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遺体は自宅に何日間おいても大丈夫?事故を防ぐ自宅安置の注意点を解説

遺体は自宅に何日間おいても大丈夫?事故を防ぐ自宅安置の注意点を解説

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遺体は自宅に何日間おいても大丈夫?事故を防ぐ自宅安置の注意点を解説
大切な人が亡くなった後、まず一番に決めなければいけないのが「安置場所」です。

安置施設に預かってもらうか、自宅に安置をするかを選ぶ必要があります。
そこで
「自宅に連れて帰りたいけど、うちではムリかな......」
「暑い時期だから、腐敗しないか心配......」
などの不安を抱える方が多いのではないでしょうか。

そのため、この記事では自宅安置に関して良く聞かれる不安に対しお答えするとともに、自宅安置のメリットデメリット、注意点などを紹介します。

【目次】

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自宅安置でよく聞かれる不安

自宅安置で疑問に思う点は、以下ではないでしょうか。

・夏でも自宅安置できる?
・何日ぐらい自宅で安置できる?
・マンションやアパートでも安置できる?
・布団はどうしたらいい?
・安置の期間が長いと費用は増える?

ここでは、自宅安置でよく聞かれる不安についてそれぞれお答えします。

夏でも自宅安置できる?

夏でも自宅での安置は可能です。

ただし、ご遺体の腐敗が進まないよう冷房を最大限に効かせる必要があります。
最大限とは、家庭の冷房の最低設定温度である18℃以下です。

可能な限り室内が冷えるよう、工夫して対応しましょう。

何日ぐらい自宅で安置できる?

適切に温度の管理がなされていれば、7日間ほどは問題ないとされています。
しかし、自宅で温度管理を続けるのは大変です。

赤十字社は、遺体の保管をする適切な温度として2~3℃を示しています。
2~3℃は、ドライアイスと18℃以下に冷房を設定したとしても、維持するのが厳しい温度です。
参考:赤十字社

自宅でも数日間は遺体を安置できますが、期間が長引くと腐敗が進んでしまいます。
専用の安置施設は、温度を2~3℃に保っているため、期間が長くなる場合は移動を検討しましょう。

マンションやアパートでも安置できる?

マンションやアパートだからと言って自宅安置ができないということはありません。
確認しなければならないのは、共有スペースやエレベーターなどの搬送経路が確保できるかどうかです。

特にエレベーターは、遺体を担架やストレッチャーに寝かせたままでは入れないことが多いです。
マンションによっては、大きな荷物を搬送する用のエレベーターが完備されている場合あるため、管理会社に確認してみましょう。
もし専用の設備がない場合は、遺体を立ててエレベーターに乗せる必要があります。

布団はどうしたらいい?

布団は故人が寝るときに使用していた、枕や敷布団、軽めの掛布団を用意します。

シーツやカバーはできるだけ新しいものを用意し、白で統一するようにしましょう。
防水性のシーツは、葬儀社が用意してくれます。

安置の期間が長いと費用は増える?

「葬儀の口コミ」が実施した費用に関する全国調査によると、安置の期間が長くても総合的な費用の差はないことがわかりました。

【葬儀をあげるまでの日数に対する平均費用】
1日:約98.9万円
2日:約108.7万円
3日:約119.4万円
4日:約135.0万円
5日:約125.5万円
6日:約97.8万円
7日:約142.1万円
8日:約125.8万円
9日:約87.0万円
10日:約78.3万円
11日以上:約115.6万円
出典:全国3,000人調査でわかった葬儀費用の実態/葬儀の口コミ

調査データを見ると、故人が亡くなってから葬儀をあげるまでの期間と費用に関しては、関連性がありません。
費用は、葬儀の形式や参列者の数によって決まります。

ただし、安置の期間が長いと家族の負担が増えるため、総合的に考慮して日数を判断するといいでしょう。

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自宅安置の方法

自宅での安置方法は、宗教や地域性、住宅の状況によって異なります。
ほとんどの場合、葬儀社が行ってくれるため細かい内容を把握しておく必要はありません。

ですが、流れを把握しておくと安心です。

【自宅安置の流れ】
1.安置場所の確保
2.北枕になるよう寝かせる
3.手は胸元で合掌させる
4.枕飾りをする
5.神棚封じをする

ここでは、自宅安置の流れを簡単に説明します。


安置場所の確保

基本的には仏間ですが、仏間がない場合には冷房の効くできるだけ広い部屋にしましょう。
そして冷房を付け、布団を用意します。

手は胸元で合掌させる

手は胸元で、合掌させ、数珠を持たせます。
布団の上には、魔除けの役割として守り刀を置きます。その時に守り刀の刃先が故人の足側に向くようにしましょう。

神棚封じをする

自宅に神棚がある場合は「神棚封じ」をします。

神棚を閉じて、白い布や半紙をはります。
神棚に死の穢れがはいらないように、という意味です。

自宅安置で死亡事故?棺を覗くときは要注意!

国民生活センターと消費者庁は、棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒の注意を促しています。

注意喚起をする背景として、葬儀の現場で起きた以下のような死亡事故があったからです。

・棺の窓を開けたそばで、意識不明の状態で発見され、死亡が確認された
・棺内に顔を入れた状態で発見され、死亡が確認された
・自宅で、棺内に顔を入れた状態で発見され、死亡が確認された
参考:国民生活センター

棺内を覗き込むのが危険な根拠と事故を防ぐポイントを解決していきます。

棺内の二酸化炭素濃度は即時に意識消失するほどに

報告の内容によると、ドライアイスを設置した棺内の二酸化炭素濃度は、20分後には30%に達します。
30%は「ほとんど即時に意識消失」するとされる濃度です。

同時に酸素濃度も低下し、1時間後には10%程度まで低下したことが確認されました。

棺の蓋を開けても濃度は変化しないため、注意が必要です。

自宅安置で死亡事故を防ぐためには

自宅安置での事故を防ぐために、以下3つの点に注意しましょう。

・棺の中に顔を入れないこと
・室内の換気を十分に行うこと
・複数人で見守る

特に注意したいのが、棺の中に顔を入れないのを徹底しつつ、複数人で過ごすことです。
複数人で過ごしていれば、何かあったときにすぐ対応できます。


注意点を守っていれば、安全に故人との時間を過ごすことが可能です。
それでも不安な場合は、対応している葬儀社に相談しましょう。

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自宅安置のメリット・デメリット

自宅での安置を行うことには、次のようなメリットデメリットがあります。

自宅安置のメリット

自宅安置のをすることには、次のようなメリットがあります。
・故人の住み慣れた自宅に帰してあげる事ができる
・自宅で家族とゆっくりお別れの時間を過ごせる
・安置施設の使用料がかからない
・葬儀に来られない方々などに、お別れに来ていただける

主に、お別れの時間をしっかりととれることがメリットと言えます。
もし故人が長く入院していて、自宅に帰ることを希望していた場合には、故人の念願を叶える事ができる選択です。

自宅安置のデメリット

自宅安置には、次のようなデメリットがあります。
・安置に十分なスペースを確保しなければならない
・適切な室温管理をする必要がある
・近所の方の目に触れる可能性が高い

寝台車や葬儀社が出入りする必要があるため、近所の方の目に触れる可能性は高くなります。
そのため近所の方に知られたくないなどの事情がある場合には、自宅での安置は避けたほうがいいでしょう。

自宅安置の注意点・ポイント

それでは次に、自宅安置の際に注意すべき点やポイントをご紹介します。

スペースを確保する

まずは故人を寝かせてあげるスペースを確保しなければなりません。

仏間または冷房の付けられる部屋で、6畳以上は確保できるといいでしょう。
搬送や搬出をしやすくなるよう、また弔問に人が訪れてもいいよう、物をできるだけ片づけておくことをオススメします。

部屋の温度を低くする

一番重要なのは、部屋の温度をなるべく低くしておくことです。
遺体の腐敗はどんどん進んでしまいます。

ドライアイスを充てていますが、冷房を最大限効かせましょう。
目安として、冷房の温度を18℃以下に設定します。

18℃以下である理由は、家庭の冷房ではそれ以上温度が下がらないからです。
やはり、家庭の冷房では安置所と比べるとどうしても腐敗が進みます。

1週間以上安置をする場合は、ご遺体の腐敗を防ぐためにも安置所の利用を検討しましょう。

暖房をつけてはいけません。加湿器も温度を上げてしまう可能性があるので、付けないようにしましょう。

棺を覗き込まない

ドライアイスをいれた棺の中は、二酸化炭素が充満しています。
棺のなかを覗き込まないように注意しましょう。

人は、大量の二酸化炭素を一度に吸い込むと意識を瞬時に失います。
過去には、意識を失いそのまま死亡した事故もありました。

基本的に、棺の蓋や窓を開けなければ安全です。
ご遺体と会いたい場合は、葬儀社に相談するようにしましょう。

エンバーミングって必要?

自宅で長い間安置をする場合「エンバーミング」を勧められることもあります。
エンバーミングは通常、15~20万円ほどかかる高額なものです。
エンバーミングとは何かを把握しておき、必要性を見極めましょう。

エンバーミングとは

エンバーミングとは、血液を抜いて防腐剤を入れたり、消化器官内の残存物を除去することで、遺体を保全、消毒、殺菌、修復することです。
専門の資格を持ったエンバーマーが行います。
エンバーミングを行うと最大50日、1ヵ月程度は、遺体が腐敗せず保全されます。

エンバーミングが必要な場合

自宅安置だからと言って、かならずしもエンバーミングが必要なわけではありません。
エンバーミングが必要となるのは次のような場合です。

・1週間以上の安置が必要な場合
もし自宅で1週間以上安置をしたい、という場合には遺体の保全のためにエンバーミングを行うことをオススメします。

・海外から遺体を移送する場合
⇒海外で亡くなり、遺体を移送する場合には、安全上飛行機にドライアイスを載せることができない為、エンバーミングが必要となります。

・元気なころの姿にしてあげたい場合
事故などにより遺体の損傷が激しかったり、長い闘病生活で頬がこけてしまっていたり、反対にむくんでしまっていたりすることがあります。
最後のお別れは、元気なころの姿で、と希望する遺族も多いです。
エンバーミングを行うと、元気だったころの姿に近づけることができます。

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まとめ

自宅安置に関して、よく聞かれる不安や自宅安置の注意点をご紹介しました。
自宅での安置ができれば、故人が住み慣れた自宅に帰ることができ、家族や周囲の方ともゆっくりお別れができます。
方法については、葬儀社にお任せできるので安心してください。

自宅での安置場所が確保できない、近隣にばれたくない、という場合には葬儀社に預けることもできます。
面会可能な安置施設や、遺族が宿泊できる安置室もあるので、葬儀社に相談してみましょう。

よくある質問

Q

自宅で遺体を安置する場合、何日間安置できますか?

適切に温度管理を行えば、遺体は自宅で7日間ほど安置可能です。ただし、腐敗が進むため、特に夏場などは冷房で室温を18℃以下に保つ必要があります。長期間の安置が必要な場合、4日目までには専用の安置施設へ移動することをおすすめします。

Q

自宅で安置する際、夏場でも問題ありませんか?

夏場でも自宅での安置は可能ですが、室温を18℃以下に保つことが重要です。エアコンを使って部屋全体を冷やしましょう。温度管理が不十分だと、遺体の腐敗が進むため、こまめな確認が必要です。

Q

マンションやアパートでも自宅で安置できますか?

マンションやアパートでも自宅安置は可能です。ただし、エレベーターや共用スペースでの搬送経路の確保が必要です。エレベーターがない場合やスペースが狭い場合、遺体を立てた状態で搬送する必要があるため、事前に確認しておくと安心です。

Q

遺体を自宅に安置する場合、何日間可能ですか?

遺体の自宅安置期間は一般的に2~3日程度とされています。ただし、適切な温度管理や衛生管理を行うことで、最長で7日間程度の安置も可能とされています。火葬場の予約状況や葬儀の日程に合わせて調整が必要です。

Q

自宅で遺体を安置する際の注意点は何ですか?

自宅で遺体を安置する際は、室温を18度以下に保ち、ドライアイスや保冷剤を使用して遺体の冷却を行うことが重要です。また、直射日光を避け、衛生的な環境を保つよう心がけましょう。

Q

遺体を自宅に安置するメリットは何ですか?

自宅での安置は、故人との最後の時間を家族がゆっくりと過ごせる点や、弔問者が訪れやすい点がメリットです。また、慣れ親しんだ自宅で見送ることで、故人や遺族の心の負担が軽減されることがあります。

Q

マンションでも遺体を自宅安置できますか?

マンションでも遺体の自宅安置は可能ですが、エレベーターや廊下の広さなど、棺の搬入経路を事前に確認する必要があります。また、近隣住民への配慮として、安置に関する情報を最小限に留めることが望ましいです。

Q

自宅安置と安置施設の違いは何ですか?

自宅安置は、故人を自宅に迎え入れ家族が身近で見守ることができます。一方、安置施設は、適切な温度管理や衛生管理が整っており、遺族の負担が軽減される利点があります。各家庭の状況や希望に合わせて選択すると良いでしょう。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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