
まずは、葬儀業界に入られたきっかけを教えてください。以前はどのようなお仕事をされていたのですか?
もともとホテルなどのサービス業や、パチンコ店での勤務経験があり、学生時代からずっと接客業に携わってきました。 葬儀業界のことは全く未知の世界でしたが、当時の過酷な労働環境に比べれば「少しは楽なのかな」という安易な気持ちで入ったのが正直なところです。
最初は興味本位でこの世界に入られたんですね。新人の頃を振り返って、今でも印象に残っている出来事やエピソードはありますか?
初めて担当したご葬儀のことはよく覚えています。緊張でガチガチになりながら司会進行などを行いましたが、無事に終わった際、お客様から「ありがとう」と言っていただき、やっていて良かったと感じたのを覚えています。
現在は社長に就任されて7年ほどとお聞きしました。どのような経緯で社長になられたのでしょうか?
入社当時は先輩が数名いましたが、仕事をする中で「会社をもっと良くしたい」という思いが強く、先代の社長とはよく喧嘩をしていました。そうこうしているうちに仕事を任されるようになり、先代の引退や体調不良が重なったことで、私がやるしかないという形で引き継ぎました。
社長になられてから、会社の体制で変えられたことはありますか?
昔は一人の担当者が最初から最後まで休みなく担当していましたが、今のスタッフには家庭を大事にしてほしいので、分業や交代制を取り入れています。 スタッフが働きやすい環境を整えることで、結果的にお客様へのサービス品質も向上すると考えています。
セレモハイネス様の「強み」はどこにあるとお考えですか?
スタッフの「人間力」だと思います。みんな優しく、お客様が困っていたらどうにかしてあげたいという気持ちを持っています。 特に電話対応には力を入れています。どこに頼もうか不安でいっぱいの電話をかけてこられたお客様を、声だけで安心させてあげたい、絶対に不快な思いをさせないよう、誠心誠意対応しています。
サービス面での特徴はありますか?
「ハイネス会」を通じて、葬儀だけでなく霊園やお墓の紹介、散骨まで行っている点です。葬儀社でお墓の紹介まで大々的に行っているところは少ないですが、お客様にとっては「その後」まで相談できることが安心材料になっていると思います。 葬儀は終わりではなく、その後の供養も含めてトータルでサポートできることが、私たちの特徴ですね。
今後の展望や課題について教えてください。
確かに大手のCMが増えたり、紹介元の施設担当者が引退されたりと、以前のような営業スタイルだけでは難しい面もあります。しかし、大手と勝負するつもりはなく、あくまで「地元密着」でやっていきたいと考えています。 地元の日野や八王子でも、いざという時に思い出してもらえるよう、これからも認知を広げていきたいと思っています。
深夜や早朝に“急にお電話が入る”のが葬儀の現場だと思います。 AIコールセンターのような仕組みで一次対応を担い、スタッフの夜間負担を減らす動きも出てきていますが、こうした技術の導入について、どのようにお考えですか?
紹介やリピーターのお客様は「人」を信頼して依頼してくださるので、「生身の人間」として私たちが直接電話に出て、安心感を提供したい。会社の規模は拡大したいですが、それはスタッフの負担を減らすためであり、あくまでお客様一人ひとりに誠実に向き合う姿勢は変えずに続けていきたいと考えています。