葬儀の口コミロゴ

評判の良い葬儀社に
依頼できる口コミサイト

閲覧履歴

閲覧履歴

メニュー

葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報
曹洞宗とは?教えやお経、浄土真宗との違いを簡単にご紹介

曹洞宗とは?教えやお経、浄土真宗との違いを簡単にご紹介

この記事は2分で読めます

曹洞宗とは?教えやお経、浄土真宗との違いを簡単にご紹介
曹洞宗は、鎌倉時代に中国(当時の宋)から日本に伝わった「禅宗」で、「坐禅」を通じて心の安定や悟りを目指す教えを大切にしています。さらに、全国に多数の寺院と信者を有しています。

この記事では曹洞宗の歴史や教えの特徴を、浄土真宗を含めた他宗との違いを交えながら、わかりやすく解説していきます。

【目次】

      曹洞宗とは?基本の教え
    1. 曹洞宗の歴史と二人の開祖
    2. 曹洞宗の教えの根幹「只管打坐」と「修証一如」
      曹洞宗と他の宗派との違い
    1. 曹洞宗と臨済宗との違い
    2. 曹洞宗と浄土真宗との違い
      曹洞宗の経典
      曹洞宗の葬儀と供養
    1. 曹洞宗の葬儀の特徴と流れ
    2. 曹洞宗の葬儀での焼香と数珠
      曹洞宗の大本山と参拝について
    1. 曹洞宗の大本山は二つ
    2. 参拝の注意点や座禅体験の4つのマナー
      まとめ
相談できるお葬式

powered by Delight Ad

曹洞宗とは?基本の教え

そもそも、曹洞宗はどうやって日本に伝わってきたのでしょうか?ここでは、曹洞宗が日本に伝わった歴史や基本の教えについて紹介していきます。

曹洞宗の歴史と二人の開祖

曹洞宗を日本に広めたのは、道元禅師(どうげんぜんじ)と瑩山禅師(けいざんぜんじ)の二人です。

道元禅師は、今から800年ほど前の鎌倉時代に宋(中国)に渡り、曹洞宗の教えを学んで帰国し、禅の普及に尽力されました。

一方、瑩山禅師は、民衆に寄り添う布教方法で全国に教えを広めていきました。

そのためこの二人を「両祖」と仰いでいます。

曹洞宗の教えの根幹「只管打坐」と「修証一如」

曹洞宗の教えの中でも特に重要なのが「只管打坐」(しかんたざ)と「修証一如」(しゅうしょういちにょ)の二つです。

まず「只管打坐」は「ただひたすらに座る」ことを意味し、考え事や雑念を払って無心になることを求めています。

次に「修証一如」は、「修行と悟りが一つである」という考え方です。座禅を行うことそのものが悟りとされています。

このように、この二つの考え方が曹洞宗の教えの根幹で、修行僧たちは日々実践しているのです。

曹洞宗と他の宗派との違い

曹洞宗と他の宗派との違い
それでは、曹洞宗と他の宗派との違いは何でしょうか。今回は臨済宗と浄土真宗との違いを見ていきましょう。

曹洞宗と臨済宗との違い

曹洞宗と臨済宗は共に禅宗ですが、修行方法や悟りの追求方法に違いがあります。

最も違う点は、曹洞宗が無心で座禅を続けるのが基本なのに対して、臨済宗は「公案(こうあん)」と呼ばれる禅問答が重要な修行であるとされている点です。

弟子は師から出される難問に取り組むことで、論理の限界を超えて悟りを開こうとします。

こういった特徴から、曹洞宗は「静」、臨済宗は「動」の修行法と言われたりもします。

曹洞宗と浄土真宗との違い

次に、曹洞宗と浄土真宗は、仏道へのアプローチが根本的に異なります。

曹洞宗は自力の修行を重視し、座禅によって自分自身の内面と向き合いながら、悟りに到達することを目指します。

対して浄土真宗は阿弥陀仏の力を信じ、南無阿弥陀仏と念仏を唱えることで救われる「他力本願」を重視します。
信者は念仏を通して阿弥陀仏に帰依し、極楽往生を願うのです。

つまり曹洞宗が「自己の修行」を大切にするのに対し、浄土真宗は「信仰」による救いを求めるのが特徴です。

関連記事

浄土真宗でやってはいけないことは何?避けるべき行動や注意点を詳しく解説

浄土真宗でやってはいけないことは何?避けるべき行動や注意点を詳しく解説

曹洞宗の経典

曹洞宗の経典
曹洞宗の中心的な経典は、道元禅師が著した『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』です。

この経典では、仏法の真髄を解き明かすものとして広く信者に読まれ、日常生活での在り方や修行の意味が詳細に記されています。

その他『永平広録』や『普勧坐禅儀』なども曹洞宗修行者には大切な経典です。

曹洞宗の葬儀と供養

曹洞宗の葬儀と供養
仏教の葬儀といっても、宗派によって特徴が異なります。ここからは、曹洞宗の葬儀の特徴とマナーについて解説していきます。

曹洞宗の葬儀の特徴と流れ

曹洞宗の葬儀においては、故人が「仏の道」に入るための導きが重視され「成仏」を願う供養が中心となります。そのため、他の宗派と比べると少々異なった形式で行われます。

葬儀の流れは「授戒(じゅかい)」と「引導(いんどう)」を与える儀式から始まり、その後、僧侶が「般若心経」や「十句観音経」などを唱え、回向文と焼香が続きます。

ただし、葬儀の流れは師匠から弟子に受け継がれており、寺院によって順番が違うこともあるようです。

曹洞宗の葬儀での焼香と数珠

曹洞宗の葬儀では、お焼香を2回行います。1回目は右手でつまんだお香を額の高さまで持ち上げ、2回目は1回目よりも少量のお香をつまんで持ち上げずに香炉に入れます。

数珠は、宗派によらず使用できる略式数珠を使うことが一般的です。合掌するときは、数珠を左手にかけて右手を添えるようにして手を合わせます。

また、僧侶が法話を行うことも多いため、その教えに耳を傾け、心の中で敬意を表しましょう。

曹洞宗の大本山と参拝について

曹洞宗の大本山と参拝について
仏教の各宗派のトップにあたる寺院は、通常「総本山(そうほんざん)」と呼ばれる一つの寺院ですが、曹洞宗ではトップにあたる寺院が二つあり、「大本山」と呼ばれています。

ここからは大本山を紹介しながら、参拝する際の注意点やマナーについて解説していきましょう。

曹洞宗の大本山は二つ

曹洞宗の大本山は福井県の「永平寺(えいへいじ)」と神奈川県の「總持寺(そうじじ)」の二つです。

永平寺は道元禅師によって開かれた曹洞宗の根本道場で、總持寺は瑩山禅師が再興したと伝えられています。
また総持寺はもともと石川県にありましたが、明治に焼失し、現在の神奈川県に移転しました。

これらの寺院は、修行僧の道場として機能し、僧侶の育成や曹洞宗の教えの発信拠点として重要な役割を果たしています。

参拝の注意点や座禅体験の4つのマナー

寺院を参拝するとき、ついつい写真撮影したくなるかもしれませんね。しかし、境内や仏像の写真撮影が制限されている場合があるので注意しましょう。

また曹洞宗では、座禅や写経のほか、宿泊しながら修行僧のような生活が体験できる参篭(さんろう)も可能な寺院もあります。日常から離れて雑念を払い、心を静める良い機会となるでしょう。

ただし、次のマナーと注意点を押さえておきましょう。

服装と持ち物:動きやすく、肌の露出が少ない服装が基本です
時間厳守:修行体験はあらかじめ決められた日程と時間を厳守することが大切です
静粛な態度:雑談や大きな声を避け、心を落ち着けて修行に集中しましょう
姿勢と作法の遵守:特に座禅中は無断で動かず、無心で集中することが求められます

曹洞宗の教えに触れるため、これらのマナーを守って心静かに体験してみましょう。

まとめ

この記事では、曹洞宗について知っておきたい基礎知識を解説してきました。

曹洞宗の教えは、現代のストレス社会においても、自分自身と向き合い、精神的な安らぎを得る道として国内だけでなく、海外の人々からも関心を集めています。

例えば座禅は、物事に対する執着や雑念を手放し、自己の内面と向き合うことで、自分を見つめ直す機会を得られると人気です。

曹洞宗についてもっと知りたいと感じたなら、ぜひ曹洞宗の寺院にも足を運んでみてくださいね。

よくある質問

Q

曹洞宗の基本的な教えは何ですか?

曹洞宗の基本的な教えは「只管打坐」(しかんたざ)と「修証一如」(しゅうしょういちにょ)の二つです。「只管打坐」とは「ただひたすらに座る」ことを意味し、考え事や雑念を取り除いて無心になることを求めます。また「修証一如」は、修行と悟りが一つであるという考え方で、座禅自体が悟りとされています。これらの教えに基づき、曹洞宗の修行者は心の安定と悟りを目指して日々の座禅に取り組んでいます。

Q

曹洞宗と臨済宗の違いは何ですか?

曹洞宗と臨済宗はどちらも禅宗に属しますが、修行方法に違いがあります。曹洞宗は「只管打坐」による静かな座禅を重視し、無心で座り続けることが基本です。一方、臨済宗は「公案」(こうあん)と呼ばれる禅問答を通じて悟りを求め、師から出される難問に向き合いながら論理を超えて悟りに至る方法を重視します。このため、曹洞宗が「静」の修行であるのに対し、臨済宗は「動」の修行と称されることもあります。

Q

曹洞宗と浄土真宗の違いは何ですか?

曹洞宗は座禅によって自らの内面と向き合い、自力で悟りを目指す修行を重視しています。一方、浄土真宗は「他力本願」を基本とし、阿弥陀仏の力に頼り、南無阿弥陀仏と念仏を唱えることで救いを求めます。曹洞宗が「自己の修行」を重んじるのに対し、浄土真宗は阿弥陀仏への信仰と帰依によって極楽往生を願うのが特徴です。このように、仏道へのアプローチが曹洞宗と浄土真宗では根本的に異なります。

Q

曹洞宗の葬儀にはどのような特徴がありますか?

曹洞宗の葬儀は、故人が「仏の道」に入るための導きとして「成仏」を願う供養が中心です。儀式はまず「授戒」と「引導」を行い、その後僧侶が「般若心経」や「十句観音経」を唱え、回向文や焼香が続きます。曹洞宗ではお焼香を2回行い、数珠は略式数珠を使用することが一般的です。さらに、葬儀の流れや儀式の順番は寺院によって異なることもあります。僧侶の法話を通じて教えに耳を傾け、心から敬意を示すことが大切です。

葬儀の口コミ公式LINEバナー
小さな森の家

powered by Delight Ad

葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

X Icon

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

【書籍】
後悔しない葬儀とお墓選び

Amazonランキング 冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

Amazonランキング
冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

『後悔しない葬儀とお墓選び』

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2025/5/30)

もしもの時に後悔しない選択をするために 葬儀とお墓選びで多くの方が失敗する落とし穴を徹底解説 国内最大手の葬儀社&お墓の口コミサイト 「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」運営社代表による、 損しないために知っておきたい、葬儀・お墓の基礎知識

【インタビュー記事】
「葬儀業界のインフラ企業」を目指して!AI活用で課題を解決するニッチ市場のオンリーワンとは

葬儀社/斎場/火葬場を探す

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる
口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園お墓が見つかる
口コミサイト

葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園・お墓が見つかる口コミサイト

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミ
葬儀社を探す
葬儀の情報