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浄土真宗 高田派のお葬式ガイド|他宗派との違い・葬儀マナー・法名の意味も解説

浄土真宗 高田派のお葬式ガイド|他宗派との違い・葬儀マナー・法名の意味も解説

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浄土真宗 高田派のお葬式ガイド|他宗派との違い・葬儀マナー・法名の意味も解説
親や祖父母が信仰していた宗派は「浄土真宗高田派」と聞いてはいたものの、いざ喪主として葬儀の準備を進める段階で「他の宗派とどう違うのか」「作法に間違いはないか?」と戸惑う方は少なくありません。 浄土真宗高田派の葬儀は、他宗派とは異なる教えや作法があり、一般的な葬儀のイメージだけで進めてしまうと、意図せずマナー違反となってしまう可能性もあります。 この記事では、浄土真宗高田派の基本的な教義や葬儀の流れ、参列マナーや費用目安に至るまでを詳しく解説します。 信仰に則ったかたちで故人を見送るため、またご遺族自身が教えを再確認する機会として、ぜひ参考にしてください。

【目次】

      浄土真宗高田派とは?
    1. 本山・宗派の成り立ち
    2. 教えの特徴と他宗派との違い
      浄土真宗高田派の葬儀の意味と流れ
    1. 葬儀に込められた宗教的な意味
    2. 高田派ならではの特徴
    3. 「戒名」ではなく「法名」が授けられる理由
    4. 通夜・葬儀・初七日の流れ
      服装・数珠・持ち物などの注意点
      お布施・お車代・御膳料の相場とマナー
      まとめ
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浄土真宗高田派とは?

浄土真宗高田派とは?
それでは、浄土真宗高田派の成り立ちから確認していきましょう。

本山・宗派の成り立ち

浄土真宗高田派は、親鸞聖人の教えを受け継ぐ浄土真宗の宗派の一つです。本山は、三重県津市にある「専修寺」で、高田本山とも呼ばれます。

浄土真宗の中でも高田派は、門弟である真仏上人や顕智上人が中心となって布教し、教義・儀礼ともに伝統を重んじる宗派です。
また信徒数は他の浄土真宗の派に比べると少数派ですが、特に中部地方を中心に厚い信仰が根付いており、地域とのつながりも深い宗派です。

教えの特徴と他宗派との違い

教義の中心は、阿弥陀仏の本願にすべてをゆだねる「他力本願」の思想です。
念仏を称えることで感謝の気持ちを表すことが重視されます。特徴的なのは、死者のために供養を行う「追善供養」を行わない点。生前に阿弥陀仏を信じ念仏した者は、すでに浄土に往生すると考えられているため、死後の供養は必要ないという立場を取っています。

また、一般的に仏教では「死」を穢れとみなすのに対し、高田派では死を穢れとはせず、浄土に迎えられる尊い出来事と捉えています。この考えは、葬儀の作法や雰囲気にも影響を与えています。

浄土真宗高田派の葬儀の意味と流れ

浄土真宗高田派の葬儀の意味と流れ
基本が理解できたところで、次に葬儀について解説していきます。

葬儀に込められた宗教的な意味

浄土真宗高田派における葬儀は、故人の成仏を願って行うものではなく、遺族や参列者が仏の教えにふれる機会と位置づけられています。すでに故人は阿弥陀仏の救いによって浄土に往生しているとされており、葬儀は供養ではなく、念仏と感謝を捧げる儀式なのです。
葬儀では、仏教讃歌(仏讃歌)や和讃の唱和が行われ、古式ゆかしい儀礼が大切にされます。

また、焼香の作法も特徴的で、基本は三回、香を押しいただかないのが正式な作法です。これは仏を崇拝するのではなく、教えに向き合うという姿勢の表れです。

高田派ならではの特徴

高田派では、読経や焼香、礼拝作法などにおいて、古来からの形式を丁寧に守る傾向があります。法要では仏教讃歌(仏讃歌)や和讃も重視されます。

また、焼香は「三回」が基本で、「押しいただかない」のが高田派独自の作法です。これは、仏や故人を特別な存在として崇拝するのではなく、阿弥陀仏の教えに対して素直に向き合う姿勢を重んじるためです。

焼香を三回行う理由は、仏教において「三業(さんごう)」と呼ばれる「身・口・意」の三つの行いを清めるという教えに基づいています。

「戒名」ではなく「法名」が授けられる理由

一般的な仏教では、死後に戒名(かいみょう)が授けられます。これは仏門に入る証としての名前であり、戒律を守る誓いを意味します。

一方、浄土真宗高田派では「法名(ほうみょう)」が用いられます。
すでに生前から仏弟子であるという前提に立つため、亡くなってからあらためて戒名を授かる必要がないのです。法名は多くの場合、「釋○○(しゃく○○)」という形式で表され、釈尊の弟子であることを示しています。

通夜・葬儀・初七日の流れ

浄土真宗高田派の葬儀は、基本的に以下のような流れで執り行われます。

1. 枕経(まくらぎょう)
 臨終後すぐに僧侶を招き、亡くなった方の枕元で読経してもらいます。これは故人のためというよりも、遺族が仏法に立ち返るための大切な儀式です。

2. 通夜(つや)
一般的な通夜と同様に、故人を偲ぶ場ですが、あくまで阿弥陀仏の教えを聞くための法要という位置づけです。僧侶による読経のほか、法話が行われることもあります。

3. 葬儀・告別式(そうぎ・こくべつしき)
本葬儀は故人の成仏を願うためではなく、故人がすでに阿弥陀仏に迎えられたことを確認し、感謝を表す儀式です。法名が読み上げられ、仏教讃歌(仏讃歌)の唱和が行われることもあります。僧侶による法話も含まれます。

4. 初七日法要(しょなのかほうよう)
近年では葬儀と同日に行うケースが一般的です。還骨勤行と合わせて執り行われることが多く、合理的な日程として定着しています。

5. 還骨勤行(かんこつごんぎょう)
火葬後、遺骨が自宅などに戻った際に行う勤行です。阿弥陀仏の教えにあらためて立ち返る場とされ、故人が仏弟子として帰ってきたことを象徴する意味合いもあります。

服装・数珠・持ち物などの注意点

服装・数珠・持ち物などの注意点
浄土真宗高田派の葬儀においても、一般的な仏式葬儀と同様、黒を基調とした喪服が基本です。

浄土真宗用の数珠は、房が2本の「本式念珠」が正式です。房の色は地味なものを選ぶとよいでしょう。持ち方は、数珠は左手にかけるのが基本。焼香時は両手にかけて合掌し、焼香後も静かに手元に戻します。

また、香典を入れる香典袋も、宗派に合わせたものを使用します。表書きには「御仏前」と書くのが浄土真宗の基本です。「御霊前」は使わないよう注意しましょう。
数珠や香典袋の選び方・使い方ひとつでも宗派への理解が問われる場面となりますので、不安な場合は事前に菩提寺に確認するのが安心です。

お布施・お車代・御膳料の相場とマナー

お布施・お車代・御膳料の相場とマナー
僧侶への謝礼であるお布施は、「感謝の気持ちを表す浄財」とされており、厳密な金額の決まりはありませんが、地域や寺院の慣習により以下のような目安があります。

・枕経〜通夜〜葬儀〜初七日:20万〜50万円程度
・還骨勤行のみ:5千〜1万円程度


お布施とは別に、以下の費用も包むのが一般的です。
【お車代】 5千〜1万円程度。遠方から来てもらう場合にお渡しし、白封筒に「お車代」と書きます。
【御膳料】 5千〜1万円程度。会食を辞退される僧侶へ食事代として渡します。表書きは「御膳料」で問題ありません。

いずれも、お布施とは別の封筒に包み、別々にお渡しするのがマナーです。不明な点がある場合は、事前に菩提寺へ確認するのが安心です。

まとめ

浄土真宗高田派の葬儀は、阿弥陀仏の救いを信じ、その教えに感謝しながら営む儀式です。葬儀の目的や焼香作法、法名の考え方など、他宗派とは異なる点が多いため、正しい知識をもって準備することが大切です。

故人の信仰を尊重しながら、遺族として心を込めて葬儀を行うことで、信仰の意味や家族のつながりをあらためて見つめ直す機会にもなるでしょう。

よくある質問

Q

真宗高田派の焼香の回数は?

焼香は3回行うのが正式な作法です。これは「身・口・意」の三業を清める意味が込められています。押しいただかず、そのまま香炉へ。

Q

真宗高田派の喪中はどうなりますか?

浄土真宗では「死=けがれ」という考え方がないため、忌中・喪中という期間を特別視することはありません。ただし、世間一般の慣習や対人関係への配慮から、年賀状の控えや法要の時期調整など、一定の配慮を行う方もいます。

Q

高田派の特徴は?

たとえば、焼香は3回、押しいただかないことや、通夜や還骨勤行などの儀礼を重視する点が特徴です。また、「戒名」ではなく「法名」が授けられるのも、他宗派との違いとして挙げられます。念仏を通じて阿弥陀仏の救いにあずかるという信仰姿勢が貫かれています。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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