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年賀状じまいの本当の理由は手間…当事者の声と1,003人調査で見えた「値上げだけでは語れない」本音

年賀状じまいの本当の理由は手間…当事者の声と1,003人調査で見えた「値上げだけでは語れない」本音

この記事は2分で読めます

年賀状じまいの本当の理由は手間…当事者の声と1,003人調査で見えた「値上げだけでは語れない」本音
「ハガキ代の値上げが年賀状じまいをしたきっかけですね」
そう話すのは、30代前半の女性・山本さん (仮名・2児の母) です。
2024年10月、ハガキ代が63円から85円に値上げされたことを機に、親戚や家族へ年賀状じまいを伝えたと言います。

「葬儀の口コミ」が2024年11月に実施した「年賀状と喪中はがきの文化に関する調査」(回答者1,003名)でも、値上げをきっかけに年賀状じまいを選んだ人は19.4%でした。
ホームセンターには年賀状じまい専用ハガキやスタンプが並び、ニュースでも取り上げられるなど、辞める側を後押しする環境が整いつつあります。

しかし、“値上げ”は年賀状じまいの入口に過ぎません。
毎年年賀状を送っていた2名に話を聞くと、どの家庭にも当てはまりうる、もっと深い事情や気持ちが見えてきました。
この記事では、1,000人に実施した調査とインタビューを通じて、年賀状じまいの実態について紹介します。

【目次】

      当事者と1,000人の声からわかった年賀状じまいの本音
      喪中が年賀状じまいのきっかけになったケース
    1. 喪中をきっかけに年賀状じまいを決断した木村さん
      LINEやSNSが年賀状じまいの代替手段として注目されている理由
      角を立てない年賀状じまいの伝え方
      年賀状じまいは関係を壊すのか?
      年賀状だけではない!負担に感じるお正月行事
      まとめ
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当事者と1,000人の声からわかった年賀状じまいの本音

当事者と1,000人の声からわかった年賀状じまいの本音
山本さんは年賀状じまいをした理由として、値上げ以外にも「費用負担」「手間の多さ」を挙げ、次のように話しました。
「印刷代も含めると毎年3,000円ほどかかっていました。割引期限に焦るのも負担で」

「葬儀の口コミ」の調査結果でも、
・手間の軽減(43.2%)
・メールやSNSで十分(42.7%)

といった回答が上位に並び、費用だけでなく、毎年かかる作業負荷が年賀状じまいをする大きな理由になっています。

年賀状に使う写真の選定や文面の準備は、意外に時間がかかるものです。

多くの印刷会社は、11月〜12月の初旬にかけて年賀状の割引サービスを展開しています。
しかし、年末に近づくにつれて忙しくなる家庭もあるほか、年賀状を用意するしんどさから、割引サービス期限に焦ってしまう場合も少なくありません。

印刷サービスを利用したとしても、家族の写真を選定したり、親戚ごとに送る内容を変えたりなど、思った以上に手間がかかります。

「今年からは早割のことを気にしなくていいと思うと、本当に気持ちが軽くなりました」
山本さんは、年賀状じまいをして感じた解放感を語ってくれました。

喪中が年賀状じまいのきっかけになったケース

木村さん(仮名・30代後半・2児の母)は、喪中をきっかけに年賀状じまいを決断した一人です。

「ここ3年喪中が続き、年賀状の負担感がずっと気になっていました。いい機会だと思い、年賀状じまいをすることを伝えました」

年賀状のレイアウトを考え、写真スタジオに取りに行くなど、一連の作業は毎年1週間ほどかかっていたと言います。

「年賀状の束を保管しておかなくてよくなったことも大きかった」と話し、心理的・物理的な負担からの解放が伝わってきます。


「なんとなくで続けていた人間関係も見直せてよかった。毎年気遣いをするのがストレスに感じていました」と木村さん。

人間関係を見直すことができるのも、年賀状じまいのメリットの一つです。

普段顔を会わせない親戚に気を遣うのも大変なため、年賀状じまいで気が楽になる方もいます。

木村さんは、年賀状じまいの伝え方として、寒中見舞いのタイミングで年賀状じまいを知らせたとのこと。代替手段はLINEでの連絡に一本化しました。


喪中をきっかけに年賀状じまいを決断した木村さん

画像
木村さんは年賀状じまいをした理由として、手紙世代の親戚が亡くなった背景を挙げています。

「ここ3年喪中が続き、祖父母などの手紙を中心に連絡を取る親戚が減りました。年賀状じまいをしても問題ないと思う状態だったと思います」

木村さんのように、冠婚葬祭は年賀状じまいをしやすいタイミングと言えるでしょう。


なお、「葬儀の口コミ」の調査では「誰にも送らない」完全な年賀状じまいをした人は65.7%。残りの34.3%は一部の人には継続しています。

木村さんも「相手から届いた場合のみ、改めて年賀状じまいを伝えます」と話し、柔軟な対応を心掛けていくと語りました。

LINEやSNSが年賀状じまいの代替手段として注目されている理由

山本さんは代替手段として、LINEと写真共有アプリ「みてね」を活用しています。

「みてね」とは、ミクシィが運営する家族間で使用できる写真共有アプリです。
写真をアプリにアップロードすると、家族が閲覧でき、感想を投稿したり、いいねを押したりできます。

「3日に1回くらいのペースで子どもの写真を共有しているので、わざわざ年賀状で近況報告をする必要性を感じなくて」

山本さんのように定期的なコミュニケーションがある家庭では、紙の年賀状を使わなくとも関係性を保てることがわかるでしょう。
その一方で、山本さんは、必要に応じて年賀状を送ることを検討していると言います。

「保育園の先生など一部の人には、子どもと一緒にイラストを描いて送るのも楽しそう」と話すなど、柔軟に対応する姿勢が関係を保つコツなのでしょう。

角を立てない年賀状じまいの伝え方

角を立てない年賀状じまいの伝え方
年賀状を楽しみにしている人もいるため、一方的に宣言すると誤解を生む可能性があります。
関係を保ちながら年賀状じまいをするポイントは、まず打診することです。

「年賀状じまいを考えているんだけど、どう思う?」

この一言で、相手は気持ちを共有しやすくなります。
山本さんは家族や親戚に話したところ、「言い出してくれてありがとう」と感謝されたと言います。

木村さんも反対はなく、むしろ相手もホッとしているように感じたとのこと。
惰性で続いていた関係であれば、今回の年賀状じまいが自然な人間関係の整理につながるケースもあります。

年賀状じまいは関係を壊すのか?

年賀状じまいは関係を壊すのか?
「葬儀の口コミ」の調査では、年賀状文化の簡略化に反対する人は18.8%いました。
伝統の喪失や、関係性の希薄化を心配する声が主な理由です。

しかし、半数以上は賛成派で、
「家族との時間を大切にしたい」
「負担を減らしたい」

このような前向きな理由が多く見られました。

2人のインタビューからも、年賀状じまいは人間関係を壊すものではなく、自分らしいコミュニケーションを選ぶ選択であるのがわかります。
大切なのは、年賀状以外の関わり方です。
定期的に連絡を取っていれば、関係が途切れることはなく、人間関係のトラブルになるリスクもありません。

年賀状だけではない!負担に感じるお正月行事

「年賀状以外に簡略化されてほしいお正月文化はありますか?」

山本さんと木村さんに尋ねたところ、二人とも「おせち文化」は簡略化されてほしいと答えました。

特に木村さんは「おせちはお正月にしか作らないので、毎年とてもプレッシャーを感じています」と話します。

山本さんも「伊達巻など、あまり好きではないものを無理に揃えるのはあまり気が進まないんですよね」と、無理しておせち料理を用意するのは大変だと語りました。

お正月におせち料理があるのは、当たり前のように思えます。

しかし、年賀状のように、おせちを必ず食べるのが当たり前というわけではありません。

年賀状じまいと同じように、お正月の過ごし方を一度見直すのもいいでしょう。

まとめ

年賀状じまいは、負担軽減だけでなく価値観のアップデートとも言えます。

・普段から関わりのある人には、年賀状じまいを伝え、その分の時間を別のコミュニケーションに
・なかなか会えない人や、感謝を伝えたい人にはあえて年賀状を送る

義務ではなく「関係を育てる手段」として年賀状を再定義すれば、新しいつながり方が見えてくるはずです。
今年のお正月をきっかけに、年賀状じまいを検討してはいかがでしょうか。

調査概要: 「年賀状と喪中はがきの文化」に関する調査
調査期間:2024年11月26日~11月27日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社ディライト
調査対象:20~70代の男女
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
有効回答数:1,003人


調査概要:年賀状じまいを実施したユーザー調査
調査期間:2025年11月23日~11月25日
調査方法:オンラインインタビュー
調査主体:株式会社ディライト
調査対象:30代の年賀状じまい実施者(男女)
回答者数:2人
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葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
この記事の監修者

株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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