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国民健康保険の葬祭費はいくら?全国相場と申請方法・振込時期まで解説

国民健康保険の葬祭費はいくら?全国相場と申請方法・振込時期まで解説

この記事は2分で読めます

国民健康保険の葬祭費はいくら?全国相場と申請方法・振込時期まで解説
国民健康保険に加入していた方が亡くなったとき、葬祭を行った人は「葬祭費」を受け取れます。ただし自動では支給されず、申請して初めて受け取れる給付です。金額は住んでいる地域によって差があり、知らないまま申請期限を過ぎてしまう人も少なくありません。この記事では、全国の支給額の相場、申請の方法と必要書類、いつ振り込まれるのかまで、まとめてお伝えします。

【目次】

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国民健康保険の葬祭費とは?

国民健康保険の葬祭費とは?
葬祭費とは、国民健康保険や後期高齢者医療制度の加入者が亡くなったとき、葬儀を行った人に支給されるお金です。受け取れるのは、喪主など実際に葬祭を執り行った人に限られます。

ポイントは、申請しないと受け取れない点です。役所が自動で振り込んでくれるわけではなく、遺族側から申請する必要があります。申請先は、亡くなった方が加入していた市区町村の国民健康保険の窓口です。

葬祭費はいくら?全国1,285自治体を調べた相場

葬祭費はいくら?全国1,285自治体を調べた相場
葬祭費は自治体ごとに金額が異なります。今回は、支給額が確認できた全国1,285の市区町村について、金額を一つずつ集計しました。

集計結果をもとに、金額の分布や自身が住む自治体の情報を調べる方法を解説します。

最も多いのは5万円|支給額の割合

支給額割合全国での位置づけ
7万円ごく一部最も高い(東京都23区)
6万円ごく一部高め(一部の市)
5万円約6割最も多い“標準額”
3万円約4分の1やや少なめ
2万円約1割少数派
1万円ごくわずか最も低い


集計した自治体を、支給額の高い順に並べたものが上記の表です。

最も多いのは5万円で、全体の約6割を占めます。次いで3万円が約4分の1、2万円が約1割と続きました。最も高い東京23区の7万円と、最も低い1万円とでは、7倍の開きがあります。

なかでも東京23区の7万円は、調べた自治体の中で群を抜いて高い水準です。全国の多くが5万円や3万円であるなか、23区だけが頭ひとつ抜けています。

金額は「住んでいた自治体」で決まる|都道府県でほぼ一律

葬祭費の金額を決めるのは、亡くなった方が住んでいた自治体です。集計してみると、同じ都道府県のなかでは、ほとんどの市区町村が同じ金額でした。市区町村ごとに決める制度でありながら、実際の金額は都道府県ごとにほぼ一律です。

相場主な都道府県(県内ほぼ一律)
5万円青森・宮城・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・新潟・福井・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・岡山・山口 など
3万円北海道・岩手・富山・奈良・和歌山・島根・福岡・佐賀・高知
2万円鳥取・徳島・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・愛媛
7万円東京都23区


ただし、同じ都道府県でも自治体によっては支給額が異なるため、注意しましょう

高くもらえる地域が「お得」とは限らない|火葬料を含めた総額で考える

注意したいのは、葬祭費の額だけで損得は決まらない点です。火葬料金も地域によって大きく変わるため、葬儀全体の負担で考える必要があります。

全国で最も葬祭費が高い東京23区は、火葬の多くを民営の火葬場が担っており、火葬料金も高めです。火葬料だけで8万円を超える施設もあり、7万円を受け取っても赤字になるケースもあります。

一方、火葬料を安く抑えている自治体も多くあります。たとえば名古屋市の火葬料は市民なら5,000円、新潟市では無料です。葬祭費そのものは東京より低くても、火葬の負担が小さいぶん、手元に残る額はかえって多くなることもあります。金額が低いからといって、一概に不利とは言えないのです。

それでも、受け取れる数万円は決して小さくありません。2万〜3万円あれば、遺品の整理や、見送ってくれた家族へのねぎらい、簡易的な仏壇の用意などにあてられます。自分の自治体でいくら受け取れるかを知っておくと、葬儀後の出費の見通しが立てやすくなるでしょう。

自分の市区町村の正確な額を調べる方法

正確な金額を知りたいときは、「(お住まいの市区町村名) 国民健康保険 葬祭費」と検索すると、自治体の公式ページで確認できます。窓口の国民健康保険担当へ電話で尋ねる方法もおすすめです。金額は改定される場合があるため、申請前に最新の情報を確かめておきましょう。

申請方法・必要書類と、申請期限の「2年ルール」

申請方法・必要書類と、申請期限の「2年ルール」
葬祭費は、亡くなった方が加入していた市区町村の国民健康保険の窓口で申請します。申請を受けて自治体が内容を確認し、後日、指定した口座へ振り込まれる流れです。

注意したいのが申請期限です。葬祭費には時効があり、葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると請求できなくなります。期限切れで受け取れなくなる人もいるため、葬儀のあとは早めに手続きを進めておくと安心です。

申請に必要なもの

申請には、おもに次のものが必要です。

・葬祭費支給申請書(窓口や自治体サイトで入手)
・葬儀の領収書や会葬礼状など、喪主の氏名が分かるもの
・申請する人の本人確認書類
・喪主の振込先口座が分かるもの
・亡くなった方の保険証


必要書類は自治体によって異なります。申請前に公式ページで確認しておくと、窓口で二度手間になりません。

埋葬料との違いは?社会保険・後期高齢者のケース

埋葬料との違いは?社会保険・後期高齢者のケース
加入していた保険給付の名称金額の目安
国民健康保険葬祭費1万〜7万円(地域による)
後期高齢者医療制度葬祭費1万〜7万円(地域による)
協会けんぽ・組合健保埋葬料5万円
共済組合埋葬料5万円+付加給付の例も



亡くなった方が加入していた保険によって、給付の名称と金額は変わります。国民健康保険と後期高齢者医療制度では「葬祭費」、会社員などが入る健康保険では「埋葬料」です。
会社員だった方が亡くなった場合は、勤務先が加入していた健康保険から埋葬料が支給されます。国民健康保険の葬祭費とは申請先が異なるため、どの保険に入っていたかをまず確認しましょう。

まとめ

国民健康保険の葬祭費について、要点を振り返ります。

・申請しないと受け取れない。葬祭を行った人が、故人の住所地の市区町村へ申請する
・申請期限は葬祭の翌日から2年。過ぎると受け取れなくなる
・金額は地域差が大きく、5万円が最も多い。正確な額は自分の自治体で確認する


大切な人を見送ったあとの手続きは負担が大きいですが、葬祭費は申請すれば受け取れる給付です。期限内に忘れず手続きを進めましょう。

よくある質問

Q

葬祭費はいつ振り込まれる?

申請から2週間〜2か月程度が目安です。時期は自治体によって差があるため、急ぐ場合は窓口で見込みを確認しましょう。

Q

火葬のみ・直葬でも葬祭費はもらえる?

多くの自治体で支給の対象です。ただし「葬祭を行った事実」の確認を求められる場合があり、取り扱いは自治体によって分かれます。火葬のみで申請するときは、事前に確認しておくと安心です。

Q

喪主以外でも申請できる?故人と住所が違うときは?

申請できるのは、葬祭を行った人です。受け取れる額や申請先は、亡くなった方が加入していた国民健康保険、つまり故人の住所地の市区町村で決まります。喪主が別の地域に住んでいても、金額は変わりません。

Q

相続放棄しても葬祭費は受け取れる?

受け取れます。葬祭費は葬祭を行った人に対する給付であり、故人の相続財産には含まれないためです。

Q

葬祭費に税金はかかる?確定申告は必要?

葬祭費は非課税で、確定申告も必要ありません。

Q

申請したのに振り込まれないときは?

書類の不備や、確認に時間がかかっている可能性があります。申請先の自治体に問い合わせて、状況を確かめましょう。

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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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