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死斑とは?ーなぜできるのか、何が分かるのか

死斑とは?ーなぜできるのか、何が分かるのか

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死斑とは?ーなぜできるのか、何が分かるのか
死後、ご遺体に痣のようなものが出来ることがあります。それが死斑です。死斑ができる理由や状態の経過、死斑からわかることを解説していきます。

【目次】

      死斑とは?
    1. 死斑と「アザ(皮下出血)」の違い
      死斑が現れる時間と経過
    1. 死後どのくらいで現れ、どのように変化していくか
    2. 移動性と固定化
    3. 時間経過の目安表
      死斑からわかること・わからないこと
    1. 死斑の色と死因との関係
    2. 色だけでは判断できない注意点と死斑に影響する要因
    3. 死斑と現場での観察方法
    4. 死斑と法医学・推理小説の違い
      まとめ
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死斑とは?

死斑とは?
死斑という言葉は、普段の生活では聞きなれない言葉かもしれません。ここでは死斑の正体や見分け方を解説します。

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死斑と「アザ(皮下出血)」の違い

死斑とは、死後人の皮膚に現れるアザのような変化のことです。
生前は全身に巡っていた血液の循環が止まり、その血液が重力の影響を受けることで、体位の下になっている方に血が溜まる事により発生します。一般的には、そのような症状が身体に現れた場合、アザ(皮下出血)の可能性を想起する事でしょう。しかし、死斑はアザとは明確に異なります。打撲によるアザとは、以下のように見分けられます。

- 死斑の場合:発生場所は、下になっている方の体位。亡くなってから間もない時間でできた死斑については、死斑になっている部分を指で押すと、すぐに退色する。アザと異なり、死斑部分に血は溜まっていない。
- アザの場合:発生場所は、全身のうち、特に定まらない。指でアザ部分を押しても退色せず、患部に血が溜まっている。

死斑が現れる時間と経過

死斑が現れる時間と経過
死斑は血液の滞留と関連がある症状です。
そのため時間と共にその表現も変化していきます。ここでは時間経過を解説します。

死後どのくらいで現れ、どのように変化していくか

死斑は、死後数十分の経過の後、現れます。最初は細かい点々としたアザ上の状態として発現します。

その後時間の経過とともに全身へ広がり、死後5~6時間で明確に発現、死後15時間ほどで最も強く現れると言われています。

移動性と固定化

死斑は、その状態から亡くなったおおよその時間を判断する目安になります。理由は、死斑には「移動性」及び「固定化」という性質があるためです。

「移動性」とは、死後、亡くなった方の体位を動かすと死斑も移動することを言います。これは、人体の中で血液がまだ完全に凝固しきっておらず、流動する状態であるために見られる現象です。一般的には死後約6〜8時間以内であれば、この移動性の性質が見られると言われています。

「固定化」とは、体位を変えても死斑が移動しにくくなることを言います。移動しにくくなる理由は、体内で血液が時間と共に凝固するためです。死後12〜24時間以降に現れる特性です。

時間経過の目安表

死斑は時間とともに、以下の経過をたどります。

- 死後30分程度:発現が始まり、時間の経過とともに少しずつ死斑同士が結合して広がっていく。
- 死後5~6時間程度:はっきりとしてくる。
- 死後12時間程度:全身に広がる。以降、指で死斑の部分を押しても、消退しない。

ただし実際の死斑の変化は、亡くなった方の体格や死因によって異なるため、全員が一様にこの経過をたどるわけではありません。

死斑からわかること・わからないこと

死斑からわかること・わからないこと
死因や死亡推定時刻など、ご遺体からいくつかの情報を読み取る事が必要なケースもあります。ここでは死斑から読み取れる情報は何かを解説します。

死斑の色と死因との関係

死斑の色は、死因によって異なります。代表的な死因と、それに伴う死斑の色は以下です。
- 通常の場合→暗紫赤色
- 一酸化炭素中毒 → 鮮紅色
- 硫化水素中毒 → 緑色〜黒緑色
- 低体温死 → 鮮紅色やピンク色

色だけでは判断できない注意点と死斑に影響する要因

死斑は死因によりある程度色調が定まりますが、色だけですべての死因が判断できるわけではありません。例えば、死因によっては、死斑が通常よりもかなり弱く現れたり、出現自体が無かったりします。

また貧血気味の方は死斑が現れても淡い色であったり、その他体脂肪率や筋肉量等によって、死斑の強さや発現・進行のスピードが異なります。

死斑と現場での観察方法

救急救命のシーンや、検死のシーン等、死斑を観察するケースは度々発生します。ただし、体格等の個人差に加え、以下のような場合はイレギュラーな事が死亡時点で発生していた可能性があるので、注意深く観察する必要があります。

- 急激に心停止が起こったような場合:死斑は早く強く発現する。
- 失血死の場合:発現が遅く弱い。
- 水中死体で、流れが激しく体の向きが頻繁に変わる場合:死斑は明らかではない。

死斑と法医学・推理小説の違い

既に見たように、死斑は出現から進行の目安時間はあるものの、実際は死亡時の外的要因や個体差によって違いが出来てくることがあります。法律上の問題(犯罪、事故、突然死など)に対して、医学的・科学的な専門知識を用いて、死因究明や鑑定を行う学問である「法医学」では、科学を用いて詳細な死因や死後経過時間を突き止めていきます。

一方、推理小説はフィクションであることから、往々として死斑にまつわる細かな科学的な検証等は書かずに、物語上の演出やトリックに利用されることが多いです。そのため、推理小説で描かれている死斑の状態描写や経過等は、必ずしも現実を正確に描写しているというわけではありません。

まとめ

死斑は、生前は流れていた血液が滞留することでできるものです。アザや打撲痕とは異なり、人体の変化に伴うものです。
もし目にすることがあっても、何か特異な症状ということではありませんので、落ち着いて弔いの準備を進めていきましょう。

よくある質問

Q

死斑は死後何時間で現れますか?

死斑は、死後数十分経過後から現れます。

Q

死斑はなぜ出ますか?

死斑は、血液循環が止まったことで、血液が滞留することでできるものです。

Q

死斑はどこにできる?

最初は体位の下になっている方から発現し、その後時間の経過とともに全身に広がっていきます。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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