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樹木葬って意外と高い!?後悔しない選び方をトラブル事例や種類別にご紹介!

樹木葬って意外と高い!?後悔しない選び方をトラブル事例や種類別にご紹介!

この記事は3分で読めます

樹木葬って意外と高い!?後悔しない選び方をトラブル事例や種類別にご紹介!
「お墓参りがしづらい」
「思ったより高額だった」
「植えた樹木が枯れてしまった」
 新しい供養のスタイルとして注目される樹木葬ですが、実際にはさまざまなトラブルが報告されています。一般的なお墓に比べて情報が少ないため、想像と違ったと後悔する方も少なくありません。
この記事では、樹木葬の実態やトラブル事例を調査データをもとに解説し、失敗しないための選び方を紹介します。供養の形に迷っている方や安心して樹木葬を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

【目次】

相談できるお葬式

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樹木葬とは

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や花を墓標とする埋葬方法です。
自然のに還るという想いを叶えられる他、永代供養がセットになっているケースが多いため墓の継承者がいない方にも選ばれやすい特徴があります。
墓石を必要としないため、従来の墓より費用が抑えられることも魅力の一つです。

ただし、樹木葬には管理体制やアクセスの不便さなど、選択時に気を付けるべきポイントも多くあります。
そのため決定する前にそれらをしっかりと確認しておくと後悔を防ぐことができます。

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樹木葬の種類

まずは樹木葬の種類を把握しておきましょう。
樹木葬には主に次の3つのタイプがあります。
里山タイプ
庭園タイプ
公園・都市タイプ


それぞれ解説します。

里山タイプ

里山タイプの樹木葬は、寺院や霊園が管理する山間部や森林をそのまま活用した自然豊かな環境での埋葬形式です。
特に自然に近い形での埋葬方法となるため、遺骨を自然に還したいと強く考える方に選ばれています。
交通の便が悪いことがデメリットとして挙げられます。高齢者や足が不自由な人にとっては、お参りが難しくなる可能性があるため、事前に現地の確認が重要です。

庭園タイプ

庭園タイプの樹木葬は、都市部の霊園や寺院内に整備されたガーデン風の環境に埋葬する形式です。シンボルツリーや花々が整えられています。

都市部にあることが多くアクセスがいいという利点がありますが、管理費が比較的高くなるというデメリットもあります。

公園・都市タイプ

公園・都市タイプの樹木葬は、庭園タイプよりも広い公園内や都市型の霊園で埋葬する方法です。シンボルツリーの下に遺骨を納めたり、芝生や区画内に植樹された木の周辺に埋葬されます。

ベンチなどがおいてあったりと、墓参りをしつつも公園を散歩するような明るい気持ちでお参りができる特徴があります。整備されているため管理費は少し高くなる傾向にあります。

樹木葬でよくある後悔・トラブルの事例とその原因

樹木葬でよくある後悔・トラブルの事例とその原因
ここでは樹木葬で後悔した、トラブルなどの具体的な事例とその原因を解説します。

葬儀の口コミを運営するディライトが、2025年3月に樹木葬の購入経験者1,002人を対象に実施した「樹木葬に関する調査」では、樹木葬にはさまざまなトラブルがあることがわかりました。

樹木葬を購入した後、何か想定外のことはありましたか?(抜粋)
他の利用者と共有なので落ち着いて墓参りできない:31.8%
埋葬のシンボルとなる樹木が枯れてしまった:29.7%
思ったより費用がかかった:23.9%

出典:樹木葬に関する調査/ディライト(2025年)

樹木葬は、費用やお参りをする気軽さの点において、トラブルが発生しやすい傾向にあります。
ここでは樹木葬で後悔した、トラブルなどの具体的な事例とその原因を解説するため、検討されている方はチェックしてください。

アクセスが不便でお参りしづらい

特に里山タイプの樹木葬は里山や郊外に設置されることが多く、公共交通機関から離れた場所にある場合が少なくありません。車での訪問が前提になることも多いため、免許を返納する高齢者や遠方の親族にとっては負担になります。
最寄り駅から歩けない、シャトルバスなども無いとなると結果的にお参りの機会が減ることになってしまうでしょう。

遺骨を取り出せない・改葬できない

合祀型の樹木葬では、一度埋葬した遺骨を取り出せない点が後悔の原因になることがあります。「やはり一般墓に改葬したい」と思っても、合祀型では遺骨が他人と混ざっているため、それが難しいケースが多いです。改葬の可能性を考えている場合は、骨壺を使った個別型や集合型を選ぶと良いでしょう。
しかし個別型や集合型でも一定期間が立つと合祀される場合もあるため契約時に確認が必要です。

想定外の費用が発生する

画像
樹木葬は一般的に「安価」と言われますが、実際には 管理費や追加サービス料 が発生することがあります。
永代供養だから費用はかからない、と思っていても、霊園によっては 年間の管理費 が必要な場合があり、これが後々家族の負担となるケースもあります。契約前に維持費やその他の経費をしっかり確認しておくことが大切です。

葬儀の口コミを運営するディライトが、2025年3月に樹木葬の購入経験者1,002人を対象に実施した「樹木葬に関する調査」では、樹木葬の種類ごとに管理費の傾向が異なることが分かりました。

管理費の金額で最も多かった回答(抜粋)
個別型:管理費用なし …… 30.9%
集合型:年間5,000円~10,000円 …… 41.1%
合祀型(合葬型):管理費用なし …… 30.6%

出典:樹木葬に関する調査/ディライト(2025年)

個別型や合祀型は管理費がかからないケースが多い一方で、集合型では年間5,000円〜10,000円程度の費用が必要となる傾向が見られます。
そのため、費用面を重視する場合は樹木葬の種類選びに注意が必要です。

また、契約内容によっては生前の段階から維持管理費が発生することもあるため、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

家族・親族の理解が得られない

樹木葬は比較的新しい埋葬形式であり、親族の中には理解が得られない場合もあります。「お墓は石のもの」「お墓は代々引き継いでいくもの」という伝統的な価値観を持つ人から反対され、家族間のトラブルに発展するケースも見られます。後悔しないためには家族でよく話し合うことが大切です。

想像していた景観とは違った

契約時のイメージと季節ごとの実際の景観にギャップがあることも後悔の一因です。
例えば花が咲いている春に見学して契約した後、冬に訪れたときに「寂しい」と感じることがあります。
またきれいな写真だけを見て選んだものの、実際には管理が行き届いておらず想像とは違う景観が広がっていたという事例も聞かれます。

お供え物や線香が禁止されている

霊園によっては、火気使用の安全管理や景観を損ねないようにという観点から、線香やろうそく、お供え物が禁止されている場合があります。
一般墓のようにお供え物を置くスペースがないという場合も多いため、お参りで手持無沙汰になるという事例も聞かれます。

樹木葬の3つの埋葬方法

樹木葬には
・個別型
・集合型
・合祀型
これら3つの埋葬方法があり、それぞれ費用や遺骨の取り扱い、管理の方法が異なります。

特徴や費用についてそれぞれ解説していきます。

個別型

個別型の樹木葬は、1つの区画を個人または家族専用に使い、そこにシンボルツリーを植える形式です。
個別型の利点は、家族単位での供養ができる点です。
これにより従来のお墓に近い感覚でお参りができ、親族の理解も得やすいでしょう。ただし費用は他の形式に比べて高くなります

集合型

集合型は、シンボルツリーの下に複数の区画を設け、それぞれに個人又は家族単位で遺骨を納める埋葬方法です。他の遺骨と混ざることはなく特定の区画が確保されますが、一定期間後に合祀される可能性があるため、契約時に確認が必要です。

合祀型

合祀型は、複数の遺骨を1つのシンボルツリーの下にまとめて埋葬する形式です。
最も費用が安くなります。遺骨は他人と混ざるため、一度合祀されると取り出しができません。

管理費が不要なことも多く安価な点が特徴なため、費用を抑えたい方に向いています。
しかし遺骨が混ざることに抵抗を感じる人も多いため、選ぶ際は家族とよく相談しましょう。

【種類別】樹木葬の満足度は?

画像
葬儀の口コミを運営するディライトが2025年3月に樹木葬の購入経験者1,002人に実施した「樹木葬に関する調査」によると、種類による満足度は以下のようになりました。

【個別型】
とても満足している:25.2%
やや満足している:51.8%
あまり満足していない:17.3%
全く満足していない:5.7%



【集合型】
とても満足している:41.9%
やや満足している:48.0%
あまり満足していない:8.6%
全く満足していない:1.5%



【合祀型(合葬型)】
とても満足している:20.8%
やや満足している:66.4%
あまり満足していない:12.4%
全く満足していない:0.4%

出典:樹木葬に関する調査/ディライト(2025年)

調査によると、1つの区画に複数の人の遺骨をまとめて埋葬する合祀型(合葬型)が、一番満足度が高いのがわかりました。
合祀型(合葬型)は管理がしやすく、費用が安いのが特徴です。
手軽な点やいつでもきれいな状態である点が評価されているのでしょう。

樹木葬で後悔しないための選び方

ここでは樹木葬を選ぶ際に確認すべき点を紹介します。
後悔しないよう、しっかり確認しましょう。

立地やアクセスの確認

交通の利便性は、お墓参りを続ける上で非常に重要です。特に高齢者や車を持たない人には、最寄り駅からの距離やバスやタクシーなどの公共交通機関の利用がしやすいかを確認しておく必要があります。
車でも行った際に困らないよう、駐車場の有無なども確認しておきましょう。

供養方法の確認

供養方法を必ず確認しましょう。
自然に還りたいという強い想いがあっても、骨壺ごと埋葬されることもあり、想像していたものと違うということもあります。
また個別型や集合型の樹木葬では、ある一定期間が切れると合祀されることが多いです。
そのため契約期間を確認する必要があります。一度合祀されてしまうと、改葬のために取り出そうと思っても対応できないことがあります。

お参りの規制の確認

お参りに関する規制を確認しましょう。霊園によって線香やろうそく、お供え物が禁止されている場合もあります。
樹木葬のタイプによっては花を供える場所がなく、お参りの際に何も供えられないということにもなりかねません。
どのようなお参りが可能なのか、規制されているのかをよく確認しましょう。

費用の内訳

樹木葬は安価なイメージがありますが、月額または年間の管理費が負担になる可能性もあります。
埋葬方法や埋葬予定の人数によって価格が大きく異なるので確認が必要です。
庭園タイプや公園・都市タイプだと高価格になる傾向にあります。

親族に相談する

樹木葬は新しい供養形式であるため、家族や親族との意見が食い違うことがあります。
特に伝統的なお墓を好む家族がいる場合や、お墓を代々引き継いでいくべきという考えかを持つ家族がいる場合は、十分な話し合いが欠かせません。
家族全員の理解を得ておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

季節ごとの景観を確認しておく

樹木葬地の景観は季節によって大きく変わります。春や夏の花が咲き誇る時期に見学して契約を決めた場合でも、冬には景観が寂しく感じることがあるでしょう。
異なる季節に何度か見学するのが望ましいですが、現実的に難しい場合は季節ごとの写真などを見せてもらえないか確認することをオススメします。

樹木葬はこんな人にオススメ

葬儀の口コミを運営するディライトが2025年3月に樹木葬の購入経験者1,002人に実施した「樹木葬に関する調査」によると、樹木葬を選んだ理由は以下のようになりました。

樹木葬を選んだ理由は何ですか?抜粋
費用を抑えられる:43.5%
管理が容易:36.8%
故人の意向:33.6%
家族の意向:25.4%
宗教や宗派の制約がない:21.9%
継承者の心配をしなくてよい:19.2%
自然に還る形が魅力的:17.4%
お墓参りに頻繁に来られない:7.7%

出典:樹木葬に関する調査/ディライト(2025年)

調査結果をもとに、どんな人が樹木葬に向いているのかをご紹介します。
後悔しないためにも、自分があてはまるかどうか確認してみましょう。

自然に還りたいという願望がある

自然の中で眠りたいという願望を持つ方にとって、樹木葬は理想的です。
里山型であれば、より自然と一体化したような感覚で埋葬されます。
しかし骨壺の状態で埋葬するパターンもあり、理想と違う可能性もあるため、よく確認しましょう。

コストを抑えたい方

樹木葬は、一般的なお墓と比べて費用を抑えられる点が魅力です。
墓石を建てる必要がないため、初期費用が安く、また管理費も少ないか、場合によっては無料で済むこともあります。
ただし埋葬方法や埋葬する人数によって費用がかさむ可能性があるので、契約前に必ず確認しましょう。

維持管理の負担を避けたい方

樹木葬は、従来のお墓に比べて管理が非常に簡単です。雑草の除去や墓石の清掃などの手入れがほとんど必要ないため、時間や労力をかけずに済みます。高齢者や、お墓の管理が難しい家族にとって、手軽にお参りできる点も大きなメリットです。

樹木葬以外の選択肢

樹木葬以外にも様々な供養方法があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

海洋散骨

海洋散骨は遺骨を粉末にして海へ撒く供養方法です。
特定の宗教に縛られず、自然に還りたいという願いもかなえることができます。
費用が比較的安価なのも魅力です。委託散骨なら5万円程度、家族で船を貸し切る場合は20万円ほどになります。
しかし特定の場所にお墓がないため、お参りが難しいというデメリットもあります

宇宙葬

宇宙葬は、故人の遺骨の一部をロケットで宇宙に送り出す供養方法です。
非常にロマンチックで特別な感覚があります。また空から故人が見守ってくれているという感覚を持つことができるでしょう。
遺骨の全てを送ることはできないため、他の供養方法と組み合わせる必要があります。また費用は20万~50万円と高額で、打ち上げのタイミングによっては実施まで数年かかることもあります。

一般墓

従来の伝統的な墓石を建てる方法です。
親族が集まりやすく定期的な供養ができるほか親族の理解も得られやすいです。
しかし初期費用が150万円前後と高額で、管理費も毎年発生します。継承者がいない場合には、後々の管理が課題になることもあります

納骨堂

納骨堂は、建物内の区画に遺骨を納める供養方法です。都市部に多く、アクセスが良いため、お参りがしやすい点が魅力です。ロッカー式や自動搬送式など多様な形式があり、費用も数十万円からと比較的抑えられます。ただし屋内供養のため、自然に還るイメージとは異なります。

ペットと一緒に埋葬する場合の注意点

ペットとに入れる霊園などもあります。
しかしすべての樹木葬霊園がペットと一緒に埋葬できるわけではないため、事前に対応可否を確認することが大切です。
またペットに関しても合祀型では複数の遺骨が混ざるため、後から遺骨を取り出せない点も注意が必要です。

基本的には火葬をした状態での埋葬となります。火葬場で火葬を行ってからお骨を収めます。

まとめ

樹木葬は「自然に還りたい」という願望を叶える供養の形式ですが、選択ミスによって後悔する人もいます。
特に立地や供養の規制、費用面の確認を怠ることで、お参りのしづらさや予想外の出費に直面する可能性があります。後から遺骨を取り出せない可能性があることや、季節ごとの景観の違いも考慮しておく必要があります。

この記事で紹介した確認ポイントをよく確認して樹木葬を選択して後悔しないようにしましょう。

よくある質問

Q

樹木葬はどんな人に向いていますか?

樹木葬は、お墓の継承者がいない方や、自然に還りたいという願いを持つ方におすすめです。また、従来の墓石に比べて費用が抑えられるため、コストを重視する人にも向いています。高齢でお墓の管理が難しい方にも、手間のかからない樹木葬は適しています。

Q

樹木葬を選ぶ際に気をつけるべきことは?

立地の確認が重要です。特に里山型は自然豊かな環境ですが、公共交通機関から離れていることが多く、お参りが不便な場合があります。また、供養方法や年間の管理費など、契約内容をしっかり確認しましょう。家族と事前に話し合い、全員の理解を得ることも欠かせません。

Q

樹木葬の費用に想定外の出費が発生することはありますか?

初期費用が安くても、年間管理費や追加サービス料が発生する場合があります。特に庭園タイプや都市部の霊園では、管理費が高くなることがあるため、契約時に維持費の有無や金額を確認しておくことが大切です。

Q

ペットと一緒に樹木葬に入ることはできますか?

一部の霊園ではペット共葬が可能ですが、全ての樹木葬霊園で対応しているわけではありません。合祀型の場合、他の遺骨と一緒に埋葬されるため、取り出しができなくなる点に注意が必要です。事前に霊園に確認することが大切です。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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