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霊安室とは?怖いイメージの真実と正しい利用方法を解説

霊安室とは?怖いイメージの真実と正しい利用方法を解説

この記事は2分で読めます

霊安室とは?怖いイメージの真実と正しい利用方法を解説
霊安室が「怖い」と感じてしまうのは、自然なことかもしれません。「遺体が置かれている」「暗くて冷たい場所」というイメージが先行し、できれば近づきたくない、そう思う方も多いでしょう。
しかし実際の霊安室は、そんな印象とは大きく異なります。ご遺体を丁寧に安置し、ご遺族が心穏やかに過ごせるよう整えられた空間です。この記事では、「霊安室=怖い」というイメージの正体に迫りながら、その役割や利用方法、実際の雰囲気について詳しく解説していきます。

【目次】

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霊安室とは

霊安室とは、亡くなった人の遺体を一時的に置いておく場所のことを指します。
日本では「墓地、埋葬等に関する法律」により、死亡後24時間以内の火葬を禁じていますので、このような場所が必要とされています。
霊安室が設置されているのは主に病院や警察署、葬儀場、火葬場などです。
「霊安室は怖い場所」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、そのようなことは全くありません。亡くなった直後の故人と初めて面会することになるので、気持ちの面で少し身構えてしまうことはあるでしょうが、故人の死を悼む気持ちを持って訪れましょう。

病院の霊安室

昔は自宅で息を引き取る人も多数いましたが、現代では病院で亡くなる方が大半を占めます。
そのため、ある程度の規模の病院であれば、1階や地下に霊安室を設けています。
手術室や治療室、病室等で亡くなった人をその場所に長く留めておくことはできませんので、速やかに霊安室へ運ばれることになります。

警察署の霊安室

亡くなった人の死因に事件性が疑われたり、事故死、災害死などの場合、遺体は警察署の霊安室に移送され検視を受けることになります。
都市部の警察署であれば霊安室が設置されているケースが多いですが、地方の警察署などでは霊安室がなく、屋外の倉庫などが代用されるケースもあるようです。

葬儀場や火葬場の霊安室

葬儀場や火葬場にも霊安室が設置されています。
葬儀場の霊安室は「安置室」と呼ばれることも多いため、そちらの方が耳にする機会が多いかもしれません。通夜、告別式を行うまでの間、遺体の管理を任せることができるので、遺族側としては安心できます。
火葬場の霊安室は、直葬で葬儀を行う場合などに利用されるケースが多いです。
都市部の火葬場では順番待ちですぐに火葬できないこともあるため、遺体を数日間保管する必要があります。

霊安室は本当に怖いところ?実際の環境と心構え

霊安室は本当に怖いところ?実際の環境と心構え
霊安室と聞くと「暗くて怖いところ」というイメージを持たれる方もいるでしょう。なかには、テレビで放送される怖い話の影響で、幽霊が出る場所だと想像してしまう方も多いと思います

ですが、霊安室は怖い場所ではありません。

ここでは、霊安室の実際の環境や怖く感じないための心構えについて解説します。

窓がなく、照明が暗い場合がある

病院の霊安室には窓が少ない場合が多く、どうしても薄暗い雰囲気になってしまいます。
そのため、なんだか怖いと感じてしまう方も多いのでしょう。

また、照明が少ない部屋が多いのも怖いと感じる要因と言われています。

怖いと感じる場合の対策

基本的に葬儀場や病院のスタッフが付き添うため、霊安室に1人で訪れることはありません。ですが、それでも怖いと感じる方もいるでしょう。

そうした場合は家族と一緒に訪れたり、明るい時間に面会したりなど、工夫するようにしてください。

どうしても怖いと感じてしまう場合は、無理な面会を避けてもかまいません。

霊安室の利用方法・使用料金

霊安室の利用手続きや使用料金について解説します。

霊安室の利用手続き

病院や警察署の霊安室については、遺族側の意思に関係なく霊安室へと遺体が運ばれるため、特段手続きは必要ありません。
葬儀場や火葬場の霊安室を利用する際は、亡くなった後に電話等で予約をする必要があります。葬儀社が代行してくれることが多いので、この場合も遺族が特別な手続きをする必要はありません。

費用について

病院や警察署の霊安室を利用した場合、基本的に利用料金はかかりません。
ただし、病院によってはエンゼルケアに対応していることもあり、遺族側が希望した場合は1万円程度が必要となります。
葬儀場の場合、霊安室(安置室)の利用料金は葬儀プランに含まれていることが多いです。
料金は1日につき1〜2万円が相場となります。他にも遺体の搬送代やドライアイス代も必要となってきます。
火葬場の場合は、1日数千円程度での利用が可能です。火葬場には民営と公営があり、料金を比較すると公営の方が安価になります。

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霊安室での過ごし方とマナー

次に、霊安室での過ごし方や気をつけたいマナーについて解説します。

霊安室での過ごし方

霊安室は故人が納棺される前に対面できる最後の場となります。対面できるのは遺族やごく親しい間柄の一部の人間となりますが、故人への追悼とともに遺族への配慮も忘れてはなりません。
霊安室は長く滞在する場所ではありません。面会時間が決められている場合もあります。できるだけ短い時間で面会を終えるようにしましょう。
服装については、喪服を着用する必要はありませんが、落ち着いた色合いの服装を心がけましょう。

守るべきマナー

1.事前に許可を取る
本来、故人とのお別れの場は通夜、告別式となります。遺族への断りなしに勝手に面会することは後々のトラブルにも繋がりかねません。面会の可否も含めて事前に確認を取るようにしましょう。

2.香典は持参しない
霊安室に香典を持参するのは、死を予期していたと思われるためマナー違反です。何か持参するのであればお供え物やお花がよいでしょう。
ただし、通夜や告別式に参列できないなどの理由がある場合は、遺族に事情を説明したうえで香典を渡すのはマナー違反とはなりません。

3.白い布を勝手に外さない
施設によっては、遺体の顔に「打ち覆い」もしくは「面布」と呼ばれる白い布をかぶせて安置してある場合があります。この白い布をかける行為の由来は諸説あるのですが、いずれにせよ故人の尊厳を守る意味合いを持っています。
故人の顔を拝見したい場合は遺族にお願いして布を外してもらいましょう。

霊安室から遺体を移すことになったら

葬儀の手配を進めていくと、病院や警察の霊安室から遺体を移送する必要が生じます。
ここでは、自宅に移送する場合と葬儀場に移送する場合、それぞれについて解説します。

自宅へ移す場合

葬儀前に故人を自宅に連れて帰りたいと願う遺族も多くいます。自宅への移送を考える場合、安置する部屋、寝具などは自分たちで用意する必要があります。
部屋については、仏間もしくは和室が好ましいですが、近年の住宅では洋間だけの造りも多くなっています。その場合は、故人が生前過ごした部屋に安置するようにしましょう。
自宅への移送、遺体保存のためのドライアイスや枕飾りなどの用意は葬儀社にお願いするのが一般的です。

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葬儀場に移す場合

通夜、告別式を行う葬儀場の霊安室(安置室)へ遺体を移送する場合は、ほぼ全てを葬儀場のスタッフに任せることができます。施設の利用料金はかかりますが、遺族の疲労を考えると一番合理的な選択といえるでしょう。
施設によって面会の可否や、遺族の宿泊設備の有無などの違いがありますので、事前に確認することをおすすめします。

霊安室と安置室の違いとは

霊安室と安置室は同じような意味合いで使われる言葉で、どちらも遺体を置いておく設備です。両者の異なる点は、遺体を置いておく期間です。

霊安室・・・遺体を一時的に保管できる場所
安置室・・・遺体を希望する期間保管できる場所

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よくある質問

霊安室について問い合わせの多い質問を3つ紹介します。

霊安室にはどのくらい安置できるのか?

病院の場合は2〜3時間、警察署の場合は検視が終了して引き取りが可能になれば1〜3日のうちに引き取ることになります。

霊安室がない場合はどうすればよいか?

病院で亡くなった際、霊安室がないケースも考えられます。その場合、ただちに遺体を移送する必要があります。安置場所を確保し葬儀社や民間の遺体搬送会社などに連絡を入れるようにしましょう。

まとめ

霊安室は遺体を一時的に保管する場所です。安置所までの短い期間の利用となりますが、守るべきマナーなどもあります。突然の事態に慌てることのないよう、必要な知識を身につけておきましょう。

よくある質問

Q

霊安室とは何ですか?

霊安室とは、亡くなった人の遺体を一時的に保管するための場所です。日本の法律では死亡後24時間以内に火葬を行うことができないため、こうした遺体を安置する場所が必要です。霊安室は主に病院、警察署、葬儀場、火葬場に設置されています。遺族が故人と初めて対面する場所でもあり、丁寧な気持ちで訪れることが大切です。

Q

霊安室に遺体を安置できる期間はどれくらいですか?

病院の霊安室では数時間程度が一般的で、長期間の安置はできません。警察署の場合は検視が終了した後、遺体は遺族に引き渡されますが、1日から3日以内が目安です。葬儀場や火葬場の霊安室では、数日間の安置が可能なこともあり、状況に応じて利用されます。

Q

霊安室の利用費用はいくらかかりますか?

病院や警察署の霊安室の利用は、基本的に無料です。ただし、病院によっては遺体のエンゼルケアを行う場合、1万円程度の料金が発生することもあります。葬儀場の霊安室は葬儀プランに含まれていることが多く、1日につき1~2万円が相場です。火葬場の場合、公営であれば数千円で利用できることが多いです。

Q

霊安室で守るべきマナーは何ですか?

霊安室では、故人との対面や追悼を行う際にいくつかのマナーを守る必要があります。遺族に事前に面会の許可を取ること、香典を持参しないこと、そして故人の顔を覆う白い布(打ち覆い)を勝手に外さないことが大切です。故人の尊厳を守り、遺族への配慮を忘れずに行動しましょう。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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