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霊安室とは何ですか?
霊安室とは、亡くなった人の遺体を一時的に保管するための場所です。日本の法律では死亡後24時間以内に火葬を行うことができないため、こうした遺体を安置する場所が必要です。霊安室は主に病院、警察署、葬儀場、火葬場に設置されています。遺族が故人と初めて対面する場所でもあり、丁寧な気持ちで訪れることが大切です。
霊安室に遺体を安置できる期間はどれくらいですか?
病院の霊安室では数時間程度が一般的で、長期間の安置はできません。警察署の場合は検視が終了した後、遺体は遺族に引き渡されますが、1日から3日以内が目安です。葬儀場や火葬場の霊安室では、数日間の安置が可能なこともあり、状況に応じて利用されます。
霊安室の利用費用はいくらかかりますか?
病院や警察署の霊安室の利用は、基本的に無料です。ただし、病院によっては遺体のエンゼルケアを行う場合、1万円程度の料金が発生することもあります。葬儀場の霊安室は葬儀プランに含まれていることが多く、1日につき1~2万円が相場です。火葬場の場合、公営であれば数千円で利用できることが多いです。
霊安室で守るべきマナーは何ですか?
霊安室では、故人との対面や追悼を行う際にいくつかのマナーを守る必要があります。遺族に事前に面会の許可を取ること、香典を持参しないこと、そして故人の顔を覆う白い布(打ち覆い)を勝手に外さないことが大切です。故人の尊厳を守り、遺族への配慮を忘れずに行動しましょう。


東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。
葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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