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火葬中に遺体が動くって本当?火葬の仕組みや都市伝説について解説

火葬中に遺体が動くって本当?火葬の仕組みや都市伝説について解説

この記事は3分で読めます

火葬中に遺体が動くって本当?火葬の仕組みや都市伝説について解説
「火葬中に遺体が動く」「遺体が生き返る」といった都市伝説を聞いたことがあるでしょう。
火葬中の様子は誰も見ることがないため、様々な憶測が飛び交います。
この記事ではそのようなオカルト的な現象が火葬中に本当に起こるのか、火葬中には実際どのようなことが行われているのかについて解説します。

【目次】

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火葬中に遺体が動くって本当?

火葬中に遺体が動くって本当?
火葬中に遺体が動くことはあります。この現象は「熱硬直」と呼ばれ、火葬の熱によって水分が蒸発して遺体の筋肉が収縮し、動くように見えるのです。
スルメを焼いたときに動くのと似たような原理です。

遺体が生き返っているということではありません。
火葬炉の中を遺族が見ることはないため、その様子を見ることは基本的にできません。

遺体が動く原因—「熱硬直」とは?

火葬中に遺体が動く原因は「熱硬直」という現象によるものです。

人間の身体の約65%は水分です。
火葬によって遺体の水分が蒸発して筋肉が収縮します。
遺体が前屈姿勢になり、腕が曲がることがあるため、外見上まるで遺体が自ら動いているように見える場合がありますが、これはあくまでも筋肉の収縮によるものです。

遺体が生き返る可能性はほぼゼロ

火葬中に遺体が生き返るということは、日本においてはほぼ可能性はゼロだと思っていいでしょう。
現代では医師による死亡確認が行われ、その後24時間以上経ってから火葬しなければならない法律になっています。
そのため火葬中に遺体が生き返るという可能性はほぼあり得ません。

映画やドラマで「火葬中に目を覚ます」という描写がありますが、これはフィクションです。
「火葬中に生き返っても助けないらしい」という都市伝説もありますが、こちらもあり得ないことです。
火葬炉内は800度以上に達するので、その中で生命活動を再開することは科学的にもあり得ないことと言えるでしょう。

火葬の仕組み

火葬は遺体を高温で焼却し、骨を残すという方法で行われますが、その具体的な仕組みや火葬炉の種類について詳しく知ることはなかなかありません。
ここでは火葬炉の種類とその温度など、火葬の仕組みについて説明します。

火葬炉の種類

火葬炉には大きく「台車式」と「ロストル式」があります。

日本で主流の火葬炉は「台車式」です。火葬用の耐火台車の上に棺を乗せ、そのまま主燃料室と呼ばれる炉内に移動させて焼却する方式です。
主燃料室の上には、火葬によって出る有害ガスや臭いを無害化する再燃焼室があります。

台車式は、燃焼後に遺骨が人体の形状に沿って残りやすいのが特徴です。収骨(遺骨を拾い上げる作業)が遺族にとって行いやすく、特に喉仏などがきれいに残ることが好まれています。

一方、都市部の大型斎場では「ロストル式」という火葬炉が使用されることが多くなっています。
この方式では燃焼効率が非常に高いのが特徴です。炉内に設置された金属棒の上に棺を置くことで、棺の下に空間ができ、酸素が送りやすくなるため火葬時間が短くなるのです。
一般的に火葬時間は約60分ですが、場合によっては40分程度で終了することもあります。
燃焼効率の高さ、火葬時間の短さから人口の多い都市部でよく採用されています。

火葬炉の温度

火葬炉の温度は、旧式か最新式かによって異なります。
旧式の火葬炉では800度~950度程度に設定されており、火葬が完了するまで2~3時間かかるのが一般的です。この温度はダイオキシンなどの有害物質の発生を抑えるために自治体によって定められています。
火葬技師が内部の状況を見ながら、その都度温度を調整する必要があるのが特徴です。

最新式の火葬炉では900度~1,200度です。
高温により効率的な燃焼が可能です。火葬時間は1時間程度と大幅に短縮されます。
また最新式の火葬炉はコンピューターによる自動制御が導入されているため、火葬技師の技術に依存せず、適切な温度管理が可能です。

火葬技師のやること

遺体が骨を残した状態で燃焼され、骨が極端に崩れずに遺族の手に渡るようにするためには、動く遺体のの位置や火力の調整が必要です。
それを行うのが火葬技師と呼ばれる火葬場の職員です。

火葬技師はどんな仕事をしているの?

火葬技師は火葬の全工程を管理し、遺体が骨を残した状態で燃焼されるよう調整しています。
具体的には火葬炉の裏側から小窓を覗き、燃焼状況を確認し、適宜遺体の向きや位置を調整します。
岐阜市斎苑で遺体の頭を金属の棒で突いていたことが分かり、担当者が説明する事態になりましたが、これは適切に火葬が行われるために必要な工程です。
火葬中に遺体が動いた場合(熱硬直によるものがほとんど)、技師はその動きを棒で抑えたり、遺骨が損なわれないよう調整します​。
また火葬炉内の温度管理も技師の役割の一つです。旧式の火葬炉では、手動で温度を調整しながら火葬を進めるため、技師の経験が重要になります。

最近ではコンピュータによる自動制御も

近年では火葬炉の自動化が進んでおり、自動制御の火葬システムを採用している火葬場も増えています。
最新式の火葬炉では、コンピューター制御によって温度管理が行われ、燃焼の進行具合も自動で調整されます。
この技術により技師の作業負担が軽減され、燃焼効率も向上しています。

火葬中の都市伝説ーうめき声が聞こえたり血が噴き出すって本当?

火葬中の都市伝説ーうめき声が聞こえたり血が噴き出すって本当?
火葬中の様子を一般の人が見ることはないため、様々な都市伝説が生まれます。
「火葬中にうめき声が聞こえる」「火葬炉内にはひっかき傷がある」「火葬炉内からノックする音が聞こえる」「血が噴き出す」などです。
これらの真意はどのようになっているのでしょうか。

うめき声やノックの音が聞こえる?

「火葬中にうめき声が聞こえる」「火葬炉内からノックする音が聞こえる」という都市伝説もありますが、これは嘘です。
そもそも火葬炉は強力なバナーと排気ファンにより非常に大きな音が鳴っており、うめき声やノック音といった音が聞こえることはありません。
もし聞こえることがあったとしても、それは身体が燃焼するときに気道をガスが通ったことで出る音であり、うめき声ではありません。

もしうめき声が聞こえたならば、それは火葬場にいる生きている誰かが苦しんでいる可能性もありますし、精神的に疲れてしまっている可能性もあるので、ゆっくり休むといいでしょう。

血が噴き出すのは本当?

火葬中に血や体液が噴き出すことも稀に報告されています。
これは体内に残っていた体液が熱によって膨張し、圧力がかかることで一部が飛び出すという現象です。特に腹部や肺に残っている水分や血液が火葬炉内の高温に反応して起こることがあります。

火葬の流れ

火葬の流れ
火葬はどのような流れで行われるのか、把握しておきましょう。

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出棺・火葬場まで移動

火葬の流れは、まず出棺から始まります。
ご自宅や葬儀場での読経や焼香など葬儀・告別式を終え、棺にお花などを入れて蓋を閉じます。
そして棺を霊柩車に乗せて火葬場へ移動します。

火葬前の焼香

火葬場に到着後、火葬炉に棺が入る前に、ご遺族が故人と最後のお別れをする時間が与えられます。
焼香をしたり、棺の小窓を開けて故人に最後の言葉をかけることができます。

それが終わったら火葬炉の中に棺が運ばれ、火葬が始まります。

収骨

火葬が終わると、次は収骨が始まります。
家族や参列者が長い箸で二人一組で骨を拾い上げて骨壺に納めていきます。
火葬技師が適切に遺骨を整えており、部位ごとに拾いやすい状態になっていることが一般的です。

関東などでは残った遺骨を全て骨壺に収めますが、関西など地域によってはお骨を全て収めずに火葬場で引き取ることもあります。

火葬中の過ごし方

火葬中の過ごし方
火葬をしている間、遺族はどのように過ごしたらいいのでしょうか。

火葬時間

火葬時間は火葬炉の種類によって大きく異なります。
早いところでは40分ほど、長いところだと2時間近くかかることが一般的です。

遺族は何をして過ごす?

遺族は火葬中、控室で時間を過ごすことが一般的です。
お茶や軽食が用意されていたりすることもあれば、火葬中に精進落としと呼ばれる料理を食べる場合もあります。
最近では人数が少な愛場合、ロビーの椅子などで待っていたり、駐車場にとめた車の中で待機することも増えています。

火葬する際に棺に入れていいもの

火葬する際に棺に入れていいもの
火葬に際して、棺の中に入れられるものにはいくつかの決まりがあります。
これは燃焼時に有害な物質が発生しないようにする、燃え残ったりしないようにするためです。
ご遺族が故人に対して特別な気持ちを込めて入れたいと思う品がある場合、それが火葬に適しているかを確認しておくことが必要です。

手紙

手紙は特に問題なく棺に入れることができます。
手紙は燃えやすく、また有害なガスや化学物質を出しません。故人に宛てた最後のメッセージを棺に入れるといいでしょう。

食べ物や飲み物

故人が生前好きだったお菓子なども燃えやすいものであれば棺に入れることができます。
また飲み物も、紙パックであれば入れることができます。瓶やペットボトルに入っている場合にはそのまま入れられないため、脱脂綿などに浸して口に含ませてあげたりするといいでしょう。

故人の洋服

故人が愛用していた洋服も、棺に入れることができます。綿・麻・絹の素材は問題なく燃焼します。
ただし化学繊維を含むものや、金属部品のある服は、燃焼の妨げとなる可能性があるため注意が必要です。

火葬する際棺に入れてはいけないもの

火葬する際棺に入れてはいけないもの
それでは次に棺に入れてはいけないものの代表的なものをご紹介します。
主に
・燃えにくいもの
・燃やすと有害物質を発生させるもの
です。

現金

紙幣は紙で燃えやすいですが、燃やしてしまうと貨幣損傷等取締法に触れてしまいます。
そのため現金を燃やしてはいけません。

分厚い本

分厚い本や書類は火葬の妨げとなるため、棺に入れることはできません。
本は紙でできているため、燃えやすいと思われがちですが、分厚いものは燃焼に時間がかかるため、火葬に影響を与えます。
また灰が大量に発生すしてしまう恐れもあります。

金属やカーボン製品

金属製品やカーボン製品は、火葬の際に特に注意が必要です。
これらの素材は燃焼しにくいだけでなく、火葬炉内で高温にさらされると炉にダメージを与える可能性があります。
釣り道具などを入れたい場合などがあるかもしれませんが、素材がカーボンでないかなど注意しましょう。

眼鏡・入れ歯

眼鏡や入れ歯も金属を含むため、棺に入れることはできません。金属フレームやプラスチック製品が燃焼時に有害ガスを発生させることもあります。
どうしても一緒に入れてあげたい場合には、収骨の際に骨壺に一緒に入れてあげるといいでしょう。

水分の多い果物

水分の多い果物も棺に入れてはいけません。
火葬に支障をきたすことがあります。特にスイカやメロンなどは注意が必要です。
丸ごと入れるのではなく、一切れだけ入れるなどの工夫をしましょう。

生きている人の写真

生きている人が写っている写真も棺に入れるべきでないとされています。
これは写っている方が一緒に連れていかれてしまうという風説があるためです。
故人、すでに亡くなっている方、ペットの写真であれば問題ありませんが、生きている人が写っているものは避けるようにしましょう

まとめ

火葬中の様子は火葬技師しか見られないため、一般の人の中で様々な都市伝説が生まれます。

遺体が動く、遺体から音がする、などの現象は、オカルト的なことではなく遺体が燃えるにあたって生じる科学的なものです。
遺体が火葬中に生き返るということは、現代の日本ではほぼありえないことです。

火葬の仕組みや流れなどを把握して、安心して故人を見送りましょう。

よくある質問

Q

火葬中に遺体が動くことはありますか?

はい、火葬中に遺体が動くことがあります。これは「熱硬直」と呼ばれる現象で、火葬の熱で水分が蒸発して筋肉が収縮するためです。遺体が動くように見えますが、決して生き返るわけではありません。スルメを焼いたときに反り返るのと同じ原理で、自然な現象です。火葬炉の中を直接見ることはできないため、動きをみることはできません。

Q

火葬中に遺体が生き返ることはありますか?

火葬中に遺体が生き返ることはありません。現代の日本では医師の死亡確認を経て、24時間以上が経過してから火葬されるため、蘇生する可能性はほぼゼロです。火葬炉の温度も800度以上に達するため、この環境で生き返ることは科学的に不可能です。映画やドラマで描かれるものはフィクションです。

Q

火葬中に音や声が聞こえることはありますか?

火葬中に音が聞こえることはありますが、これは遺体が燃焼される過程で体内のガスが気道を通過する際に発生するものです。うめき声ではなく火葬の進行中に発生する自然な現象です。火葬炉の動作音が大きいため、音が聞こえる場合でもわずかです。精神的な疲れが音を感じる原因になることもあります。

Q

火葬中に血が噴き出すことがあるのですか?

稀に、火葬中に血や体液が噴き出すことがあります。これは体内に残っていた液体が火葬の高温によって膨張し、圧力がかかるために起こる現象です。特に腹部や肺の部分で発生しやすいですが、異常ではなく、火葬の一環として理解されている自然な現象です。遺族に直接影響することはありません。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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