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御霊前と御仏前のどちらを使う?宗派が分からない場合の対応法もご紹介

御霊前と御仏前のどちらを使う?宗派が分からない場合の対応法もご紹介

この記事は2分で読めます

御霊前と御仏前のどちらを使う?宗派が分からない場合の対応法もご紹介
香典の封筒に表書きを書く際に「御霊前」か「御仏前」どちらを書くべきか、迷う方は少なくありません。
「どちらを使うべきか」「宗派が違ったらどうすればよいか」と迷う方のために、この記事では「御霊前」と「御仏前」の意味や使い分け、宗派ごとの違いについて分かりやすく解説します。
宗教が不明な場合の適切な表書きもご紹介しているので、葬儀の参列の準備の際に参考になさってください。

【目次】

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御霊前と御仏前のそれぞれの意味

まずは「御霊前」と「御仏前」のそれぞれの意味について見ていきましょう。

御霊前

「御霊前」は、亡くなった方の「霊」に対して供える香典や供物の表書きとして使用されます。仏教では、故人が亡くなってから四十九日法要までの期間は「霊」の状態にあると考えられており、この間に行われる通夜や葬儀、初七日などで「御霊前」を使います。

御仏前

「御仏前」は、四十九日法要以降の故人が「仏」となった後に供える香典や供物に使われます。浄土真宗では、「即身成仏」という考え方に基づき、故人が亡くなった時点ですぐに仏になるとされるため、最初から「御仏前」を使用します。

香典での「御霊前」と「御仏前」の使い分け

香典での「御霊前」と「御仏前」の使い分け
香典の表書きには「御霊前」と「御仏前」を時期や宗教宗派によって使い分ける必要があります。
ここでは基本的な使い分けについてご紹介します。

四十九日前と四十九日以降

時期表書き理由備考
四十九日法要まで御霊前故人が「霊」として扱われる期間初七日、三七日などの法要を含む
四十九日法要当日御仏前四十九日目の法要で成仏するとされるため実際の日付が四十九日前でも、法要として執り行った時点から「御仏前」を使用
四十九日法要以降御仏前故人が「仏」としての扱いに変わるため一周忌、三回忌などの法要も含む
時期による使い分け



四十九日法要までは故人が「霊」として扱われるため、「御霊前」を使います。この期間は、初七日や三七日などの法要が続き、四十九日目の法要で成仏するとされます。それ以降は「仏」としての扱いに変わるため、「御仏前」に切り替わります。
そのため四十九日法要の際に使う表書きは「御仏前」です。

四十九日法要を四十九日立つ前の日付に繰り上げる場合もありますが、その場合でも四十九日法要として執り行った時点から「御仏前」を使います。

宗派別の使い方

宗派通夜・葬儀四十九日まで四十九日以降特記事項
浄土真宗御仏前御仏前御仏前「即身成仏」の思想により、亡くなった瞬間から仏とされる
その他の仏教宗派(浄土宗、真言宗、曹洞宗、日蓮宗など)御霊前御霊前御仏前四十九日を境に表書きが変わる
宗派不明の場合御香典御香典御香典宗派を問わず使用可能な表記
宗派別の使い分け



浄土真宗など一部の宗派では、「即身成仏」の思想に基づき、故人は亡くなった瞬間から仏とされます。そのため通夜や葬儀の際でも「御仏前」を使用します。
他の仏教宗派では四十九日までは「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」を使うのが一般的です。

もし宗派が分からない場合は「御香典」と記すのが無難です。「御香典」は宗派を問わず使用できます。

宗教ごとの香典の表記ルール

宗教ごとの香典の表記ルール
宗派・宗教表書きの内容香典袋の種類
神式・玉串料
・御榊料
・御霊前
白無地の包み
水引は双銀or双白、黒白の結び切り
カトリック(キリスト教式)・御ミサ料
・お花料
・献花料
「お花料」の表書きや十字架
白百合が印刷された市販の包み
プロテスタント(キリスト教式)・忌慰料(きいりょう)
・お花料
・献花料
「お花料」の表書きや十字架
白百合が印刷された市販の包み
宗教別の使い分け



香典袋の表記ルールは宗教によって異なり、それぞれの宗教儀礼に沿った表書きを選ぶことが大切です。

このセクションでは、神道、キリスト教(カトリック・プロテスタント)、および宗教が不明な場合の対応について詳しく解説します。

神道の場合

神道では、「御玉串料」「御神前」「御榊料」といった表書きを使います。神道の葬儀では、故人の霊が祖先神のもとに迎え入れられると考えられているため「御霊前」も使えます。
「仏」の考えは仏教用語なので「御仏前」は避けましょう。
香典袋は仏教を象徴する蓮の花が描かれているものは避け、無地の袋を選びます。

キリスト教(カトリック)の場合

カトリックの葬儀では、「御花料」や「御ミサ料」という表書きが一般的です。
キリスト教でも「御仏前」は使いません。
香典袋のデザインとしては、百合の花や十字架が描かれたもの、または無地で水引がない封筒を使用します。

キリスト教(プロテスタント)の場合

プロテスタントの葬儀では「御花料」「献花料」「忌慰料」といった表書きを用います。
封筒の選び方はカトリックと同様で、百合の花や十字架が描かれたもの、または無地で水引がないものを選びましょう。

無宗教・宗教不明の場合の無難な対応

宗教が不明な場合や無宗教の葬儀では、「御香典」または「御香料」と書くのが無難です。「御香典」には「お香を供える」という意味があり、仏教の枠を超えて広く使用されます。

キリスト教や神道では香を供えないため、「御花料」などの表書きが使われることもあります。

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宗教・宗派がわからない場合の3つの確認方法と対処法

宗教や宗派が不明な場合でも、以下の方法で適切な対応が可能です。

・喪主や親族に確認する
・葬儀会場や案内状から判断する
・どうしても分からない時の安全な選択肢

確認できる状況に応じて、最適な方法を選びましょう。

喪主や親族に確認する

喪主に直接確認をすれば、故人の宗教と宗派を確認できます。
注意しなければいけないのは、喪主ではなく故人の宗教を確認する点です。

葬儀は、故人の宗教と宗派をもとに行われるため気をつけましょう。

また、連絡を取る際は「お悔やみの言葉」を添え、丁寧な言葉遣いを心がけてください。

葬儀会場や案内状から判断する

葬儀の案内状やメールには、宗教・宗派が記載されている場合があります。まずは案内状や連絡文面を確認してみましょう。

宗教名だけで宗派が書かれていない場合は、葬儀会場に問い合わせると教えてもらえることが多いです。
また、式場が教会や寺院の場合は、どの宗派に属しているかを確認することで判断できます。

どうしても分からない時の安全な選択肢

突然の訃報で確認する時間がないときは、表書きを「御香典」とし、白無地の香典袋を選ぶのが無難です。

宗派ごとの細かな作法よりも、「弔意の気持ちを丁寧に伝える」ことが大切です。誠意をもって対応すれば、失礼になることはありません。

香典袋の選び方と書き方のポイント

香典袋の選び方と書き方のポイント
香典袋は宗教や包む金額などによって選び方が異なります。また香典袋には正しく表書きや名前、住所、金額を書くのがマナーです。
詳しく解説します。

適切な香典袋のデザイン

香典袋のデザインは宗教と包む金額によって変わります。

仏式では蓮の花が描かれたものが適していますが、神道やキリスト教では無地の袋を選びましょう。キリスト教では百合や十字架が描かれた袋も適切です。
5千円以下の香典には印刷された水引が付いた簡易な袋を使いますが、1万~3万円の場合は黒白の水引、5万~10万円以上の場合は双銀の水引が付いた袋を選ぶとよいでしょう。

水引の選び方

水引は結び方や色によって意味が異なります。弔事では「結び切り」という二度と繰り返さないことを願う結び方が使われます。色は黒白が一般的ですが、地域や宗教によって銀色の双銀結びが使われることもあります。

神道の場合、白地の袋に黒白または双銀の水引を選びます。キリスト教では基本的に水引のない袋を使うため、水引付きの袋は避けた方が無難です。

表書きの書き方

表書きは香典袋の表面の上部に書くもので、薄墨の筆ペンで記入するのがマナーです。表書きの上には「御霊前」や「御仏前」などタイミングや、宗教宗派に応じたものを書きます。
下には贈り主のフルネームを記入します。複数人で出す場合は、目上の人の名前を中央に書き、その左に連名で記入します。
3人以上になる場合は、代表者名だけを書き、中に全員分の名前と住所を書いた別紙を入れましょう。

香典の金額と包む際のマナー

香典の金額と包む際のマナー
香典の金額は、故人との関係や参列者の年齢・地域の習慣によって変わります。包む金額や渡すタイミングにもマナーがあるので確認しておきましょう。

関係性に応じた香典の金額相場

香典の金額は、故人との関係性に応じて以下のように変わります:

両親・配偶者の親:50,000円~100,000程度
兄弟姉妹・祖父母:10,000円~50,000円程度
親戚(おじ・おば、いとこなど):5,000円~30,000円程度
友人・知人・同僚:3,000円~10,000円程度


年齢が上がるにつれ、また親しい関係であるほど高額になる傾向があります。また、地域によっても相場が異なることがあるため、地域の慣習を確認しておくと良いでしょう。

避けるべき金額

香典の金額には避けるべきルールがあります。
「4」や「9」を含む金額は「死」や「苦」を連想させるため避けましょう。
また偶数の金額は「故人との縁が切れる」といった意味合いがあるため、奇数の金額を選ぶことが一般的です。

お札の入れ方・マナー

香典に使うお札は、新札ではなく、使い古した札を用いるのがマナーです。新札しかない場合は、軽く折り目をつけてから使用します。これは「不幸を予測して準備していた」という印象を避けるためです。

お札を香典袋に入れる際は、肖像が袋の裏面に向くようにします。これは、哀悼の意を込めて「顔を伏せる」という意味合いがあります。複数枚入れる場合は、すべて同じ向きに揃えて入れるようにしましょう。

まとめ

「御霊前」と「御仏前」は基本的に四十九日法要を境に代わります。
四十九日法要を持って故人が霊から仏になるという仏教の教えに基づくマナーです。
浄土真宗では、亡くなった直後から「仏」とみなされるため、最初から「御仏前」を使います。
また神道やキリスト教では「御仏前」は使われません。

もし迷った場合には「御香典」を選ぶのが無難です。「御霊前」と「御仏前」の使い分けを理解することで、弔事の場面でも安心して対応できるようになるでしょう。

よくある質問

Q

御霊前と御仏前はどう使い分けますか?

「御霊前」は、故人が亡くなってから四十九日まで使用します。四十九日法要で霊から仏になると考えられるため、それ以降は「御仏前」に切り替えるのが一般的です。浄土真宗では即身成仏の教えに基づき、初めから「御仏前」を使用します。

Q

宗教が分からない場合はどう対応すれば良いですか?

宗教が分からない場合は、「御香典」と書くのが無難です。「御香典」は宗教や宗派に縛られず、幅広く使える表書きです。神道やキリスト教では「御仏前」が使えないため、こうした場合でも失礼に当たらない選択になります。

Q

神道やキリスト教では御霊前や御仏前を使いますか?

神道では「御霊前」が使われますが、「御仏前」は避けます。キリスト教では「御霊前」も使える場合がありますが、プロテスタントでは使わないことが一般的です。代わりに「御花料」や「忌慰料」を使用するのが望ましいです。

Q

浄土真宗の葬儀に「御霊前」を使っても良いですか?

浄土真宗では、亡くなった瞬間から仏とされるため、「御霊前」は使いません。通夜や葬儀でも最初から「御仏前」を使用するのが正しいマナーです。浄土真宗の葬儀に参加する場合は、この点に注意しましょう。

Q

宗派がわからない場合、香典袋はどうすればいいですか?

宗派がわからない場合は、白無地の香典袋に黒白または双銀の水引を選ぶのが最も無難です。 表書きは「御香典」とし、宗教色のある蓮や十字架などの模様は避けましょう。 どの宗派にも通用する形式で、失礼のない弔意を示すことができます。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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