私たちフローラルホールでは、ご家族様からの最初のお問い合わせを「望む葬儀の実現のための第一歩」ととらえております。葬儀という重要な瞬間を迎えるにあたり、最初に接するスタッフの対応が、ご家族様の望む葬儀を実現できるかどうかに大きく関わると十分に理解しているからです。そのため、私たちはご家族様からのお問い合わせについて以下の3つを特に大切にしております。 1. 迅速かつ丁寧な対応 ご家族様からのお問い合わせに対しては、可能な限り迅速に対応することを心がけています。急を要する場合もありますが、早さだけを重視することはありません。それと同時に、しっかりとしたヒアリングをすることが重要だと考えています。 葬儀業界では過去に、「病院から紹介された葬儀会社に何もわからずに依頼して、想定よりも高額な費用を請求された。」、「急なことで慌てて調べた葬儀会社に依頼したために、どこともわからない場所にご遺体を搬送された。」といった事例が相次ぎました。私たちはそういったことが起きないよう、お問い合わせの背景を十分に理解し、ご家族様の気持ちを汲み取りながら、丁寧な対応を行なっています。急かされることなく、ひとつひとつの質問に対して、明確で不安を解消するような回答を心がけることで、信頼を築き、安心感を与えることができると考えています。 2. 誠実で透明性のあるご案内 葬儀に関する費用や手続きの詳細について、わかりにくい部分があると、どうしても不安や疑念を抱かせてしまうことがあります。私たちは、そうした不安を少しでも軽減できるよう、最初にご家族様からお問い合わせいただいた時点でも、誠実かつ透明性のあるご案内を心がけています。例えば、「ご家族様の望む葬儀の内容では、どれくらい費用がかかるのか。」、「どのような手続きが必要で、その中でどこまで私たちが代行できるのか。」など、ご家族様が不安に感じている部分を正式なご依頼前に全て明らかにさせていただきます。 3. 寄り添う姿勢 葬儀は多くの方にとって初めての経験であり、戸惑われることも多いと思います。特に、大切な方を失ったばかりのご家族の皆様にとっては、心の整理が追いつかない状況でお問い合わせいただくことがほとんどです。そんなときだからこそ、私たちは「まずご不安やお気持ちをお聞きする」ことを第一に考え、どんな些細なことでも安心してお話しいただけるよう、しっかりと耳を傾けることを大切にしています。 過去に、「宗教者の付き合いが無いのですが、葬儀会社から紹介してもらうべきなのでしょうか？」と問い合わせてこられたご遺族様がおられました。当然、フローラルホールでも宗教者の紹介は可能ですが、ご遺族様の話し方から、「宗教者の紹介を望まれているのか？それとも、葬儀の持つ固定概念に囚われてしまっているのか？」という疑問を感じました。 詳しくお話を聞いていくと、やはりその方は「葬儀とは、宗教者を呼ばないといけないもの」といったイメージに引っ張られていたようです。 そこで私たちは、過去の宗教者との付き合いの有無や、参列される方との関係性、そして何よりご遺族様の望む葬儀のかたちを聞き取った上で、「儀式儀礼に囚われない、家族だけで過ごし、故人様の好きだったお花に囲まれる葬儀」を提案いたしました。 私たちフローラルホールは、単に葬儀を執り行うだけの存在ではなく、ご家族様に寄り添える、心強いサポート役であるべきだと考えています。そのため、ご家族様にとって、何でも気軽に相談できる環境づくりを意識し、少しでも不安や疑問を解消し、ご家族様が内に秘めた希望を引き出すことに努めています。 「本当は、葬儀とはどのようにするべきかわからず不安で、自身で調べていくと様々な情報が目に付き混乱していました。スタッフの方が丁寧に話を聞いてくれたことで、自分たちが本当に望む葬儀のかたちを選ぶことができました。好きだったお花をふんだんに使った祭壇を前に、家族だけでゆっくりと過ごすことができて、きっと母も喜んでいると思います。」 ご家族様との対話を通じ、望む葬儀を実現することができたと言っていただけることが、私たちにとって何よりの誇りです。 今後も私たちフローラルホールは、ご家族様にご満足いただける葬儀が行えるよう尽力してまいります。ご家族様に寄り添い、信頼関係を築き、ご家族様が望む葬儀のかたちを一緒に作り上げていくことが、私たちの最も大切な使命だと考えています。

私ども日本直葬協会は、昨今様々な形式のお葬式が増えてくる中で、「直葬」（地域により火葬式やシンプル葬とも呼ばれます）と言われる形式を主に提案しております。 私どもは、お問い合わせいただく方が大切な家族を失った、あるいは心配な状態にあるといった「見送る立場にある方」や、自身の最後を今まさに考えておられる「見送られる立場にある方」など、その方の立場によって大切にしていることがございます。 見送る立場にある方へ、 私どもは、大切な家族を失った方に、経済的・体力的により負担のないサポートを心がけております。大切な家族を失った悲しみにある中で、そのご家族は急ぎ葬儀会社を選び、葬儀に向けての準備を進める必要があります。ただ、そういった状況で冷静な判断を下すことができる方は少なく、今でも葬儀会社の提案をそのまま承諾し、気づけば高額な費用を請求されていたというケースは多くございます。 高い葬儀費用が良いとも悪いとも言いません。ただ、その後のご家族の生活に影響を及ぼすような費用を請求することは、決して正しいものとは思えません。 日本直葬協会では、必要最低限な内容を押さえたシンプルなプランであるために、お問い合わせいただいたその時点で費用の見積りが完了します。 また、ご遺体のお迎えからご安置、死亡届の提出から火葬場への搬送までを全て私ども協会員が行うため、ご家族は指定のお時間に火葬場に来ていただくだけと、体力的な負担も極力軽減できるよう努めております。 実際にこれまでも、体力に不安がある方、遠方にお住まいですぐに故人のもとへ駆け付けることのできない方から直葬を依頼されることが多くありましたが、電話一つで葬儀に関する相談から費用の見積りを短時間で行なえて、手続きの代行までを一気に引き受ける日本直葬協会の取り組みについて、皆様から大変ご満足いただいております。 見送られる立場にある方へ、 終活の一環で、自身の葬儀についてお問い合わせいただく方も年々増えてきております。そういった方々は皆さま口をそろえて「残される家族に負担をかけたくない」と仰ります。きっと、心から残されるご家族を心配するがゆえに、そのように考えられるのだと思います。そのような見送られる立場にある方には、ご家族の負担を軽減するための情報提供を大切にしております。 例えば火葬場について、火葬場は地域ごとに特色があり、必要な火葬料金も条件によって1万円～15万円と、かなりの幅がございます。そのような中で、お問い合わせいただいた方が利用できる最も費用を抑えた火葬場や、ご家族のお住まいから近くの火葬場の提案など、最後を見送る立場にあるご家族にとって、どのような選択が負担を少なくできるのかを、お問い合わせいただいた方の希望を伺いながら、一緒に考えていくことを心がけております。「家族に、最低限どれくらいの葬儀費用を残しておけば負担をかけないのかを知ることができて良かった。」と言っていただけることもあり、葬儀における不安を取り除くことで、余生を健やかに生きるための一助となることもあるのだと常々感じております。 現在、経済的な事情やご家庭の事情などで、葬儀にかけられる費用や時間が限られる方が増えてきております。私どもが提案する「直葬」とは、そういった方々にも安心してもらえる葬儀のかたちであると考え、日々お問い合わせいただく方々の不安を解消できるように取り組んでおります。