今までの経営の中で一番ピンチだったことは何ですか?
色々ありましたし、今もまさにそうだと思います。 しかし、そんな時にいろんな方からのありがたいお言葉や、お客様からの感謝のお言葉を頂戴する度にさまざまな事に挑戦したり、新たなサービスを打ち出す事が出来ていますので本当にありがたく思っています。
業界に入る前と後のギャップについて教えてください。
葬儀業界に入る前は、お葬式は形式的かつ厳格に進めなければならないと思っていました。 しかし、葬儀業界に入ってみて、厳格に進めるだけでは無いと実感しました。 ご家族に気を配りながら様々なご要望にも柔軟に対応する。その上で葬儀に関わるスタッフとの連携を密に取りながら、ご家族や会葬者への対応が重要だと感じました。
社長あるいは代表になるまでの経緯を教えてください。
かのえ典礼に入社し数年が経った頃、兄のように慕っていた従兄弟である先代社長が、肺ガンを患ってしまいました。症状に気づいた時にはすでにステージ4。会社を畳む事まで考えました。 そのような時に、先代社長からは 「俺は死んでしまうから、辞めるのも続けるのも、自分で考えろ。」と衝撃的な突き放しの一言。 しかし今思えば、それは「自分の事は気にせず、会社などにもとらわれず、自分のやりたい事をしっかり選べ。」 という従兄弟の優しさだったのかも知れません。その時は即答出来ませんでしたが、この仕事に携わりたいと強く想い、かのえ典礼を続ける事にしました。
今までの経営の中で一番ピンチだったことは何ですか?
色々ありましたし、今もまさにそうだと思います。 しかし、そんな時にいろんな方からのありがたいお言葉や、お客様からの感謝のお言葉を頂戴する度にさまざまな事に挑戦したり、新たなサービスを打ち出す事が出来ていますので本当にありがたく思っています。
売上や利益以外で大切にされている指標はありますか?
お客様の満足度はもちろんの事、残されたご家族のこれからの生活においてのお困り事にも、可能な限りお手伝いしたいと考えています。悲しみの中でのご縁ですが、少しでも良かったと思っていただけるお付き合いを目指しています。
業界に入ってからどのくらいですか?
葬儀業界に入って約30年になります。
新人時代のことで記憶に残っていることはありますか?
新人時代は覚えることがたくさんあり大変でした。 その中でも各宗派のご本尊、お題目、作法などなど 当時はまだ、ご自宅や町内会館などで葬儀を行うことが多かった時代。 お客様のご自宅でご葬儀の設営をしていた時、葬儀に必要な「ご本尊」を設営の車に乗せ忘れをしてしまったことがあります。 先輩から急いで会社に取りの戻るように言われ急いで戻りました。しかしその後、お客様のご自宅へ自分がもって戻った宗派のご本尊が他宗派のご本尊で先輩に怒られました。 また会社に戻って持ってきてもお通夜の開式に間に合わない。そこで先輩がお客様の菩提寺に電話でご住職に事情を説明してご住職がお持ちになって頂けるとの事となりました。先輩の機転のおかげで、無事にその日のお通夜、葬儀は終える事ができました。 今ではその先輩を師匠と呼んでいます。たくさんのことを教えていただいた師匠には今でも感謝しています。
この業界で働くことの最大の挑戦は何だと思いますか?
葬儀という儀式は一緒でも、お客様の不安事をどれだけ取り除けるのか
仕事をする上で最も重要だと思うスキルは何ですか?
コミュニケーションスキルは基本ですが共感力と思いやりや臨機応変な対応力のスキルが重要だと思っています。
葬儀で最も注意を払っている点は何ですか?
葬儀葬儀全体の流れです。 大雑把なようですが、1つが狂ってしまうと全てに影響し時には迷惑をかけたりする場合も発生してしまうので、本当に大事です。
仕事の中で一番やりがいを感じるのはどんなことですか?
お客様から感謝の言葉をいただくことですかね シンプルですが素直に一番嬉しいです。 素直に一番嬉しいです。
今までで一番印象に残っている葬儀・仕事は何ですか?
自分が葬儀業界に入って数年が経ち、担当を持てるようになった頃の仕事ですね。 お客様のご要望は宗教的な葬儀をしたくないというお客様がいらっしゃいました。 自分は「宗教的な葬儀をしたくないとは?」どういうことだろうと思い、お話を聞きながら打ち合わせを進めていきました。 ご希望としては故人様(男性)と家族、ご親族、ご友人にゆっくりとお別れをしてもらいたいとの事でしたので火葬日をできるだけ先延ばしにしたいとのこと。故人様を自宅に納棺し安置をして、お別れに来た皆さんにお棺に直接メッセージを書いてもらうように色とりどりのマジックペンを用意しておきました。 私は火葬日までの一週間毎日、ドライアイスの交換に伺っていました。お棺のメッセージは日を追うごとにドンドン増えていき、中には故人様の似顔絵を描いたご友人もいました。 ご出棺当日にはお棺を埋め尽くした心温まるメッセージのお棺を見てご遺族様も凄く喜んでいただき自分も胸がいっぱいになったことを思い出します。 無宗教という新しい葬儀の形をご遺族様と一緒に作り上げた。これは非常に良い経験をさせていただいた葬儀です。
仕事をする上で、大切にしていることはありますか?
コミュニケーションと協力をしあうことです。
御自身の一番の強みは何処だと思われていますか?
専門知識や葬儀での経験値を活かした柔軟な対応力だと思っています。 実は一時期、かのえ典礼からとあるお寺に5年ほど修行(といっても僧侶とかではありませんが)にお仕事させていただいた事もあり、葬儀以外にも法要やお墓の事などのも知識は豊富だと思います。
仕事を通じて個人的に成長したと感じる部分はありますか?
問題解決力ですかね? 葬儀を通じてなお客様と接してきたなかで様々な問題や課題に対応する事で問題解決力が成長したと思います。
御社が設立されたのは、西暦何年ですか?
1993年9月です。
御社の強みはどこですか。
弊社の強みは一言でいえばチームワーク、全員担当者 お客様の情報を全員で共有しお客様からの質問や不安事もすぐに対応をして解決をいたします。 また、様々な案件をこなしている為、特殊な事案でも対応可能です。 あとは、葬儀以降のアフターサービスです。 多分、横浜ではいち早く「ワンストップサービス」を取り入れていたと思います。 今も遺品整理、相続手続き、不動産相談などチームで対応しているので、お客様からも大変喜ばれます。
その強みが活きたエピソードを教えてください。
担当者が休暇中にお客様が困っている場面がありました。 担当者以外の者がお話を伺うと、家族葬で葬儀を行う際に友人や会社の同僚、部下の方が参列したいとのご要望があることがわかりました。 そのような状況で、担当者が不在でも参列の代替案を提案し、アドバイスをさせていただきました。結果として、お客様のご希望通りに家族葬を行うことができ、担当者不在でも円滑に問題解決ができました。
どのような想いをもった社員が多いですか?
日頃は和気藹々としたメンバーですが、故人様、ご遺族様の事になると真剣に向き合い、最後のお別れを大切に想う社員が多いです。 そんな想いをもった社員が多いです。
好きな言葉や座右の銘、格言はありますか?
小林陽太郎氏の言葉で、 「素心深考」 「仕事は常に人間によって行われ、人間のつながりによって進行していくことを忘れてはならない」
宝物は何ですか?
一番は健康ですが妻と言ったほうがいいですかね?
何をしている時が一番幸せですか?
自分の好きなことに集中する時間です。
親友にはどう紹介されますか?
取りあえず、いい人と紹介されます。 平凡な人ということでしょうね。
最近感動したことや涙した出来事は?
TEAM NACSの舞台を見た時が感動をしました。
今一番やりたいことは何ですか?
バイクの大型免許の取得です。
葬儀業界の中で、御社の目標は何ですか?
具体的な目標設定はできてはいません。 しかし地域貢献ができる葬儀社にしていきたいと思います。
その目標を達成するための取り組みを教えてください。
地域の方々との交流を交えてお話やご意見を聴き方向性を明確にし、全員が目標に向かって協力していくことです。