
前回の緊急事態宣言下では、コロナ対策のための物資の不足や、情報の錯そうなどにより、十分な対策がとりにくいことから、葬儀を行わない「火葬式」が急増しました。
思うような十分なお別れができずに、歯がゆい思いをした遺族もいらしたという話も多く聞かれました。
(
【参考】緊急事態宣言の影響で10万円台の葬儀が急増してる理由とは?)
しかし新型コロナウイルス感染症が流行し始めて、1年が経とうとしています。
その中で、物資や情報がでまわるようになり、葬儀社も様々な対策方法をとれるようになりました。そして様々なケースの葬儀を経験してきました。
そのため対策をきちんと取ったうえで一日葬という形で十分なお別れをすることができるようになっています。
「火葬だけにするしかないかな?」と決めつけずに、とにかく希望を伝え、相談しながら進めていきましょう。