遠方の親族が亡くなったとの連絡を受けた。でもコロナがまた拡大しているから参列するべきか迷っている。
この場合はどうしたらいいでしょうか?
まずは遺族の意向を一番に尊重しましょう。参列を遠慮してほしいということであれば、お悔やみの言葉をお伝えし、意向通りに参列を控えましょう。
また弔電を打つ、香典などの辞退の申し出がなければ、香典を郵送などでお送りする、供花を出すなどの対応をとります。
遺族から特に申し出がない場合は、自己判断となります。
体調がすぐれない、熱がある場合には参列すべきではありません。高齢の場合、持病がある場合も控えましょう。
参列を遠慮する場合には、電話やメールでその旨を喪主に伝え、弔電を打つ、供花を送る、香典を送るなどします。
【参考】供花の手配の仕方【参考】香典袋の書き方【参考】香典の郵送での送り方●参列を遠慮する場合の例文
「○○さんを直接お見送りしたかったのですが、このような状況のため、お伺いできず申し訳ございません。」
「本来ならすぐにでも駆けつけるところですが、昨今の状況を鑑みると、叶わず誠に残念でなりません。」
遺族は葬儀の準備に追われているため、電話で伝える場合には、なるべく手短に伝えましょう。
家族も、新型コロナウイルスが蔓延している状況は理解しているはずなので、具体的に事情を伝えなくても問題ありません。
香典をお送りする際に、同封する手紙にこのような文章をいれるといいでしょう。
もし参列する際には、マスクの着用や手洗いうがいの徹底など十分な感染拡大防止対策をして参列しましょう。
葬儀社側も、アルコール消毒液の設置やマスク着用の徹底、斎場の消毒などのコロナ対策をしています。
葬儀はたった一度のもの。直接顔を見てお見送りしたい気持ちを抑えるのは心苦しいかもしれません。
しかし、葬儀に参列したことが原因で参列者からコロナ感染者が出たり、クラスターが発生したら故人が浮かばれません。
故人を弔う気持ちは、顔を見なくても伝わるはず。事態が一刻も早く収束することを願い、今はひっそりと自宅で故人を偲ぶという判断くだす必要もあるのではないでしょうか。