葬儀の口コミロゴ

評判の良い葬儀社に
依頼できる口コミサイト

閲覧履歴

閲覧履歴

メニュー

「ご冥福をお祈りします」はどう言い換える?使用マナーや文例も紹介

「ご冥福をお祈りします」はどう言い換える?使用マナーや文例も紹介

この記事は2分で読めます

「ご冥福をお祈りします」はどう言い換える?使用マナーや文例も紹介
葬儀の場やテレビで訃報のニュースが放送されたりするときに、「ご冥福をお祈りします」はよく使われます。訃報に際して使いますが、実は全場面で万能な言葉ではないというのはご存じでしょうか。キリスト教や神道では不適切な表現ですし、しばらく経ってから使うのもあまり良くありません。 そこでこの記事では、「ご冥福をお祈りします」の言い換え表現や宗教・宗派による違いなどを解説します。適切に使えてこそ、良識を持ったお悔やみを伝えられるはずです。 最後まで読んで、正しい挨拶で故人を偲びましょう。

【目次】

相談できるお葬式

powered by Delight Ad

「ご冥福をお祈りします」の言い換え表現とは

「ご冥福をお祈りします」の言い換え表現とは
「ご冥福をお祈りします」はとてもよく使われる表現です。その他の使用例を、ここでは3パターン紹介します。

関連記事

「謹んでお悔やみ申し上げます」とは?

「謹んでお悔やみ申し上げます」とは?

お悔やみ申し上げます

宗派を問わず、仏教式の葬儀では使われる挨拶です。「悔」の漢字に、人の死を悲しみ・弔う意味があります。故人との別れを悼み、遺族とともに悲しんでいるという気持ちが伝わるでしょう。
また「心よりお悔やみ申し上げます」「謹んでお悔やみ申し上げます」は、より丁寧な表現です。

この度はご愁傷様です

この挨拶も宗派を問わず、仏教式の葬儀でよく聞きます。
「ご愁傷様」は傷心している遺族に対して、慰めの言葉を掛けるような表現です。

まれに「ご愁傷様です」が日常で皮肉などを込めて使われる場合があり、ふさわしくないと考える方もいるので使い方には注意しましょう。

哀悼の意を表します

口頭では使わない、文章や弔電でのみ使う言葉です。
「哀悼」とは故人の死を悼み、悲しみを伝える意味があります。「謹んで哀悼の意を捧げます」というのは、政府の公式発表のようなより丁重な表現方法です。

「ご冥福をお祈りします」とは

「ご冥福をお祈りします」とは
最も使用頻度の高い「ご冥福をお祈りします」の表現方法について、紹介します。使う際の注意点や、どの場面で使うのが適切かなどを確認しましょう。

「ご冥福をお祈りします」とは

「冥福」の言葉は、来世での幸福を祈りますという意味です。「冥」は冥界(めいかい)や冥土(めいど)であの世・来世を意味し、「福」は幸福の意味があります。故人が極楽浄土までの道のりを、無事に過ごせるようにと願う言葉です。

来世の幸せを祈っている、極楽浄土に行くように願っていますとの思いが込められています。

使う際の注意点とは

「ご冥福をお祈りします」は来世での幸せを祈りますと伝える表現なので、遺族に使うのは不適切です。必ず冒頭に、故人名「〇〇様」と言いましょう。

また冥界・冥土の考え方は仏教の世界観なので、キリスト教や神道の葬儀では使いません。
浄土真宗では死後即座に極楽浄土に向かうとされていて冥土の旅の考えはないので、「ご冥福をお祈りします」は使いません。

使用できる期間はあるのか

「ご冥福をお祈りします」は葬儀の場などでよく使いますが、表現方法として明確に使える期間が決まっているわけではありません。

仏教の世界では亡くなった者の魂は、四十九日経過したあとに極楽浄土へと向かうとされています。
つまり極楽浄土への旅路を願う「ご冥福をお祈りします」の表現は、四十九日法要後に使うのはあまりふさわしくありません。

宗教・宗派別の「ご冥福をお祈りします」の表現方法とは

宗教・宗派別の「ご冥福をお祈りします」の表現方法とは
「ご冥福をお祈りします」は、仏教思想に基づくお悔やみの挨拶です。宗教や宗派によっては、正しい表現ではないので注意しましょう。

神道の場合

神道では亡くなった者は、その家を守るご先祖様として神様になるとされています。冥界や冥土の仏教思想とは異なるので、「ご冥福をお祈りします」は不適切です。
御霊(みたま)という表現を用い、「御霊のご平安をお祈り致します」や「ご安息を祈念致します」などと挨拶しましょう。

キリスト教の場合

キリスト教では亡くなることに対して、マイナスなイメージは基本的にありません。神様の下に向かうのは、永遠の祝福を受けるとされています。「ご安息を祈念します」「安らかな眠りを祈念します」などが適切です。

浄土真宗の場合

仏教の中でも浄土真宗は、死後の考え方が他の宗派と異なります。通常魂は、極楽浄土に向かう旅路を49日間を掛けて行います。冥土の旅、冥福は極楽浄土までの行路を祈る気持ちも含まれた表現です。

しかし浄土真宗では死後即座に極楽浄土に向かうとされているので、冥土までの行程はありませんので、「ご冥福をお祈りします」はふさわしくありません。
「冥福」は使用せず、「安らかな眠りを祈念致します」「お悔やみ申し上げます」と挨拶しましょう。

この記事を読んでいる方へ

葬儀の準備は早めが安心。

まずは無料で相談してみませんか?

葬儀の口コミで葬儀社をさがす

宗教・宗派不明のときの表現方法とは

宗教・宗派不明のときの表現方法とは
葬儀に参列する場合は宗教や宗派が分かりますが、参列できず挨拶状を出すときは相手先の宗教や宗派が分からない場面があるかもしれません。そのようなときは、宗教や宗派に関連性のない挨拶表現をしましょう。

「お悔やみ申し上げます」「安らかな眠りを祈念致します」は宗教色を感じさせない表現として、あらゆる場面で使えるので、覚えておきましょう。

「ご冥福をお祈りします」の注意点と文例

「ご冥福をお祈りします」の注意点と文例
「ご冥福をお祈りします」の挨拶をする際の、注意点と文例を紹介します。
予期せず起こるものなので、事前に知っておいて適切な挨拶ができるように把握しておきましょう。

「ご冥福をお祈りします」の注意点

ご遺族に対して、故人の死因を聞くのは失礼にあたります。こちらが知っていても、死因などを話しに出すのもマナー違反です。注意しましょう。

また忌み言葉も適切ではありません。忌み言葉とは「重ね重ね」や「引き続き」などの不幸が重なるのを連想させる言葉や、「迷う」「忙しい」などの魂が浮かばれないと想像させる言葉です。特に年長の方などに挨拶する場合は、注意しましょう。

電話の場合

電話で伝える場合は、相手も忙しいはずなので手短にお悔やみを伝えるようにします。

「ご連絡頂きありがとうございます。突然のことで驚いておりますが、謹んでお悔やみ申し上げます。」

メールやLINEの場合

お悔やみを伝えるのに正式なものは、現代でも弔電が主流です。しかし最近では、メールなどでお悔やみを伝える場合もあります。
送信する相手との関係性を考慮して、使用しましょう。

「ご連絡頂きありがとうございます。突然のことで驚いておりますが、略儀ながらメールにて謹んでお悔やみ申し上げます」

上司や目上の人への場合

発信手段としては、弔電を使用しましょう。メールなどは目上の方には、不適切です。故人への感謝を込めて伝えましょう。

「突然の訃報に驚いております。謹んでお悔やみ申し上げます。仕事のことは気になさらず、ご家族のそばに寄り添ってあげてください。返信も不要です。」

友人の場合

友人へのお悔やみを伝える場合でも、丁寧な挨拶を心掛けましょう。普段の関係性からフランクになりがちですが、注意が必要です。
「知らせを聞いて、残念に思っています。ご冥福をお祈りします。何かできることがあったら連絡ください。」

まとめ

葬儀の中には、数々のしきたりなどがあります。
その中でも挨拶表現は、遺族に直接伝える大切なものです。「ご冥福をお祈りします」は、神道やキリスト教・浄土真宗ではふさわしくありません。遺族の方に対して失礼にならないように、挨拶する必要があります。
適切な表現を用いて、故人を偲びましょう。

この記事を読んでいる方へ

葬儀の準備は早めが安心。

まずは無料で相談してみませんか?

よくある質問

Q

「ご冥福をお祈りします」の丁寧な表現とは

「ご冥福をお祈りします」は、故人へのお悔やみの表現です。冒頭に「〇〇様」と添えることを忘れないで、「謹んで」や「心より」などを付けるとより丁寧です。

Q

お悔やみ申し上げますと冥福を祈るどちらが正しいですか

お悔やみの挨拶としてどちらが正しいということは、ありません。適切に使う必要があります。「冥福を祈る」は仏教思想に基づくので、神道・キリスト教の挨拶としてはふさわしくありません。また浄土真宗でも不適切です。

Q

「ご冥福をお祈りします」の代わりの言葉とは

「ご冥福をお祈りします」の代わりの挨拶は、「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」の2つです。「哀悼の意を表します」は口頭では使わなない、文章内のみでの挨拶表現です。

Q

「ご冥福をお祈りします」は誰に言っちゃダメか

「ご冥福」は、冥土に向けての旅路の無事を祈る意味が込められています。遺族に対して言うのはマナー違反です。必ず冒頭に故人名「〇〇様の」と付けましょう。

葬儀の口コミ公式LINEバナー
相談できるお葬式

powered by Delight Ad

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

X Icon

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

【書籍】
後悔しない葬儀とお墓選び

Amazonランキング 冠婚葬祭・マナー部門1位獲得

『後悔しない葬儀とお墓選び』

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2025/5/30)

もしもの時に後悔しない選択をするために 葬儀とお墓選びで多くの方が失敗する落とし穴を徹底解説 国内最大手の葬儀社&お墓の口コミサイト 「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」運営社代表による、 損しないために知っておきたい、葬儀・お墓の基礎知識

【インタビュー記事】
「葬儀業界のインフラ企業」を目指して!AI活用で課題を解決するニッチ市場のオンリーワンとは

葬儀社/斎場/火葬場を探す

← ニュース一覧に戻る
葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる
口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園お墓が見つかる
口コミサイト

葬儀の口コミロゴ

葬儀の口コミ

評判の良い葬儀社が見つかる口コミサイト

お墓の口コミロゴ

お墓の口コミ

評判の良い霊園・お墓が見つかる口コミサイト

← ニュース一覧に戻る