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| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 樒(しきみ) |
| 学名 | シキミ属(マツブサ科) |
| 植物分類 | 常緑小高木 |
| 分布地域 | 宮城県、石川県より西の本州 四国、九州、沖縄 |
| 花の特徴 | 黄緑色を帯びた白い花 |
| 毒性 | 花、葉、茎、果実の全体に毒性あり |
| 用途 | 仏教行事、葬儀、寺院での供養 |
| 別名 | シキビ、ハナノキ、ハカバナ コウノキ、マッコウ |

| 宗派 | 使用方法 | 意味・由来 |
|---|---|---|
| 浄土真宗 | 華瓶(けびょう)という仏具に挿してお供え | 極楽浄土に湧く「八功徳水(はっくどくすい)」を表す |
| 日蓮正宗 | ・祭壇には生花ではなく樒を飾る ・仏壇やお墓にお供え | 日蓮系宗派での伝統的な供花 |
| 創価学会 | ・祭壇には生花ではなく樒を飾る ・仏壇やお墓にお供え | かつて日蓮正宗に属していた際の慣習を継承 |
| 真言宗 | 仏花として使用 | 弘法大師(空海)が青蓮華の代わりに樒を用いたことに由来 |


樒(しきみ)はどのような植物ですか?
樒はマツブサ科シキミ属の常緑小高木で、日本の本州、四国、九州、沖縄に分布しています。高さは2〜5m程度ですが、10mを超えることもあります。花や葉、茎から果実まで全体に毒性があり、取り扱いには注意が必要です。
樒は葬儀でなぜ使われるのですか?
樒は仏教の儀式でよく使われます。その強い香りは邪気を払うとされ、土葬時代には遺体を守るためにも使われていました。また、丈夫で枯れにくく、仏事での手間を減らすことから重宝されます。
樒を栽培する際の注意点は何ですか?
樒は乾燥、直射日光、寒さに弱いため、適度な湿度のある日陰で栽培しましょう。春か秋に植え付けるのが理想です。毒性があるため、小さな子どもやペットの手が届かない場所に置くことも重要です。
樒と榊の違いは何ですか?
樒は仏教の儀式で使われる一方、榊は神式の儀式で使用されます。樒は葉が柔らかく香りが強いのに対し、榊は葉が硬く、ほとんど香りがありません。用途や見た目でそれぞれ区別することができます。
樒の代わりになる植物はありますか?
一般的なものとして、榊(さかき)が挙げられます。他の例として、高野槙(コウヤマキ)、樫(かし)、椎(しい)などがあります。


東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。
葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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