長澤さんの強みについて教えていただけますか?
もちろんです。 私の強みは「話しやすい雰囲気を作ること」ですね。 特に葬儀に関する相談では、言いにくいことや聞きにくいことが多いものです。 しかし、私は人とのコミュニケーションを重視しており、相手がリラックスして話せるような環境を整えることに長けています。 そのためデリケートな話題であってもお客様が心を開いて、話しやすい雰囲気になります。また人の感情を共有しやすい性格のため、お客様の気持ちに寄り添いながら、適切なアドバイスやサポートができます。 このように、人と深いつながりを築く能力は、私の最大の強みだと自負していますね。
それは素晴らしい強みです。葬儀のようなデリケートな場面では、コミュニケーション能力が特に重要になりますね。 では、逆に弱点はありますか?
弱点としては、お客様との距離が近くなりすぎることがあります。 私はお客様と深い関係を築くことを重視していますが、時にはその距離感を見失うことがあります。以前、葬儀の相談でお客様に対して感情が入り過ぎてしまい、多くの提案をしてしまったことがありました。 これによりお客様を圧倒してしまった経験があります。このことから、プロフェッショナルとして適切な距離感を保つことも必要だと考えるようになりました。
なるほど。距離が近くなりすぎることが弱点ですか。しかし、それは同時にお客様に対してより親身になり、より深く関わることができるという最大の「強み」でもありますね。お客様にとって、そういった姿勢は非常に心強いでしょう。
その通りです。私もそれを最大の「強み」と考えています。 私の個人的な哲学として、葬儀社は親身であればあるほど良いと思っています。 一般の方々は葬儀に関する知識が少ない方が大半。それにより、専門的な相談をできる親族や友人も限られます。だからこそ、私たち葬儀社はお客様にとって親族や友人のような存在になる必要があるのです。
その哲学は非常に的を射ていますね。 私の周りでも、葬儀の知識が豊富な親族や友人はほとんどいません。 そう考えると、葬儀の際に頼れるのは葬儀社の方々だけです。そんな時に頼りになる葬儀社が長澤さんのような方だと、お客様もさらに安心できるでしょう。
お仕事で最も満足感を得る瞬間はどんな時ですか?
月並みな答えかもしれませんが、やはり「感謝の言葉をいただいた時」ですね。 葬儀はやり直しが効かない一回限りのもの。葬儀の前日は、責任感と緊張で夜も眠れないことがあります。 「準備は十分か」、「葬儀にご満足いただけるか」など、夜なべして考えてしまいます。 そんな責任感と緊張の中で、式が滞りなく進み、故人様を憂いなく送り出す。そこから最後にお客様から感謝の言葉をいただくと、すべての疲れが吹き飛びますね。 私のおこなったことがお客様のためになったと実感し、無駄だったことは何一つなかったと感じます。そして幸福感と満足感が湧き上がってきます。 この瞬間のためにこの仕事をしているとさえ思えるほど、お客様の感謝は大きな力となっていますね。
それは本当に素晴らしいことですね。 お客様からの感謝の言葉が、長澤さんの仕事への情熱と努力を反映しているのでしょう。 葬儀は一生に一度の大切なものですから、その成功に貢献できることは、非常に意義深いことだと思います。 長澤さんのような献身的な葬儀社がいることは、多くのお客様にとって心強いと思いでしょう。 追加でもう一点お伺いしたいのですが、お客様やそのご家族からの感謝のお声で特に印象に残っているものはありますか?
『お話のしやすい長澤さんとご縁があったことが本当に良かったです』と言っていただけたお声が印象に残ってます。 わざわざお声に出して私にお伝えしてくださった気持ちが嬉しかったですね。
確かに葬儀のような別れの場で、出会いに感謝されるのは、非常に特別なことですね。 それも長澤さんがお客様に与える安心感と信頼感の証だと思います。
どうして葬儀業界に興味を持ったのですか?
興味を持ったきっかけは、以前勤めていた葬儀専門のお花屋さんでの経験です。そこでは、葬儀の花を配達する仕事をしていました。 この仕事を通じて、お寺や葬儀社の方々との会話の機会がありました。そこで、葬儀業界の実態ややりがいについて学び、強い関心を抱くようになります。 その後ある時、葬儀社を通じて故人のご家族と交流する機会がありました。その際、お客様からお花に対する深い感謝の言葉をいただいたのです。 私はそれが非常にうれしかったのです。私の仕事がお客様にとってかけがえのないものになっていた。 この経験から、葬儀業界へ興味を深め、自分自身で葬儀を手掛けるきっかけになりました。
実に興味深い背景ですね。 長澤さんが葬儀業界への一歩を踏み出されたのはお花屋さんでの業務を通じて深い感情や人間関係の大切さを理解されたから。さらには、それらを大切にする長澤さんの心から来ているのでしょう。それは葬儀社という特別な職業に必要な心構えですね。 では、葬儀社を立ち上げるに至った経緯はどのようなものでしょうか?
葬儀社に転職した後、しばらくはいちスタッフとして働いていました。 その間、お付き合いのある住職さんとの会話の中で、葬儀社の立ち上げを勧められたんです。 私自身、葬儀社の仕事に対して、やりがいと情熱があり、葬儀社立ち上げもやぶさかではありませんでした。 その勧めがきっかけで、自分でも本格的に葬儀社を立ち上げることを決めました。
住職さんからの勧めがあったのですね。 きっと長澤さんの人柄やコミュニケーション能力を高く評価してのことだったのでしょう。
長澤さんの座右の銘は何ですか?
私の座右の銘は「この世界に生まれてきたからには必ずお役目がある」です。 この言葉は、私が長年葬儀業界で働く中で、常に心に留めているものですね。 私たち一人一人がこの世に生を受けたからには、それぞれに役割がある。そして何かしらの貢献をすることができる。そんな意味が込められている言葉です。この考え方は、私の日々の仕事における指針となっており、葬儀という場での役割を深く意識させられます。
なるほど、それは非常に意味深い座右の銘ですね。では、長澤さんにとっての「お役目」とは具体的にどのようなものでしょうか。
私にとっての「お役目」は、葬儀社として葬儀を手伝うことです。 特に葬儀業界においては、故人様を送り出すという重要な役割を担っていると感じていますね。 この座右の銘を胸に、故人様の最後の旅立ちを尊重し、ご遺族に寄り添うことで、私自身の役割を果たしています。
それは、非常に責任感のある役割ですね。 葬儀は故人様を送り出す最後の儀式ですから、その役割を担うことは大変な重みがあります。長澤さんは、その重要な仕事を「お役目」と捉え、日々向き合っているわけですね。 そのような深い責任感と敬意を持って仕事に臨む姿勢は、非常に尊敬できます。
では、葬儀のフォーランクスの将来についてはどのように考えていますか。
将来的には、座間市と相模原市の方々に「仏事のことはあそこに相談すれば解決できる」と葬儀のフォーランクスについて思っていただきたいと考えています。 葬儀のフォーランクスは、葬儀のみならず、仏事全般で信頼されるパートナーを目指しています。また葬儀の形態が多様化する中で、それぞれの家族に合ったカスタマイズ対応が求められます。そういった多様な要望にも「あそこなら解決できる」と思っていただきたいですね。
それは素晴らしい目標ですね。 葬儀のフォーランクスさんがそれを達成する為にどのような取り組みを行っているのでしょうか?
人材を重視した取り組みを行っています。 具体的には、スタッフの教育に力を惜しまない取り組みですね。スタッフたちには定期的な研修を行い、常に葬儀の専門知識と実務スキルを向上させています。それにより、一人ひとりのスタッフが家族のニーズに合わせた提案ができるよう努めています。 これらの取り組みを通じて、地域社会の信用できるパートナーとしての地位を確立し、さらに強化していくつもりです。
それは非常に印象的ですね。 人材育成に注力することで、サービスの質を高め、顧客の信頼を得るという戦略は、確かに効果的だと思います。 葬儀のフォーランクスのような企業が地域社会に存在することは、住民にとっても大きな安心感をもたらすでしょう。