中尾彬もやっていた終活とは？高齢者のスタンダードになるのか

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最終更新日：2025年6月25日

2024年5月16日に亡くなった俳優の中尾彬さんは生前終活に取り組んでいました。
妻の池波志乃さんと共に終活を行い、その様子を『終活夫婦』（講談社）という著書にまとめています。
「終活」という言葉は、2012年にユーキャン流行語大賞トップ10にも選ばれ、高齢者だけでなく幅広い年代で関心を集めるようになりました。
この記事では、終活の概要と具体的な方法や注意点について詳しく解説します。
中尾さんの他にモ終活に取り組んでいる著名人も紹介しています。

【目次】

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終活とは

終活とは人生の終わりを見据えた活動です。
自分の人生の振り返りや、残りの人生をどう生きるかの計画や準備、資産などの整理を行います。
これまでの人生を振り返り、残りの人生をどう生きたいかを考えることで充実した人生を送るための活動とも言えます。

「終活」とは？なにを、いつからはじめる？基本のやることを解説

2025年6月9日

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中尾彬がやっていた終活は？

2024年5月16日に亡くなった中尾彬さんは、妻で女優の池波志乃さんと一緒に終活を行っていたことで有名です。
夫婦で『終活夫婦』（講談社）という著書も残しています。
具体的には、主に物の処分をしていました。持っていた美術品を出身地である木更津市に寄贈したり、約1万枚の写真、そしてトレードマークであったネジネジのスカーフも400本持っていたものを半分まで捨てたそうです。
それ以外にも人間関係の整理、マンションの処分、お墓を立てるなど様々な終活をしていました。

終活でやるべきこと

終活ではどのようなことをするべきなのでしょうか？
その方の年齢や状況によってやるべきことは異なるため一概には言えませんが、今回は主に行うべきとされていることをご紹介します。
終活でやるべきと言われていることは以下の通りです。

身の回りを整理する

まずは自分の持ち物を整理します。
必要なもの、不要なものを見極めて、本当に必要なものだけを残します。
この時に無理に断捨離をしようとしないようにしましょう。
デジタルの物も整理しておくといいでしょう。

残された方の遺品整理の手間を減らすだけでなく、自分の必要なものと不要なものを見極めることで、自分の価値観に改めて気づけるというメリットもあります。

医療や介護について考える

自分が将来病気になった際に延命治療を望むのか、介護が必要になった場合にはどのような施設に入りたいのかなどを考えて、まとめておきましょう。
自分の意思表示ができなくなってしまった際に、家族がそれをもとに判断することができます。

友人関係や連絡先を整理する

年賀状やお歳暮などを惰性で送りあっていた友人関係などを整理することも終活の一つです。
これを最後にする旨、感謝の言葉を添えて贈り物をしましょう。

反対に今後もお付き合いを続けていきたい方、亡くなった際には連絡をしてほしい人などの連絡先を整理しておきます。

葬儀のことを考える

自分の葬儀をどのようにしてほしいのか、してほしくないのかを考えて整理しておきます。
この時に葬儀社に生前相談をすることをオススメします。

お墓のことを考える

既にお墓がある場合には、そのお墓の場所などが分かるようにしておき、更にそのお墓に入るのか、それとも墓じまいをするのかなどを考えておきましょう。
もしお墓がまだない場合には、お墓の購入や納骨堂の契約などを検討しましょう。
最近では樹木葬などの供養の形も注目されています。

財産を整理する

遺族が遺産相続をスムーズに行えるよう、不動産や証券、保険などの財産状況を整理しておきましょう。

エンディングノートを書く

以上のようなことを整理したら、それをエンディングノートに書いておきましょう。
終活を何から始めたらいいか分からない場合には、市販のエンディングノートを購入して、そこに書いてあることの中から、できそうなことを順に行っていくことをオススメします。

遺言状を書く

エンディングノートには法的な拘束力がないため、遺産相続についての希望などを書いておいても守られるとは限りません。
トラブルを回避するため特筆すべきことはしっかりと遺言状に残しておきましょう。
書き方を誤ってしまうと無効になってしまうため、司法書士や弁護士など専門家に相談しながら作成することをオススメします。

終活するときの注意点

終活を行う時には次のようなことに注意しましょう。

専門家に相談する

専門性がある分野については、自分だけで判断せずに専門家に相談しましょう。
特に遺産相続などについては誤った判断をしてしまうと、トラブルに繋がったり余計に残された人の手間を増やしてしまうことにもなりかねません。
司法書士、行政書士、弁護士など各種専門家に相談しましょう。

葬儀について考える際にも葬儀社に相談、お墓のことなら霊園や石材店に相談します。

家族にも相談する

残される側の意見も取り入れた上で終活を行うと円滑に進めることができます。
また自分で色々決めていても、それが家族に伝わっていなかったら自分の意思表示ができなくなった時には、決めたことが伝わらなくなってしまいます。
自分の希望をしっかり叶えるためにも、家族への相談をオススメします。

【参考】親から相続した家の売却体験談

焦らず優先順位を決めて行う

紹介したこと以外にも終活でやるべきことは多岐にわたります。
それらを一度に全て行う必要はありません。
年齢や状況に合わせて、自分ができそうなもの、必要なものから優先順位を決めてゆっくり進めていきましょう。

終活をしていることで話題の有名人

終活という言葉が高齢者の中でメジャーになってきている昨今。
終活を行っていることを公表している著名人も多くいます。今回はその一部をご紹介します。

デヴィ・スカルノ

遺品整理を始めているというデヴィ夫人。
アンティークや高価な宝石や着物、不動産など多種多様な財産を整理しています。
また葬儀のプラン決めや、飼っているペットと一緒に入れるお墓の準備も終えているとのことです。

財前直見

女優の財前直見さんは2016年に終活ライフケアプランナーの資格を取得し、ご自身も終活を行っています。
2019年には『自分で作る　ありがとうファイル』という著書を出版し「ありがとうファイル」という独自のファイルを提案しています。

いとうあさこ

芸人のいとうあさこさんは「最近は婚活より終活をしている」と明かし、40代から終活を始めています。
自身の遺影として笑顔で一升瓶を持った写真を撮影したとのこと。更にお墓選びや葬儀についても考えているとのことです。

坂上忍

マルチタレントで愛犬家としても有名な坂上忍さんは、ペット信託など自分が世話ができなくなった時のペットに関する終活もしています。
その他資産の整理や保険の加入、遺言書の執筆など「終活はほぼ終えている」と発言しています。

秋野煬子

秋野陽子さんは60歳を機に終活を始めました。
秋野さんが特に有名なのは「尊厳死」の意思表示です。日本尊厳死協会に入会し、娘さんにも「もしもの時の延命措置は拒否する」と伝えています。

自分のためにも家族のためにも終活を

終活は人生の最後の準備だけでなく、これからの生活をより良くするための活動でもあります。
終活は自分の為だけでなく家族のためにもなる活動です。
この記事を参考にして、自分に合った終活を行いましょう。
著名人の終活の例も参考にしてみてください。

よくある質問

Q

終活を公表している有名人は誰ですか？

終活を公表している有名人には、デヴィ・スカルノさん、財前直見さん、いとうあさこさん、坂上忍さん、秋野煬子さんがいます。デヴィ夫人は遺品整理を進め、ペットと共に入るお墓を準備しています。財前さんは終活ライフケアプランナー資格を取得し、書籍も出版しています。これらの有名人は、終活を通じて、家族や自身の未来を見据えた活動を行っています。

Q

終活を公表している有名人は何を行っているのでしょうか？

終活を公表している有名人は、財産や遺品の整理、葬儀やお墓の準備などを行っています。例えば、デヴィ・スカルノさんはアンティークや宝石、不動産を整理し、ペットと一緒に入るお墓の準備も進めています。坂上忍さんはペット信託や遺産整理、保険加入も行い「終活はほぼ終わった」と話しています。各自の状況に合わせて様々な準備を進めています。