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骨上げの手順とマナー|ショックを受ける、やりたくない場合の対処法もご紹介

骨上げの手順とマナー|ショックを受ける、やりたくない場合の対処法もご紹介

この記事は3分で読めます

骨上げの手順とマナー|ショックを受ける、やりたくない場合の対処法もご紹介
骨上げは、火葬後に遺族が故人の遺骨を拾い上げ、骨壺に収める日本独特の儀式です。この大切な儀式に参加することは、精神的な負担を伴う場合も多く、「やりたくない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、骨上げの流れやマナー、参加を迷った際の判断基準をわかりやすく解説します。特に初めて骨上げに参加する人が感じる「心理的ショック」への対処法や子供や参加の判断基準についても丁寧に説明します。

【目次】

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骨上げとは?

骨上げとは火葬後に故人の遺骨を拾い、骨壺に収める日本独自の風習です。
参加者が遺骨を箸で骨を持って骨壺に移す行為には、故人の魂が無事に三途の川を渡るための橋渡しをするという仏教的な意味が込められています。
地域によって骨上げの作法には違いがあるので、葬儀社の指示に従って行いましょう。

家族が集まり故人を送り出すための大切な儀式ですが、大切な人が骨になった姿にショックを受けてしまうなど心理的な負担を感じる方もいます。
その場合には無理せずに参加するか否かを判断しましょう。

骨上げの流れと手順

骨上げの流れと手順
骨上げを行う火葬場での一連の流れを解説します。

火葬場に行く人は?

火葬場への参加者は、一般的に故人と関わりが深い親族や近しい友人に限定されます。
勝手についていくと迷惑が掛かってしまう可能性があるので、遺族から同行を依頼された場合や許可を得た場合を除いて、火葬場に同行するのは避けましょう。

妊婦の方は火葬場に行ってはいけないという迷信もありますが、それは妊婦の方を気遣ってのことであり、行ってはいけないというルールはありません。

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火葬から骨上げまでの流れ

火葬後、遺族は火葬場のスタッフの案内に従って収骨室に移動します。遺骨は専用の台に置かれており家族がそれを囲みます。
家族が集合したら、火葬場のスタッフから「これはどこのお骨」といった骨についての軽い説明があり、骨上げの儀式が始まるのが一般的です。

骨上げのマナー

骨上げは、喪主を筆頭に故人との関係性が深い方から順に二人一組で行います。
二人それぞれで箸を持ち、1つの骨を二人で持ち上げます。
そのまま丁寧に運んで、骨壺の中に収めましょう。

骨上げで箸を使う理由

骨上げには、竹製と木製の木で作られたものを1本ずつ対にした長い箸が使われます。
箸を使うのは故人をこの世からあの世へ三途の川を橋渡しするという意味が込められているという説が一般的です。
また長さが揃っていない箸を使うのも特徴です。これにはこの世の日常とあの世の世界を真逆と捉える「逆さ事」に由来していると言われています。

火葬後の骨は高温で素手で触れられず箸で拾った名残という説もあります。

骨を拾う順番

遺骨は、足元の骨から拾い始め、頭蓋骨へと順に進められます。最後に喉仏(第二頸椎)が収められることが一般的です。
脚⇒腕⇒腰⇒背骨⇒肋骨⇒歯⇒頭蓋骨⇒喉仏の順で納めることで、生前に近い形で骨壺を収めることができます。
喉仏の骨(第二頸椎)を最後に収めるのは、その形が仏様が座禅を組んでいる姿を象徴するとされているためです。
火葬場のスタッフが順番を案内してくれるので、覚えておく必要はありません。

骨上げ中に骨を落としたら?

骨上げは普段使わない長い箸を使うことや、緊張することもあり骨を落としてしまうこともあります。
お骨を落としてしまった場合には、拾ってもう一度箸で掴めば問題ありません。火葬場のスタッフの指示に従って慌てずに対応しましょう。
また「罰当たりでは」と考えてしまうかもしれませんが、そのようなことはないので安心してください。

骨上げを「ショック」「つらい」と感じる原因と対策

骨上げを「ショック」「つらい」と感じる原因と対策
骨上げを「つらい」「ショック」と感じて、やりたくないという方もいます。
その理由や対策をご紹介します。

骨上げを「つらい」と感じる理由

遺骨を見ることで、故人が亡くなったという現実を突きつけられることで、つらい気持ちが強くなる場合があります。
また物のように遺骨を箸で掴んで骨壺に収めていく作業に対して心理的な抵抗を感じるという場合もあるでしょう。

骨上げのショックを和らげるための具体策

骨上げがつらく、やりたくない場合には無理に参加せずに他の人に任せても問題ありません。
喪主の判断で葬儀社に相談をすれば、骨上げの儀式自体を省略して火葬場側で行ってもらうことも可能です。

故人を送り出すための大切な儀式であることを心にとめて行うことで少し負担が軽くなることがあります。

もし骨上げの作業がトラウマになり、火葬後もショックが長引く場合などは専門家への相談も選択肢として検討しましょう。

骨上げを辞退するときの伝え方と、他の供養の選択肢

骨上げを辞退するときの伝え方と、他の供養の選択肢
骨上げがつらい、やりたくないと感じる場合、無理に参加する必要はありません。
家族に率直に伝えましょう。また骨上げをする以外にも故人を弔うことはできます。

骨上げを辞退することを伝え方

骨上げを辞退したい場合には、家族に自分の気持ちをしっかり説明しましょう。
「精神的な負担が多きい」「取り乱して迷惑をかけてしまうかもしれない」という旨を伝えましょう。
喪主の場合は、家族に伝えるとともに葬儀社や火葬場のスタッフに相談します。他の人に任せるか骨上げの儀式自体を省く対応をすることもあります。

骨上げに参加しなくても後悔しない方法

骨上げに参加しない選択をした場合でも、故人を心から見送る方法は多くあります。
家族が骨上げを終えた後に一緒に食事をすることや、心の中で故人に語りかけることも一つの方法です。
また後日に仏壇に手を合わせることや墓参りをすることも供養になります。

骨上げに子供を参加させない方がいい?判断基準

骨上げに子供を参加させない方がいい?判断基準
骨上げに子供を参加させるべきかについては、意見が分かれます。
ショックが大きいから参加させないべき、生死について学ぶために参加させるべきといった様々な意見があるでしょう。

骨上げに子供が参加するか否かは、精神的な影響を鑑みて判断します。怖がって泣いてしまったり、無邪気に「気持ち悪い」などという言葉を発してしまうこともあるでしょう。小さな子供や思春期の子供にとって、遺骨を扱う体験は心に大きな影響を与える可能性があります。

それぞれの子供の性格や家族の方針などで判断しましょう。

骨上げは何歳から参加する?

一概に「何歳から参加すべき」という基準はありません。大人になってもショックを受ける人はいます。
また親として「死」を教えるという教育の観点から早い年齢のうちから参加させるという判断をする場合もあります。ただし実際にショックでパニックになり体調を崩してしまったという事例もあるので、無理は禁物です。
子供一人一人の性格、教育方針などに合わせて家族で話し合って判断しましょう。

無理に参加させなくてもいい

感受性が高い子などで、骨上げの体験がトラウマになる可能性があると判断した場合には無理に参加させる必要はありません。
実際に体調を崩したり、大きくなってからもトラウマとして残ったり、夜眠れなくなってしまうという子もいます。

家族へ事情を説明したうえで、骨上げ中に別の場所で一緒に待機させてもらいましょう。
参加しない場合に後日一緒に故人を偲ぶ時間を作るなどの対応も検討します。

年齢に合わせた説明をする

子供に骨上げの意義を説明する際には、年齢に合わせた言葉を使うことが大切です。
乳児~2歳ぐらいまでは理解が難しいでしょう。

3歳ぐらいからは、死というものをなんとなく感じ取るようになる子もいます。
「おじいちゃんが天国に行く準備をお手伝いする儀式なんだよ、お空から見守ってくれるように一緒に手伝おう」といった声掛けが適切でしょう。

小学生ともなれば、死についての理解がある場合がほとんど。理解しているからこそショックが大きいということもあるでしょう。「おじいちゃんを見送るための大切な儀式」ということを伝えたうえで、子供の様子や性格を鑑みて判断します。

火葬場での心付のマナー

火葬場での心付のマナー
火葬場での心付けとは、火葬に携わるスタッフや係員への感謝の気持ちを現金で表す日本の慣習です。ただし心付けは必須ではなく、地域の風習や火葬場の運営形態(公営か民営か)によって対応が異なります。

公営の斎場の場合は心付は不要です。事前に葬儀社に確認しておきましょう。

心付けの渡し方と相場

心付けは、火葬場のスタッフに直接渡すことが推奨されますが、渡しそびれた場合は葬儀社の担当者に託すこともあります。相場は役割に応じて異なり、火葬場スタッフや霊柩車の運転手には3,000円から5,000円程度が一般的です。
「志」や「御礼」と記した封筒に包むのが正式なマナーです。

最近は心付けがいらないことが多い

火葬場は公営のことが多く、心付けの受取を禁止している場所も多いです。
また民営でも最近では心付をなくす動きも見られます。
ホームページなどで明確に「心付け不要」の旨が書かれていることもあるので確認しておきましょう。
用意すべきか迷った場合には、葬儀社に確認しましょう。

地域による骨上げの違い

地域による骨上げの違い
日本では、東日本と西日本で骨上げの方法に違いがあります。

東日本では全収骨

東日本では「全収骨」が一般的です。全収骨では、火葬後のすべての骨を順番に骨壺に収めます。足元から順に骨を拾い、最後に頭蓋骨や喉仏を収めるのが一般的な流れです。このため、使用される骨壺は6~7寸の大きなものが選ばれます。

西日本では部分収骨

一方、西日本では「部分収骨」が主流です。部分収骨では全ての遺骨を拾うわけではなく、喉仏や大きな骨だけを選んで骨壺に収めます。
そのため西日本では3~5寸程度の小さめの骨壺が使用されることが多く、拾わなかった遺骨は火葬場で供養されます。
地域によって、喉仏以外にも拾う骨の種類が異なることがあるため、火葬場のスタッフからの指示に従うことが重要です。

骨上げ後の流れと納骨の準備

骨上げ後の流れと納骨の準備
骨上げが終わったら納骨に向けて必要なものを準備しておきます。

埋葬許可証をなくさない

火葬後、火葬場から「火葬許可証」に認印が押されて返却されます。この許可証が「埋葬許可証」となり、納骨の際に墓地や霊園に提出する必要があります。紛失すると納骨ができなくなるため、慎重に管理しましょう。
骨箱の中に入れておくことが多いです。

分骨する予定なら分骨証明書が必要

一部の遺骨を他の場所で供養する「分骨」を行う場合は、分骨証明書を取得する必要があります。
分骨する場所ごとに1枚ずつ必要なので注意しましょう。
火葬した後に分骨する場合には、火葬場が発行してくれます。

まとめ

骨上げは日本において伝統的な儀式です。
大切な人の骨を拾うという行為は、心の整理に繋がることにもなりますが、人によってはショックを受けたり心理的負担を感じたりすることがあるかもしれません。
その際には無理に参加せず、他の方法で故人を供養しましょう。
また子供が参加するか否かについても慎重な判断が必要です。子供の年齢や性格を考慮して決めましょう。

よくある質問

Q

骨上げが「つらい」と感じる理由は何ですか?

遺骨を見ることで、故人が亡くなった現実を強く実感し、精神的なショックを受けることが多いです。また、遺骨を箸で扱う行為に対して心理的な抵抗を感じることもあります。

Q

骨上げに参加したくないときの対処法は?

無理に参加する必要はありません。家族や葬儀社に相談し、気持ちを伝えることが大切です。火葬場のスタッフに儀式を任せる選択もあります。参加しない場合でも、後日供養を行ったり、一緒に食事をすることで心から故人を偲ぶことができます。

Q

骨を落としたときの正しい対応は?

骨を落としてしまっても、もう一度拾い直せば問題ありません。落ち着いて火葬場のスタッフの指示に従いましょう。「罰が当たる」と考える必要はなく、心を込めて故人を見送ることが大切です。形式よりも故人への思いが重視されますので、安心して対応しましょう。

Q

子供を骨上げに参加させるべきですか?

子供の年齢や性格を考慮して判断することが重要です。感受性が強い子供には大きな負担になることもありますが、冷静な子供にとっては「死」を学ぶ良い機会になることもあります。無理に参加させず、参加しない場合でも後日一緒に供養を行うなどの対応を検討しましょう。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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