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お別れ会の服装マナー。「平服でお越しください」と書いてあったら?男女別・季節別にご紹介

お別れ会の服装マナー。「平服でお越しください」と書いてあったら?男女別・季節別にご紹介

この記事は3分で読めます

お別れ会の服装マナー。「平服でお越しください」と書いてあったら?男女別・季節別にご紹介
お別れ会の招待状が届いたものの「平服でお越しください」という一文を見て、何を着ていけばいいか悩んでいませんか?お別れ会は葬儀とは別日に設けられる追悼の場であり、参列する機会もまだ少ないため、適切な服装選びに迷う方は少なくありません。
「場にふさわしい恰好をして失礼のないようにしたい」「自分だけ非常識な服装で浮いてしまうのでは」と不安に思うのは当然のことです。
本記事では、お別れ会とはどんな場で、どんな服装が求められるのかを解説します。平服の意味から男女別の服装マナー、季節ごとの注意点まで分かりやすくお伝えしますので、安心して当日を迎えられるようにしっかり準備しましょう。

【目次】

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お別れ会とは?

お別れ会(偲ぶ会)とは、葬儀・告別式とは別の日に開催される、故人を偲ぶための集まりです。家族や親しい人だけでなく、同僚や取引先なども参列することが多く、格式張った宗教儀式ではなく、故人の人柄や功績を偲ぶ場となっています。
案内状には「平服でお越しください」と記載されていることが一般的です。この「平服」という言葉が多くの方を悩ませる原因になっています。

平服とは

平服(略喪服)とは、喪服ほど格式張らないものの、きちんとしたフォーマルな服装のことを指します。「普段着」という意味ではないので注意しましょう。
男性なら黒や紺、グレーなどのダークスーツ、女性なら同様の落ち着いた色のワンピースやスーツです。

平服と喪服の違い

平服は「略喪服」とも呼ばれ、正式な喪服よりも一段カジュアルな位置づけです。しかし、決してカジュアルすぎる格好ではない点に注意が必要です。
喪服平服
黒無地黒・紺・ダークグレー
男性礼服(モーニング・ブラックスーツ)ダークスーツ(黒・紺・グレー)
女性礼服(ワンピース・アンサンブル)スーツ・ワンピース(黒・紺・グレー)
ネクタイ黒無地のみ黒無地が基本だが控えめな色や柄も可


お別れ会では案内状に服装指定がない場合も、基本はこの平服を着用するのが適切です。不安な場合は主催者に確認してみるとよいでしょう。

女性のお別れ会での服装・身だしなみのマナー

女性の場合、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色合いのワンピースかスーツを着用するのが基本です。華美な装飾を避け、控えめな装いを心がけましょう。

女性のお別れ会での服装

女性の場合、お別れ会には黒無地または紺・ダークグレーなど地味な色合いのワンピースやスーツを着ていくのが基本です。
袖はなるべく長袖(少なくとも五分袖以上)、襟元や裾のデザインもレースやフリルなどの装飾は最小限にしてシンプルなデザインのものを選びます。スカートの丈は膝が隠れる長さにしましょう。



小物(靴・バッグ・ストッキングなど)のマナー

靴・バッグ・ストッキングなどの小物も無地を基本として派手なものを避けましょう。

: ヒールの高すぎない黒のパンプスが基本です。エナメルなど光沢の強い素材や派手なバックル付きのデザインは避けます。プレーンなパンプスを選ぶのが無難です。

ストッキング: 肌が透ける黒または濃紺のストッキングを着用します。素足はお別れ会でもマナー違反です。冬場で防寒したい場合は、肌色ストッキングを重ね履きして厚みを出すなど工夫します。タイツはカジュアルになり過ぎると言われることもあります。フォーマルな会では避けた方が無難です。

バッグ: 光沢や装飾のない黒無地のフォーマルバッグを持参します。小さめでシンプルなデザインを選びましょう。荷物は最低限に留めます。どうしても荷物が多くなってしまう場合は、会場のクロークに預けられるかどうか確認しましょう。会場がホテルなどの場合には預けられる場合が多いです。

アクセサリー: 基本的に結婚指輪以外のアクセサリーは付けないか、一連のパールネックレスとイヤリング程度に留めます。キラキラと光る宝石やカラフルなアクセサリー、動物モチーフなどは避けましょう。真珠以外では黒曜石・オニキスなど黒系の喪用アクセサリーなら問題ありません。

お別れ会での女性の髪形の注意点

お別れ会では髪型もできるだけ地味に、そして清潔感が出るように心がけましょう。
ロングヘアの場合は地味な黒や紺のヘアゴム・ピンでまとめます。ショートヘアでもしっかりとセットをして、できるだけまとまりのある髪型にします。
明るすぎる髪色も相応しくないとされます。



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お別れ会でのネイルのマナー

お別れ会に参列する際は、ラメやホログラム、アート、ストーンなどの派手なネイルは避けましょう。
透明や薄いベージュ、ナチュラルなピンクなど肌に近い色の控えめなワンカラーネイルを選びます。どうしても落とせない場合には、ネイルシールを貼る、黒いレースの手袋を着用するなどの対応を取りましょう。

男性のお別れ会での服装・身だしなみのマナー

男性のお別れ会での服装・身だしなみのマナー
男性は黒・紺・グレーなどの無地のダークスーツに白シャツが基本です。
案内状に「平服」とあっても実際は黒の喪服やブラックスーツで行く人がほとんどです。迷ったら黒のスーツを選べば無難でしょう。

スーツ・シャツ・ネクタイの選び方

スーツは黒無地または濃紺・チャコールグレーのダークスーツ(略喪服)を着用します。
光沢のある生地や派手なストライプは避け、無地に近い落ち着いたデザインを選びましょう。
喪服用のブラックスーツや、薄いストライプが入っているものでも問題ありません。

ワイシャツは白無地でレギュラーカラーのものを選びます。ボタンダウンや派手なカフスボタンの付いたシャツ、光沢素材のシャツは避けましょう。

ネクタイは黒無地が基本です。平服の場合、黒以外でもダークグレーや目立たないストライプなど地味な柄でも問題ありません。
結び目は派手な印象を避けるため、ディンプル(くぼみ)を作らず、シンプルなプレーンノットかダブルノットで結びます。

小物(靴下・靴・ベルト・鞄)のマナー

靴下: 黒無地の紳士用ソックスを着用します。白や派手な柄物の靴下はスーツから覗いたとき悪目立ちするため厳禁です。座った際に肌が見えないように、丈はふくらはぎまで覆う長めのものにしましょう。
靴: 黒の革靴(紐付きのプレーントゥなどシンプルなデザイン)を履きます。エナメル素材や金具飾りのあるもの、スエードなどカジュアルすぎる素材は避けます。動物の革(ヘビ革・ワニ革など)も殺生を連想させるため不適切です。
ベルト: 革製の黒無地ベルトを着用します。バックルも目立たないシンプルなものにし、光沢の強い金属や装飾的なデザインは避けます。靴の色味とベルトを黒で揃えることで統一感が出ます。
鞄: 男性はできれば手ぶら(必要最低限の荷物のみ持参)が正式です。どうしても荷物がある場合は、黒無地で光沢や装飾のないビジネスバッグかセカンドバッグを使用します。リュックや派手なビジネスバッグは避けましょう。

お別れ会での男性の髪型・ヒゲ

髪型は寝ぐせを直して、整髪料を使って清潔感のある状態にしておきましょう。長髪の場合は一つに束ねます。
髭に関しても無精ひげは避けます。完全に剃るか、整えましょう。



子どものお別れ会の服装

子供であっても基本はフォーマルです。学生なら制服が最も正式な服装になります。制服がある場合はそれを着せれば問題ありません。制服がない小さなお子さんの場合は、男の子なら黒や紺の半ズボンに白シャツ、女の子なら地味な色のワンピースなど、できるだけ大人に準じた雰囲気でまとめましょう。派手なキャラクターデザインや明るい色の服は避け、靴も暗い色のフォーマル靴(なければ黒いスニーカーでも可)を履かせます。子供だからといってカジュアルで良いわけではありませんが、成長期で喪服を新調するのも大変な場合は手持ちの服でできる限り地味にまとめるという現実的な対応でも構いません。

お別れ会での香水やアクセサリー

お別れ会では結婚指輪以外のアクセサリーは避けます。
女性の場合、パールの一連のネックレスやピアスであれば、問題ありません。
また香水はつけないのが無難です。どうしてもつける場合には、あくまでも少量に留めましょう。

状況別のお別れ会の服装

状況別に相応しいお別れ会の服装は異なります。
それぞれ紹介します。

ホテルでのお別れ会の場合

ホテルでお別れ会が行われる場合、同日にお祝い事が行われる可能性もあることから、喪服の着用が禁止されている場合があります。
基本的には平服を着るのが一般的です。

企業のお別れ会・社葬の場合

企業のお別れ会に参加する際には、指定されたドレスコードに従うのがマナーです。
もしドレスコードの指定がなかった場合には、主催者側に確認します。主催者側の社員よりも格式高い服装をするのはマナー違反となるので、注意しましょう。


著名人のお別れ会に参加する場合

著名人のお別れ会は、一般向けと近親者向けと時間や場所が分けられている場合がほとんどです。
一般向けの情報は、公式の情報を参考にしましょう。大物の政治家などの場合、手荷物検査があることもあるため、荷物は最小限にすることをオススメします。

親しい間柄の人のお別れ会の場合

親しい間柄の方の場合でも、華美な服装は避けましょう。
基本的には案内されたドレスコードに従います。もし分からない場合には主催者側に問合せましょう。

冬のお別れ会での服装

冬場は防寒しつつも礼を欠かない服装を心掛けます。屋外の移動や待ち時間ではコートやマフラーを着用しても問題ありません。
コートは黒・濃紺・ダークグレーのシンプルなものを選びます。デザインは無地で派手な装飾や大きなボタンのないスタイルが望ましいです。毛皮のコートやファーのついた襟巻きは殺生を連想させるため避けます。素材はウールやカシミヤ等の光沢のない上質なものが良いでしょう。
インナーやストッキングなどを履いて、しっかり防寒しましょう。屋内に入る際にはコートを脱いで受付に預けます。

案内状に服装の指定がない場合は平服が無難

お別れ会の案内状に服装の指定、ドレスコードがない場合は基本的には平服を着ていくのが無難です。
もし心配な場合には主催者に問合せることをオススメします。

お別れ会に香典や数珠は必要?

お別れ会の場合、案内状に「香典辞退」や会費制の記載がある場合は香典を持っていく必要はありません。
記載がなく、葬儀で香典を出していない場合には葬儀と同様に香典を用意するのが一般的です。
お別れ会には宗教色がない場合が多いので基本的に数珠は不要です。心配な場合には念のため葬儀に準じた準備をしておくと安心です。

まとめ

お別れ会でも基本は葬儀と同様、喪服または平服(略喪服)で臨み、派手な装いは避けることがマナーです。男性も女性もダークカラーで統一し、清潔感を大切にすることを忘れないでください。
基本的には案内状の記載に従い、分からないことがある場合には主催者側に問合せれば問題ありません。
故人を偲ぶ気持ちを服装にも込めて、心穏やかにお別れの会に参加しましょう。


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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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